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のだめカンタービレ9

501 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/06(月) 18:42:13 ID:hiFeR757
高橋「千秋君!君の綺麗の瞳の中に僕はいるかい?」
千秋「はっ!?な・・・・何を言うんだいきなり!気持ち悪ぃー!!!」
高橋「やだな千秋君!しっかり僕を見つめているじゃないか〜!恥ずかしいな僕・・・ふふっ♪」
千秋「(心の声)こ・・・こいつやばい!黒木の奴!どうしてあいつはいつもこんな厄介な奴を!」
千秋真正面を向かずに斜め下に頭が落ちる。
千秋はあることに気づいた!なんと高橋の股間を見るととんでもなく長いバナナ型の形が見えてるではないか!
千秋「(心の声)ここここここいつ!!!!!!マジやばい!!!!」
千秋は危機感を覚えどうにかして逃げ出す方法を考える・・・しかしその時!
高橋「千秋君!もう僕はだめだ!我慢の限界だ!ほらぼくのここ見てよ!」
高橋は恥ずかしいしぐさをひとつも見せずに堂々と自分のとてつもなくでかいバナナ型のちんぽを見せ付ける。
千秋は顔を真っ赤にして口も開けられなくなり頭の中がすっからかんになり意識朦朧となった。
そして限界を超え気絶・・・。
高橋「千秋君!?千秋君!!!しっかり!!!!・・・ち・あ・き・く・ん♪」
急にイヤラシイ声になった高橋・・・実はこれは高橋の作戦だったのだ!


502 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/06(月) 19:09:01 ID:Sk6u2FP3
リレー、久々で面白い!
職人さん、続きお願いします〜

503 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/06(月) 23:14:47 ID:KtFpk/of
4からのログありませんか?

504 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/06(月) 23:43:32 ID:U9aycdlK
>>27 に にくちゃんねるの過去ログが。

505 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/07(火) 00:14:44 ID:WoMluNPA
そのまま、起き上がっていつものように押し倒そうとしたが、のだめがそれをゆるさなかった。

「今日はのだめにやらせてください。
いつものだめばっかりきもちよくて…
先輩にもきもちよくなってほしいんデス」

(俺もいつも充分気持ちいいんだけど…)

そう思って口に出そうとした瞬間、のだめの手が布越しに俺自身に触れた。


ぎこちない手つきでチャックをおろし、やはり下着の上から、既に固くなりはじめたその部分を触りはじめた。
最初は遠慮がちに。だんだん、夢中になったように激しく。

「…くっ…のだめ…いいよ」
そういうと、のだめはすごく嬉しそうに微笑んで…

それから、自分のしていることを急に思い出したように顔を真っ赤にした。

でも、すぐに恥ずかしさを振り払うように頭をふって、また行為に没頭しはじめた。

こいつ、ほんとにどうしたんだ?そういえば、二股とかいってたような。


506 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/07(火) 00:18:53 ID:WoMluNPA
********

(いい?ノダメ!いつもしてもらうだけじゃだめ!
千秋に奉仕して、のだめに夢中にさせるのよ!)

(ふぉ…奉仕ですか…ぐす…そしたら先輩、のだめに飽きないでいてくれますかね…?)

(もちろんよ!メロメロよ!)

(ほわぉ…めろめろ…!)

(それにしても、あのチアキがフタマタ…。のだめに大分孔雀化してたとおもってたけど…
しんじられないわ…)

(…ぅ…っ…ひっく…のだめだって…信じられません…!)

(あー!もう!わかったから、泣かないの!
私が化粧してあげるわ!
洋服も、買いにいきましょうよ。)


ターニャ…

のだめ、がんばりマス!
エロサイトで見た、あの技で…しんいちくんをメロメロに…

そして先輩のパンツに手をかけた。

507 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/07(火) 00:20:19 ID:WoMluNPA
つづきおながいします

508 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/07(火) 04:03:42 ID:xKTKcYtn
いきなり投下
黒木×ターニャメインなんだけど需要あったら続き書こうかと

「なんでこんな爽やかな朝にそんな質問を受けなきゃならないんだ!!帰れ!」
爽やかな朝、静かな朝食の時間(といってものだめはいるが)をそんな事で乱されてはたまったものではない、と千秋はまくし立てる。
「た、ターニャ・・・何でイキナリその質問なんデスかー?」
一方変態のだめは興味津々で身を乗り出す。
「あーもうそれもこれもヤスのせいヨ!!あんなのもう恋人じゃないわ!」
千秋の抗議など何処吹く風、ターニャは持参したラテを片手に食卓にどっかりと座り込んだ。
「ふおぉ過激デスね!!一体何があったんデス!?」

