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のだめカンタービレ11

901 名前:536―受難の日〜17巻より(前)[sage]:2007/02/17(土) 18:47:12 ID:mzlZ8bgE
>>900さんのリクにお応えできるモノではないと思いますが…。
17巻最大の萌えP、167ページで妄想してみました。
エロは薄めで苦め。食後のエスプレッソ代わりにドゾ

―――受難の日(前)

昨夜も、のだめは千秋の部屋に来なかった。
酒を呷ってやっとのことで眠りについた千秋が横たわるベッド。

のだめが足音を忍ばせてやってきて、キッチンのストッカーを漁って、熊肉の缶詰を取り上げる
「何か食べるものは、ねーがー。…先輩、輸入してるんデスか」
振り返ったシンクの脇にはりんごが3つ。どうぞと言わんばかりに赤い実が、のだめを誘惑している。
一番おいしそうなのを手に取るのだめ。
「ひとつ、いただきマスね」

ベッドの上の千秋は、相変わらず寝相が悪い。
上掛けは腰まではだけ、シャツからヘソがのぞいている。
そんなにも乱れた寝相なのに、きっちりベッドの片側が空けてある。
左腕は、まるで誰かの頭を乗せているかのように伸ばされて。

「最高の寝相デスね…」
のだめは、千秋の乱れた前髪をかきあげて、ぷちゅん、と額に唇を押し当てた。

―のだめ?

おでこに触れるやわらかい唇に、目を覚ます千秋。
―やっと、来た?おせーよ、お前

―しばらく寝たフリしてやるか
千秋は目を閉じたまま。

「何だー、先輩起きませんねー」
のだめがベッドの上に上がりこみ、空いていたスペースにすっぽりと潜り込む。
ジグソーパズルのピースのように、ピッタリとそこにはまった。
千秋の心臓のピッチはどんどん上がっていく。

―バレるかな。……ん?

目を閉じているのでよくわからないが、のだめが何だかゴソゴソと動いている。
―あ…

902 名前:536―受難の日〜17巻より(後)[sage]:2007/02/17(土) 18:48:56 ID:mzlZ8bgE
のだめは、自分でワンピースの前ボタンを外して胸を露わにすると、その柔らかいふくらみを千秋の胸に押し当ててきた。
そして…、ワンピースの裾に手を入れて、自分の…、クリトリスを愛撫し始める。
見ていないけれど、千秋には、体に時々触れる腕の位置と動きでわかる。
自分の胸に押し付けられて形を変えているのだめの胸の真ん中が、だんだんと固くなっていくのを感じた。

―こんなにドキドキしてるから絶対バレると思っていたのに、そんなに夢中なんだ…。
―見たい…、触りたい…、声が聞きたい…、でも今俺が目を開けたらのだめは…。
夢にまで見るその白い乳房をてのひらこね、固く尖った頂を口の中でコリコリと転がしたい。
滑らかな肌の上に唇を滑らせ、柔らかい皮膚に俺のしるしをいくつも刻みたい。
でも…、このままのだめのなすがままに、触れられているのも捨て難いほど…、
―キモチイイ…

のだめが、熱い吐息を漏らしながら千秋の胸に指と唇を這わせる。もう一方の手はおそらく自分への愛撫を続けている。
朝っぱらから、いや、朝だからこそ硬く張りつめて存在を主張する千秋のモノに、のだめの指がたどり着いた。
長い指が、その輪郭に沿って下から上に撫で上げる。人差し指と中指と親指でその首をきゅっと掴む。
布の上からの刺激でも十分に感じるが、勃ちあがってしまったものを早く解放してやりたい。

―胸をはだけてるのは…、俺が寝ぼけてやったと思い込んでるフリをすればいいし、自分でシてるのはここからじゃ
見えないから、気づかないフリをすればいいか…。
とにかく、もう限界だ…

「…の………?!」

のだめを抱き寄せようとした千秋の腕は空を切った。
目を開けた千秋の前にはベッドのシーツだけ。

「あ…」
下腹にベトつくような不快な感触をおぼえ、そこに視線を移すと、さっきまでの淫らな感覚の訳を知った。
―最悪だ…、この歳になって夢精なんて。
千秋は片手で口を覆いながら、どうしようもない自己嫌悪と飢餓感に襲われた。