深い溜息とともにターニャを追い出す事を諦めた千秋も、黒木が関係していると聞いては
俗根性のそれではないが気になるというもので、不機嫌を表しながらもしっかり耳を傾けていた。

「ヤスが手を出してこないのよ。」

ターニャの深刻な表情から出てきた言葉にのだめは「あひゃあ・・・」と頬を染め、千秋はそのあけっぴろげな言葉に絶句する。

「知るかそんな事!!おまえらの性事情なんか興味はない!!」

「だって付き合って1週間も手が出ないってこれまでに経験した事ないのよ!!」
威嚇するような千秋に負けず劣らずターニャも反論する。
「日本人ってそんなにセックスが嫌いなの!?」

と、蚊帳の外だったのだめにはなしが向けられのだめは「むきゅうー・・・」と考え始める。

「そデスネ、千秋先輩の場合はパリに来・・むぐぁ」
「おまえまであけっぴろげになるな!!しかも何言おうとしてんだ!!」

ターニャは傍から見たらじゃれているだけの2人に(実際は死闘だが)溜息をつきながら
「それとも、ヤスはあたしの事好きじゃないのかしらね」
と愚痴をぽろりと零した。

「・・・・まあ、人それぞれ・・・としか言い様が無いな。そういうのは」
「好きじゃないっていうのは無いデスよー。ただ、そ、そういう事が無いダケで・・・」

慌てて二人ともフォローに回るがターニャの疑心は自分で口にして余計深まっていった。

気まずい沈黙にのだめの小さな奇声だけが混じる。
そんな折、千秋が机の上に置いていた携帯電話が着信を知らせた。

509 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/07(火) 04:34:45 ID:Nze/kzdh
>>508
続き!続き!

510 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/07(火) 05:03:09 ID:xKTKcYtn
>>509反応遅くて申し訳ない!!
508・続きデス

発信元は、今現在いろんな意味で気になる男黒木である。
着信を取ると、聞きなれたテノールが聞こえてきた。
「・・・もしもし」
「あ、もしもし千秋くん?朝早くに悪いんだけどそこにターニャいるかな?携帯電話なかなか出ないからそっち行ってるかと思って」
「いるけど機嫌悪いから来ない方がいいかも・・・・」

携帯から聞こえる声に混じって街のざわめきがきこえる。
「あー・・・本当?でももう・・・・」

その声と同時に窓の外を見ていたのだめが「ぎゃぼん!噂の黒木くんデス!!」と小さく叫ぶ。

千秋も携帯に耳を傾けたまま窓に走り寄るとアパルトマンの中庭には、
こちらも携帯片手に苦笑しながら小さく手を振る黒木がいたのである。

雰囲気で黒木の来訪を感じ取ったのか、ターニャはふてくされたような表情になり
「アタシ部屋に帰るわ」と、一言残すと自分の部屋へと駆けていってしまった。

「あ、ターニャー・・・はうう・・・センパイどうしましょう・・・」

千秋は本日もう何度目か分からない溜息を一つ吐くと
「知るか。」
と携帯電話の通話を終了し、隣室のソファへと移動してしまった。

のだめも追って隣室へ移動するとちょうど来訪のベルが鳴る。
ドアを開けると、そこには見慣れた黒木の顔があり、これから始まる騒動を思わせたのだった。

本日の分はこれで投下終了します〜へ、下手糞でスイマセン;
先ほどの投下物、抜けている部分があったので連続ですが再投下しますね;

511 名前:↑の前半部分(改)デス[sage]:2006/11/07(火) 05:04:21 ID:xKTKcYtn
日曜、昼下がりの午後。本日のパリは快晴で、天気もすこぶる良い。
芸術家たちのアパルトマン、千秋ものだめも本日は完全OFFである。
「ちょっとのだめーチアキーイキナリなんだけどセックス好き?」
の筈が突然のターニャの来襲によって平和な朝食は性の相談室となった。
「なんでこんな爽やかな朝にそんな質問を受けなきゃならないんだ!!帰れ!」
爽やかな朝、静かな朝食の時間(といってものだめはいるが)をそんな事で乱されてはたまったものではない、と千秋はまくし立てる。
「た、ターニャ・・・何でイキナリその質問なんデスかー?」
一方変態のだめは興味津々で身を乗り出す。
「あーもうそれもこれもヤスのせいヨ!!あんなのもう恋人じゃないわ!」
千秋の抗議など何処吹く風、ターニャは持参したラテを片手に食卓にどっかりと座り込んだ。
「ふおぉ過激デスね!!一体何があったんデス!?」

深い溜息とともにターニャを追い出す事を諦めた千秋も、黒木が関係していると聞いては
俗根性のそれではないが気になるというもので、不機嫌を表しながらもしっかり耳を傾けていた。

「ヤスが手を出してこないのよ。」

ターニャの深刻な表情から出てきた言葉にのだめは「あひゃあ・・・」と頬を染め、千秋はそのあけっぴろげな言葉に絶句する。

「知るかそんな事!!おまえらの性事情なんか興味はない!!」

「だって付き合って1週間も手が出ないってこれまでに経験した事ないのよ!!」
威嚇するような千秋に負けず劣らずターニャも反論する。
「日本人ってそんなにセックスが嫌いなの!?」

と、蚊帳の外だったのだめにはなしが向けられのだめは「むきゅうー・・・」と考え始める。

「そデスネ、千秋先輩の場合はパリに来・・むぐぁ」
「おまえまであけっぴろげになるな!!しかも何言おうとしてんだ!!」

ターニャは傍から見たらじゃれているだけの2人に(実際は死闘だが)溜息をつきながら
「それとも、ヤスはあたしの事好きじゃないのかしらね」
と愚痴をぽろりと零した。

「・・・・まあ、人それぞれ・・・としか言い様が無いな。そういうのは」
「好きじゃないっていうのは無いデスよー。ただ、そ、そういう事が無いダケで・・・」

慌てて二人ともフォローに回るがターニャの疑心は自分で口にして余計深まっていった。

気まずい沈黙にのだめの小さな奇声だけが混じる。
そんな折、千秋が机の上に置いていた携帯電話が着信を知らせた。


512 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/07(火) 17:33:54 ID:XwRXKq2L
キタキター

513 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/07(火) 18:17:19 ID:gEztRf1k
リレ―もターニャも続き読みたい!
お願いします!

514 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/07(火) 22:08:10 ID:UvtE51Ap
続きハヤクゥー

515 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/07(火) 23:09:56 ID:aspncdYv
続きキボン!

516 名前:黒木×ターニャ続きです[sage]:2006/11/08(水) 01:11:10 ID:WuX3QqrH
「黒木くんどうしたデスか〜?」
学校内ではヤキトリオの活動もあって黒木と行動を共にする事の多いのだめだが、
黒木が自宅へ来訪するのは珍しい。
(黒木がのだめと千秋がそういう仲というのを知っていて気を遣っているというのもあるが)
「ターニャの忘れ物。先生に頼まれちゃって」

黒木が鞄の中から取り出したのは楽譜の中の一枚と思われる紙。
「明日ピアノだから無いと困るかと思って」
「ふおあ!!コレ、ターニャ必死で探してたでスよ〜!!」
ふにゃりと顔を綻ばせるのだめとは対極的に千秋の顔のはすこしばかり不機嫌の色が浮かんでいる。
黒木もそれに気づかない程鈍感ではなくこそりと、のだめに耳打ちをした。
「ち・・・千秋くん、なんか怒ってる?」
「う・・・それはデスねえ・・・回りまわって黒木くんのせいではあるんデスが・・・」

耳打ちといっても所詮全員至近距離。
千秋はまたはあ、と大きく溜息を吐いて、立ち上がるとまずのだめを外に放り出し、瞬時にドアを閉めた。
「むぎゃあ!?千秋センパイ何でのだめは外なんですかぁぁ!?のだめも真相見たい聞きたい触りたい!デス〜!!」
哀願とともにダン!ダン!と大きく叩かれるドアに向かって千秋は
「ここから男同士の話し合いだ!!お前はターニャの部屋に楽譜届けてそのまま居ろ!」
と声を投げつけた。
が、なかなか引かないドアの振動と奇声に最終手段を切り出す。
「そうか、今日は缶詰でいいんだな?」

その一言にぴたりと騒音は鳴り止み、パタパタと怪談を上がる足音が聞こえて
やがて消えた。

517 名前:黒木×ターニャ続きです2[sage]:2006/11/08(水) 01:12:11 ID:WuX3QqrH
あの変態と騒音が入り混じっては話をする所ではないし黒木くんの本心も聞くに聞けない。
が、ひと段落ついた千秋の部屋にはすでに気まずい沈黙が流れている。