―夢じゃなかったらよかったのに。…のだめ。
けれど、額に残る唇の感触だけは、その後のふわふわした感覚とは、明らかに違うリアリティーがあった。
起き上がって、キッチンをのぞくと、ストッカーをかき回した後と、…シンクの上にはリンゴが二つ。
―1個、減ってる。

―やっぱり、来たんだ。
起こしてくれればよかったのに。そしたらリンゴだって、むいてやったのに。
千秋が果物ナイフでクルクルと器用に皮をむくのを見て、「ほゎあ〜」と頬を上気させるのだめの顔が脳裏に浮かぶ。

―こっちに来いよ、と何で言えないのかな…

ぼんやりと考える千秋の耳に携帯が鳴り響く。
それは、さらなる受難の一日の開幕を告げるベルだった。

―――ああ、神の小羊、あなたに罪はないのに―――(マタイ受難曲 第1曲より)

―終―

903 名前:536[sage]:2007/02/17(土) 18:51:06 ID:mzlZ8bgE
以上デス。
そろそろ新スレでしょうか?
最近私が激しく消費してる気がして申し訳ないので、勃ててみようと思うのですが、
テンプレ、関連スレの更新以外に何かありましたらご意見ヨロシクです。

904 名前:536[sage]:2007/02/17(土) 19:22:29 ID:mzlZ8bgE
>>901の訂正、900さんではなく899さんでした<本誌絡みシチュ
…面目ないです。

905 名前:新すれ立てました[sage]:2007/02/17(土) 21:08:57 ID:mzlZ8bgE
のだめカンタービレ12
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1171713809/

これで誕生日祝い、もっと来ませんかねー♪

906 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2007/02/17(土) 21:35:00 ID:FMhymPu9
>>882
ブラヴォー!
楽しませて貰いました。シリーズ楽しみにしてます

>>901
萌えーってかコミック見た後読むと二度おいしい
もっと書いてくれ!GJ

907 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2007/02/17(土) 21:47:23 ID:pdOUdJXq
536さま、リクにお答えいただきありがとうございました。
萌えーデス。
またお願いしますね!

908 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2007/02/17(土) 22:07:22 ID:1xep5JLy
本誌に絡んでなくてもいいから
あっさり短いエロもいいよね。
職人さま、お願いいたします。

909 名前:名無しさん@ピンキー[SAGE]:2007/02/18(日) 10:32:43 ID:tlZIpho0
あっさり短いエロってもうちょっと具体的にいうとどんなん?

910 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2007/02/18(日) 10:54:41 ID:EJeQ/zr1
908さんじゃないですけど
トンネルでイチャイチャみたいなやつ
手をつないでコンサト帰り
街燈の下でとか
河岸のベンチで夜景を見ながらとかいいですね

キッチンとかバスルームとかクロゼットとかいうシチュも好きです
でも「ちゃんと寝室行こう」って長くなるかな

お願いいたします、職人サマ




911 名前:908[sage]:2007/02/18(日) 11:25:06 ID:C2DaDNVY
ちょっと前にあった、千秋がのだめに無理矢理…って夢を見た後に
お風呂入ってしようとしてたらのだめが突入してきて、そのまま…ってやつみたいな。

キッチンでとかも読みたいかな。
前スレかその前あたりで指フェラ→キッチンでそのまま…ってのがあったけど、あれも良かったなー

職人さま、投下ヨロです。

912 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2007/02/18(日) 14:17:42 ID:6vfsbALs
指→キッチンは良かったですよね。

それにしても現スレは最近の中じゃ活気あって、しかも荒れなくて良かった。

神もそれぞれ個性的で面白かったです。みなさんGJ

913 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2007/02/18(日) 17:45:49 ID:Op3cK8Uv
ちょうど「キッチン」で書いていたので……。
初めて書いたもの、投下させてください。
千秋×のだめ、やや甘口、エロはノーマルです。


914 名前:正しいカレー1[sage]:2007/02/18(日) 17:47:40 ID:Op3cK8Uv
トン、トン、トン……。
キッチンからたどたどしい包丁の音が聞こえる。
「貸せ。オレがやる」
背後に回り、声をかけると、のだめは口をとがらせたまねぎのみじん切りに集中していた。
「いいデス! 先輩は疲れてるんデスから。今日はのだめが“正しいカレー”を作りマス!」
「……わかったよ。じゃあ、米だけといでおく」
「お願いしマス」