ほんの数分の事ではあったのだがその光景と、自分の何が千秋の機嫌を損ねたかと混乱し、
入り口で固まっている黒木に「とりあえず、座れよ」と促した。

千秋は手元にある煙草に火をつけ、一口吸うと苦い顔をしながら
「・・・こんな無粋な話は、本当はしたくないんだけど・・・黒木くんって童貞?」
と切り出した。
到底普段の千秋から出てくる筈がない言葉に黒木は動揺を隠せない。
「え、ちょ・・・なんで?僕の経験値と千秋くんの機嫌がどこで繋がったの!?」
黒木の頬に朱が差すのもお構いなしに、千秋は心の底で(なんで俺がこんな修学旅行の夜的な話を)と
情けなさを感じつつも話を進めた。
「俺も知らない。で?実際のところは?」

千秋は、黒木くんが童貞ならばターニャと結ばれるのをテクニックだのなんだのに気を取られて
しり込みしているのでは無いか、という予想である。(自分がそうだったから/笑)

「い、一応経験はあるけど・・・・」

見事に外れた予想にがっくり肩を落とすと同時に、会話のじれったさと恥ずかしさに千秋の中で何かが切れた。

「あーもう、じゃあ何でターニャとセックスしないんだ?この時期だったらサルみたいに盛っててもおかしくないだろ!?」

黒木も、うすうす思う所があったのか納得したように何時もの落ち着きが多少戻った。
「ターニャが機嫌悪い、ってもしかしてソレの事・・・?」


518 名前:黒木×ターニャ続きです3[sage]:2006/11/08(水) 01:14:27 ID:WuX3QqrH
千秋は即座に頷き朝の一件を話すと、黒木は少し考え込んで決意した様に目を合わせた。

「僕と千秋くんってトイレで一緒になった事ある?」
いきなり方向を変えた質問に、少しあっけに取られながらも千秋は記憶をたぐったが、
そんな所で行き会った事はない。
「いや?まだ一度も・・・・って、もしかし、て」

年頃の男子がトイレで居合わせた奴の注目すべき所・・・・・・・・
男子なら一瞬でわかってしまう問題であるが
あえて言うならばそれは、サイズ、の問題である。

「い、言いにくいんだけど僕、人より多少・・・サイズがあって、付き合う子付き合う子最初は流血沙汰になっちゃうんだよね・・・・。」
黒木はやはり多少の恥ずかしさからか目線は外しているが口調は落ち着いていた。
「そういうときに散々女の子に痛い思いさせちゃってるし、ターニャにもそんな思いさせるかと思うと、どうしても・・・ね」
言葉のはしばしから滲むのはターニャを大事に思うやさしさばかりだ。

千秋は疑問の解決で恥ずかしさが飛んだのか
「なにも、挿入するだけがセックスじゃないだろう。痛い思いをさせたくないのは判るけど・・・・
ターニャは寂しい思いするよりそっちを選ぶんじゃないか?俺はそう思う。」
淡々と、そう口にした。

ありがとう、と小さく頷いて黒木はソファから立ち上がり、
「ターニャの所いってくるよ。・・・別れ話になる前にね」
といつもの柔らかい笑みをはにかませる。
千秋も頷いて、もう短くなった煙草を灰皿で揉み消すと、「俺も行く」
と立ち上がり「お互い大変だな」と苦笑しながらドアノブに手をかけた。


本日はここまでの投下にさせて頂きます^^反応下さった方ありがとうございます
エロまで持ってく予定なんですが時間が・・・また投下しに来ますノシ

519 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/08(水) 01:29:27 ID:yFQIpYfe
さすが黒筋…www
続きまってます


なんか今回のリレーはテンポ悪いですね…書き手不足?

520 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/08(水) 01:40:55 ID:/ft4gnyX
千秋とクロキンの会話がイイです!
サイズ…、ミニマムなのか…?と思いきや、巨○でしたか…!流石クロキン…!!

521 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/08(水) 02:12:57 ID:H1qqyvHZ
外人のは日本人よりマグナム級が割合多そうだからターニャ大丈夫じゃね?
と一瞬思ったが、それに日本人の硬度が重なるときついかもなw

とか真面目に考えた自分が虚しかったので作者様は責任持ってエロおながいします…w

522 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/08(水) 03:13:48 ID:A+emw+hW
くろきんがマグナム級w
ウケた!おもしろい!つづきが気になる!

523 名前:黒木×ターニャ続きです4[sage]:2006/11/08(水) 03:33:37 ID:WuX3QqrH
何度も投下スイマセン;なんだかやる気が出てしまったので置いていきます。


「ターニャ、これじゃないデスか?探してた楽譜・・・。」
不機嫌メーターを振り切ったようなターニャに恐る恐る楽譜を渡すと、
ターニャは不安が一つ消えた事で安心したのか驚いたような口調で
「コレ・・・どこに」と呟いた
「黒木くんが届けてくれたんデス〜むきゃっ!忘れ物〜って。」
ちょっとハート目線ではうはう言うのだめに、
(多分千秋に置き換えてまーた妄想してんのね)
と、すこしばかり呆れながら、苦笑が漏れる。

そんな緩い雰囲気ののだめをいままでずっと馬鹿にばっかりしてきたけれども
今はその緩さに助けられている気がした。
その証拠にさっきまで詰まっていた不機嫌な気分を大分削がれていて。

「とりあえず、入りなさいよ。どうせ追い出されたんでショ」
軽口を叩きながら促す様にドアは開け放してターニャは部屋の奥にある
ピアノスツールに腰掛けた。

「優しいですね、黒木くん」

続いて部屋に入ったのだめは暖かい日差しを吸い込んだフローリングにぺたりと腰を下ろす。

「明日、ガッコ行ってからでも渡せるのに」

のだめたちのアパルトマンと黒木の住むアパルトマンはそんなに離れていないが距離としては結構ある。
それを黒木はだいたい歩いてくるので結構な労力となるのだ。

524 名前:黒木×ターニャ続きです5[sage]:2006/11/08(水) 03:34:27 ID:WuX3QqrH


ターニャは独り言のようなのだめの呟きを聞きながら、黒木の事を想っていた。

初めて手を繋いだ時の手の大きさや硬さや温度、
やわらかな雰囲気の中の確固たる意思。
はにかむような笑顔、
どきりとするような、低めのテノール

すべてが好きだから、あなたが欲しいのに


「うん、優しいのよ。だってわたしの彼氏だもの」
落ちた暗がりから浮上して、照れた様にターニャはのだめに微笑んだ。

「はうん・・・ターニャ〜」
「まさかアタシがヤスなんかに振り回されるなんてね」

ふ、と溜息をついて「あんたらなんかに負けない位その内いちゃいちゃしてやるわ」
いつもと変わらないくらいの気の強い言葉を零すターニャに
「むっきゃあ!センパイとのだめの愛は未来永劫宇宙一デス!!!二人は燃えさかる太陽デスから!!」
と、のだめが対抗する。

もうすっかり雰囲気はいつものお喋りである。

「じゃあそろそろ燃え尽きろ」

いつの間に部屋に入っていたのか、のだめの後ろに回っていた千秋のお約束な一言が頭の上から降ってきた。
あうう・・・と悲しみにくれるのだめに対してターニャは知っていたようでピアノにもたれてくつくつと笑っている。


525 名前:黒木×ターニャ続きです6[sage]:2006/11/08(水) 03:35:53 ID:WuX3QqrH
すっかり機嫌の直ったターニャに、安堵し
「お前に客だ。」
とターニャに言うと千秋はのだめを立たせるとボソボソと耳打ちをした。
耳打ちをし終わるとのだめは顔面総崩れでまくし立てる。
「むっきゃああああホントですか!!・・・ターニャ、今夜はセンパイとのだめホテルデートでス〜!はううううん!」
「全部要約して喋るな!!オペラ座に行くからこっちまで帰るの面倒だしあっちで泊まるだけだ!
・・・そういう訳だから今日は俺ら留守にするからな。あとは知らん。」

言いたい事だけ言ってさっさと2人は部屋へと戻ってしまい、入れ替わりに黒木が部屋へと入ってきた。
「楽譜、大丈夫だった?」

いつもの、優しい黒木にターニャは、なんだか小さな事でもやもやしていた自分が恥ずかしくなって

「うん、受け取ったわ。・・・ありがと」

すこし、二人ともぎこちない言葉が宙に舞う。
「ヤス、少し、休んでいったら?お茶入れるケド。」
「うん、そうする。」



526 名前:黒木×ターニャ続きです8[sage]:2006/11/08(水) 03:42:35 ID:WuX3QqrH
にこりと、微笑んだ黒木にターニャの心臓は跳ね上がって、まるでお互い初めて両思いになった時のような感覚になってしまう。
それがなんだか堪らなくなって気づけば、ターニャは自分から黒木の胸に飛び込む様に抱きついていた。
ターニャがもたれてバランスが崩れる。そのままソファへと雪崩れ込む格好になって。
「ター、ニャ?」
「ごめん、これだけでいいから・・・・ヤス、ぎゅうって、してよ」