やれやれ……。何時間かかることやら。
炊飯器のタイマーをセットすると、オレはソファに沈むように座り、再び、
じゃがいもと格闘しているのだめの後ろ姿をぼんやりと眺めた。
のだめはふだん、キッチンに立つときにエプロンをしない。
ずぼらなせいもあるが、エプロン自体を持っていないのだ。
見かねて無理やりオレののエプロンをつけさせたこともある。
それが今日は、白い、フリル付きの新妻ふうエプロン姿。
「ヨーコが作って送ってきてくれました! どですか? 似合いますか?」
カレーの材料を抱えて、エプロンの裾を摘んでくるりと回ってみせた、つい先ほどの
のだめの姿を思い出していた。
今日の黒い半袖シャツワンピースに合わせると、なんだかメイドコスプレみたいだな……。
そんなとりとめのないことに考えを巡らせている自分に気づき、おかしくなってひとり笑う。
こんなふうに時間を気にせず、のだめと二人、のんびりできるのは本当に久しぶりだ。

915 名前:正しいカレー2[sage]:2007/02/18(日) 17:49:35 ID:Op3cK8Uv
「先輩、眠っちゃったんですかー?」
いつの間にかうとうとしていたらしい。目を開けると、上からのだめが心配そうにのぞき込んでいた。
あわてて、ソファから体を起こそうとする。
「……悪い……寝てた。オレも手伝うよ」
「もう煮込むだけデスから、大丈夫デス。眠っててください。できたら起こしてあげマスから」
のだめは枕代わりにクッションを持ってきて、オレの頭の下に差し込みながら言った。
「……ん」

珍しくエプロンなんかつけているせいもあるんだろうか。
まるで母親のようなその仕草に身を任せながら、オレはくすぐったいような気持ちになり、
無性にのだめに甘えたくなった。
のだめの腕をつかみ、ソファに引っ張り込む。
いきなりのことに、のだめはよろけてオレの胸の上に倒れ込んだ。
「……びっくりするじゃないですか〜。危ないデスよ。先輩……」
顔を起こし、目を丸くしてのだめが抗議する。
息がかかるほどの距離、のだめの髪から、首筋から、やわらかな花のような香りが漂ってくる。
香水をつけているわけでもないのに。オレだけにわかるのか? 
もっとこの甘い香りを味わいたい。肺いっぱい満たしたい。
のだめの脇に手を差し入れ、体を引っ張り上げるようにして自分の体の上にのせ、抱きしめた。

916 名前:正しいカレー3[sage]:2007/02/18(日) 17:50:59 ID:Op3cK8Uv
「ダメですよ……先輩。カレー……」
「煮込むだけなんだろ?」
のだめの体の心地よい重みと体温を全身で感じながら、軽い口づけを繰り返す。
やわらかな両頬を手で挟むように包み込み、額をくっつけてのだめの瞳の中をのぞきこむ。
「……そデスね」
頬を染めながら、少し考えるように一瞬視線をそらすと、
「……のだめ、手、洗ってきますね」
オレの両手をやさしい手つきでそっと外させると、立ち上がってキッチンに向かった。
ソファから起きあがり、その後を追う。

「あ……先輩。ちょっ……」
「……」
「ダメですよ……。ちゃんとあっちに行ってから……」
答えずに、オレは黙ったままのだめを背後から抱きしめ、さらさらと揺れる髪を鼻先で
かき分けるようにして、その甘い香りを吸い込み、うなじに首筋に耳に、今度は激しく、
何度も口づけた。
「ん……」
のだめの唇からため息混じりの声が漏れる。体の力が抜け、ぐったりとオレに体重を預けた状態だ。
「……真一……くん」
なおも無言で顎をつかんで、顔をこちらに向けさせ、貪るように唇を味わい、舌を絡ませ合う。
「しんいち、くん……。何か、しゃべって、ください」
激しい口づけをどうにか受け止めながら、のだめがうっすらと目を開け、とぎれとぎれに呟く。
「……したい」
「もう……、それだけですか?」
頬をふくらませ、唇をとがらせたのだめを見て、オレは吹き出しながら、
「手、ついて」
手首をつかんでシンクの縁に手をつかせると、ワンピースの裾をめくり上げた。