「・・・ん。」
初めて会ったときより薄くなった体に手を回して、少し力を入れて黒木はターニャを抱きしめた。
いままで、一番近い距離である。

ちょうどターニャの耳元に黒木の口元が当たって、お互いの体が熱くなっている事を感じてしまう。
「・・・ターニャ、好きだよ」

ターニャの耳からじんわりと、黒木の気持ちが染み込んでいった。
どちらとも無く、顔を見合わせる。

時間を掛けて、いままでにしたことのないようなキスをした。
唇を合わせ、啄ばむ様に唇で遊ぶ。
咥内に舌を伸ばして、絡める。
言葉よりなにより唇は雄弁に、お互いへの気持ちを物語っていた。



本日此処までで投下終了です。続きのエロ突入がんばります^^
書いてる人はくろきんはデカイと信じてやみませんwwww

本日は何度も投下のうえシリアス続き(?)で申し訳無かったです;
反応くださったかた有難うございます^^見守っていただけると有りがたいです

ではノシ

527 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/08(水) 05:59:51 ID:l5pMkqYP
イイ!続きお待ちしてます

528 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/08(水) 08:41:29 ID:H1qqyvHZ
いやあ…朝起きて一発目に読んで萌えた
無理せず続きヨロシコ!!

529 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/08(水) 11:04:19 ID:aPqVffN8
ソウヌウシーンが気になる!でかいのか?でかいんだな?黒筋!!

530 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/08(水) 11:28:25 ID:I8CNuqOi
WAKUTEKA

531 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/08(水) 14:40:11 ID:RtGJqQgk
>>526
GJ
一般的には外人は大きめふにゃだから大きくて硬い日本人クロキと
外人慣れしてるターニャにはピッタリ

532 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/08(水) 16:35:27 ID:UsXPNYXB
ところで黒木はのだめにひとめぼれして、暫くその状態が続くあたり
余り女性経験なさげな気がする

533 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/08(水) 19:33:47 ID:9AHwUDwr
むしろ童貞な気がする。ターニャにリードされる巨根クロキ…

534 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/08(水) 20:20:37 ID:H1qqyvHZ
仕事終わって速攻きたw
んーでも意外と黒金みたいな人が経験値高いこともあるから
とりあえずこのお話の黒金は作者様の思うままがっつり書いてほしい…

535 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/08(水) 21:45:23 ID:3Nro9L32
備前長船兼光

536 名前:黒木×ターニャ続きです9[sage]:2006/11/09(木) 03:16:24 ID:5gBxBWJ9
黒木の指が、ターニャの髪に触れ、そのなか程にある耳をなぞる。
耳から首筋へ、そして滑らかな背中へ。
そしてまた抱きしめる。
「ターニャ、・・・・好きだよ・・・」
一等低い、その声が耳元で響く。

くるりと、ゆっくりした動作で体制が反転する。
ターニャはもう、黒木が触れるここそこが熱くて堪らなかった。
恥ずかしくて伏せていた目を上げると、照れた目の黒木がいる。
「・・・ヤス、して、よ。」
もう強気な軽口なんて叩けない、やっとの思いで掠れた声でそう、伝えた。
返事の代わりに、額へのキス、続いて頬に、口に。

前開きのシャツを開くと、日に焼けない白い肌に、黒いレースの下着がよく映えた豊満な胸が現れる。
下着を外して、黒木はコクリと唾を飲み込むとその双丘に指を滑らせた。
「んん・・・」
全体の柔らかさを確かめる様に揉んでは、指を中心の突起に埋める。
やがてすこし硬くなって頭を出したそれを指の腹で捏ねると、ターニャの体がふる、と震えた。
ターニャは目を瞑って顔を逸らし、背筋に走る快感を堪えていた。

537 名前:黒木×ターニャ続きです10[sage]:2006/11/09(木) 03:17:27 ID:5gBxBWJ9
「ターニャ、目・・・開けて?」
恐る恐る目を開けたターニャを見つめながらまた指で突起を弾く。
「あッ、やだ、も、う・・・・っ」
いきなり与えられた快感にターニャの顔が歪む。
また目を閉じるターニャに黒木は
「駄目だよ、顔、見たい。」
と逸らされた頬にキスをする。

指はまだ突起の尖端を撫でていて、時折、爪先で弾くように掠めた。
その動きだけでもう尖端はぷっくりと硬くなっていた。
名残惜しげにもう一度胸全体を揉むと、
硬くなったそこに舌が下りて来る。
「あ、ふぁ・・・ん・・・ぅ」

ちゅう、とすこし吸い上げる様な動きをし、舌はそこだけを揺らすようにチロチロと揺らめいた。
もう片方の胸にも指が這い、心地よい愛撫を与えている。

「は、あ・・・あ・・・やあぁ・・・」

ターニャはこんなゆっくりとした愛撫に慣れていなかった。
いつも男達は自分の性欲を満たせばそこでもう終了なのだ。

538 名前:黒木×ターニャ続きです11[sage]:2006/11/09(木) 03:18:04 ID:5gBxBWJ9
愛撫は自分の性を満たす片手間のようにいつもその時間は早かった。
時には大して感じていないのに演技で声を上げる時もあった位で。

なのに黒木の愛撫はこんなにもゆっくりと自分を高めている。
まだ経験したことのない強い快感にターニャは唇から漏れる声が抑えられない。
慣れない愛撫に背筋はひりひりと震え、自分の秘部がしとどに濡れているのを自覚してしまう。
(こんなの、はじめて・・・・恥ずかしい・・・)
絶えず刺激を送っていた唇が不意に離れ、ついターニャは黒木を見上げる。

その視線に黒木は満足そうにまた、唇に触れるだけのキスをして、
ターニャの履いていたスカートを下ろしていった。
閉じられた膝にキスで断わりを入れてゆっくりと割り開く。

ブラジャーと同系色のショーツの中心が色を変えているんが見て取れる。
「あんま、見ないで・・・よ・・・」
なけなしの理性で訴えるターニャに、黒木は顔を綻ばせながら
その小さな布をするすると下ろしていった。
もう十分に潤っているそこにつぷり、と指を埋めて、小さな突起を探り当てる。
「やあ、だめ、ソコ・・・っ」
愛液を纏ったその場所に、ゆるゆると指を這わせると円を描くように指の頭で捏ね繰り回した。
「ん!!・・・ゃあ、あ、あああん!やだ、やあ・・・」

539 名前:黒木×ターニャ続きです12[sage]:2006/11/09(木) 03:18:41 ID:5gBxBWJ9

くりくりと、上下に嬲ってみたり、包皮を剥いて優しく擦ったり、と
そこを中心にじっくりと攻めていく。
「あ、ああっ、やあ・・・っだめ、だめ、ぇッ・・・・」
「ターニャ、気持ちいい?」
「・・・・や、もう、おかし、くなりそ・・・ぅっ」
ターニャは上気した頬に、涙目でいやいやと頭を振って訴える。
愛おしまれる感覚に、本当におかしくなりそうだ。

自分の手で乱したいやらしい姿と、薄く開いた唇から漏れる喘ぎに、黒木の中心も暴発寸前、ではあるが、
差し入れたターニャの胎内の狭さに、少し不安が走っていた。

指を止め、黒木は決心したようにシャツを脱ぎ、下衣に手を掛ける。
ポケットから避妊具を取り出し、封を開けていると不意にターニャが起き上がり、それを奪った。

「・・・付けたげる」

すこしの不安、が擡げるけれどそんな事にはかまってられなくて
「・・・うん」
ターニャの白くて細長い指がベルトのバックルを外し、下衣の前をくつろげる。
跳ね出るように膨らんだ怒張の盛り上がりに、ターニャは下着の上からそれをなぞった。
「ッ・・・・!!・・は、」
黒木の眉が歪み、息を呑んだのが分かる。
ゆっくりと、ターニャは目の前の下着を降ろして、少し驚いた。
少し浅黒いソレはターニャの指では僅かに一周できない太さに育っていたからである。
黒木のそこは、しっかりと勃ちあがり、鈴口が今にも腹に付きそうなほど反り返っていた。

540 名前:黒木×ターニャ続きです13[sage]:2006/11/09(木) 03:19:20 ID:5gBxBWJ9


かなり、日本人にしては大きく、そして太い。
ターニャは手に持った避妊具を少しづつ被せ、くるりと降ろしていくが、どうしても雁首で止まってしまう。
避妊具のサイズと、黒木のそこが違い過ぎるのだ。
「いいよ、ターニャ今日は・・・入れないから」

少し困ったように避妊具を外し、苦笑で告げる黒木を、ターニャは見上げ、ゆっくりと近づいて小さな声で告げた。
「イヤよ。アタシは、ヤスと・・・・したい。」
そして、黒木の腋から手を入れて、自分へ覆いかぶさるような体制へと導いた。