917 名前:正しいカレー4[sage]:2007/02/18(日) 17:53:18 ID:Op3cK8Uv
少し腰を突き出すような格好になったのだめの脚の間に、自分の膝を割り込ませるようにして、
のだめの体をシンクに押しつける。
白いレースの小さなショーツは外からでもわかるほどぐっしょりと濡れていた。
「あ……真一くん、待って……ここじゃ……」
「……こんなに濡れてるのに」
ショーツの中に滑り込ませた中指でなぞるように蜜をすくい取り、またそれを塗り込めるように、
いちばん敏感な突起をくるくると撫でる。
「だって……ん……あっ」
のだめの膝が崩れ落ちそうになるのを自分の膝で支えながら、空いている手でショーツを取り去る。
エプロンの肩をおとし、ワンピースの前ボタンを外して上半身をはだけさせ、ブラを上にずらすと、
真っ白でやわらかな胸は、ブラのアンダー部分に乱暴に押しつぶされるようになり、
小さなピンク色の蕾を余計に目立たせている。
先ほどの蜜が絡みついた指で、その突起を撫で、摘むと、のだめは高い声を上げ、
淡いピンクに色づいた肌を震わせた。

オレはたまらなくなり、ブラをはぎ取るようにして外し、のだめに正面を向かせ、
その柔らかい肌に夢中で吸い付いた。

918 名前:正しいカレー5[sage]:2007/02/18(日) 17:58:16 ID:Op3cK8Uv
気づけばワンピースはほとんど脱げ、エプロンの腰のリボンに押さえられてかろうじて留まっていた。
エプロンの肩を元に戻してから、裾を引っ張ってワンピースだけを床に落とす。
「えっ……」
びっくりしたようにオレを見上げるのだめ。
「……やらしい。のだめ」
再び、後ろ向きの姿勢をとらせると、のしかかるようにきつく体を抱きしめ、胸をまさぐる。
エプロンの薄い生地越しに、一層際立つ、つんととがった蕾の形を指先でなぞる。
「……っ……こんな格好させたの……真一くんなのに……。ひどい……」
後ろから見ると、エプロンの合わせから、ヒップがのぞいている状態だ。
そして、のだめはシンクに体重を預けているので、腰をこちらに突き出しており、
ひどくいやらしい姿になっている。
当然オレ自身はとっくに硬く張りつめていて、ずっと密着させていたのだめの腰にそれを伝えていた。
もうそろそろ、我慢の限界に来ていた。オレはその場にかがむと、のだめの脚を開かせた。
「……あ、いや……恥ずかしい……です」
顔だけでなく、体全体をピンク色に紅潮させて、のだめは顔を伏せた。
「すご……。ぐしょぐしょ……」
蜜があふれるその場所を仰ぎ見るような姿勢で、オレはのだめの中を指で探り、水音を立てるように
かき混ぜ、敏感な突起に舌をはわせた。
「ん……ああっ……」
再び、のだめの膝ががくがくと揺れる。
「真一くん……お願い……のだめ、もう……」
「……うん……オレも」
準備をすませると、ぐったりとうつむいているのだめの顔をこちらに向けさせた。
「……のだめ、大丈夫? 立っていられるか?」
「……はい」
うっすらとかいた汗で額に張り付いた髪をはずし、やさしく口づけると、のだめは安心したように
目を閉じた。華奢な腰に両手を添え、自分のほうに引き寄せると、のだめは両腕を突っぱり、
ヒップを高く上げて、自らつながりやすい姿勢をとった。
そしてオレは、熱く潤んで誘い込むその場所に自身を沈めた。
「……っ……」
「あ……」
くらくらするような刺激と快感に、二人同時に声にならない声を上げる。
「真一くん……気持ちいい……です」
快楽の波に翻弄されながらも、オレに伝えようとするのだめを見て、たまらなく愛しい気持ちになった。
「……のだめ。もっと、つながりたい……」
のだめの上半身を抱えて起こし、顎をこちらに向けさせ、再び激しく口づけた。

そのまま、何も考えず、動物のように体が求めるまま、快楽を貪った。


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