「でも、痛い、よ?」
不安げに、ターニャを見つめる黒い瞳。
「それでも、いいから」

先までの行為で十分に濡れていたターニャのそこに、硬く、熱い感触が当たる。
「・・・・・痛かったら、言うんだよ?」
こくりと、青い瞳が頷いて。

ぐ、と押し入る肉塊は、愛液の滑りを借りてきつい胎内にゆっくりと侵入していく。
「は、あ・・・んん・・・・ッ」

一番太い場所がターニャの胎内に沈み、太腿に腰骨が当たる感触で黒木のものが根元まで挿入されたのが
わかった。
「あ、はあっ・・・っ、」
痛い、苦しい、熱い、でもこれは、黒木なのだ。
大好きなヤスが、入っている。それだけでターニャは嬉しかった。


541 名前:黒木×ターニャ続きです14[sage]:2006/11/09(木) 03:19:57 ID:5gBxBWJ9
ぽろぽろと、ターニャが零す涙に、黒木はターニャの額に自分の額を合わせる。
熱っぽい、泣きそうな声が、降ってくる。
「ターニャ、好き、だよ。」
その声が、愛おしくて、ターニャは自分からキスをした。

そのキスを合図に黒木はゆっくりと、腰を引き、また戻す。
痛くて熱いその場所からじわりと、擦れる感覚がターニャの背筋を走った。
「あ、ん・・・ッ、ヤス・・・ぅ・・・っ」
ゆっくりでじれったい様なその動きはターニャの内部を余すところ無くズズ、と擦っていく。
痛みよりも大きな快感が動作するためのぬめりを増やしていった。
「痛い?ターニャ・・・大丈夫?」
「ん、ちが、なんかあッ・・・・変・・・んっ」

黒木は敏感に、ターニャが感じ始めている事に気がつく。
少しきつかった挿入が多少スムーズになり胎内がその大きな質量をきゅう、と柔らかく締め付けてきていて、
黒木は意識しなければ、射精感を止められそうになかったからだ。
ずぐずぐと、疼く場所を少し速度を上げて黒木が擦り上げる。
「きゃ、あ、あっ、あっあっ、んん、〜っ」


542 名前:黒木×ターニャ続きです15[sage]:2006/11/09(木) 03:24:07 ID:5gBxBWJ9
ターニャが意識しない所で、体の芯から快感がせり上がり、黒木を締め付ける。
「やだ、ヤス、あ、たし、い・・・・っちゃ、んん、ッ!!!」
ぎゅ、と胎内の黒木を絞り上げるような感覚にターニャが達した事を確認し、
黒木も限界に来ていた射精感を手放した。

「いい、よ、僕も・・・う、っく」

射精の直前、黒木はターニャの胎内から自身を抜き取り、白い腹部へと吐精を散らした。
少し西日の差し込んだ部屋に、甘い沈黙。
荒い息など気にせず、動けないで居るターニャにキスをして、二人で小さく、笑った。


後日談
「なあ、アレ、入ったか?」
ぼそりと黒木と偶然二人になった千秋が声を潜めて聞いてきた。
アレとは、用意の無かった黒木に千秋が渡した避妊具である。
「うん、でも途中で止まっちゃった(苦笑)」
千秋、撃沈。

正直は時に罪である(笑)。

これで終了です。
皆さんに楽しんで頂けたなら幸いです^^

レスで頂いた黒木童貞説も多いに萌えさせて頂きましたwww
またそのうち黒タニャ書きたいです^^




543 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/09(木) 03:33:52 ID:+VCHXpkN
リアルタイムで読んでました〜。GJ!です!お疲れ様でした!

千秋哀れ…(笑)
出来れば、気を利かせて外に泊まりに行った千秋とのだめの夜も読みたいです!
あんな話を聞かされて千秋だってムラムラきてるはず…。妄想が止まらないです…w

544 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/09(木) 04:07:54 ID:MLWrvbbY
撃沈千秋を慰めるのだめ。

「真一くんは真一くん、黒木くんはくんデスよ!」
「…………」
「真一くんだって…ち、小さい訳じゃないんですカラ!!」
「……他の男の見た事あんのかよ」
「えっ、あ、違いマス違いマス!よっくんのぐらいデスっ(見た事があるのは)」
「…………」

やはり正直なのだめに撃沈嫉妬撃沈嫉妬を繰り返す千秋…駄目だ、慰めにならんww

545 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/09(木) 09:01:36 ID:/EHutFpt
GJ!!!!!!!!
ありがとうございました!!!!



546 名前:名無しさん@ピンキー[]:2006/11/09(木) 09:02:22 ID:SbGpswmT
千秋先輩のはス、スマートなんデスよw

547 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/09(木) 10:24:34 ID:yLjD7jrG
あ、でも松田さんのよりは大きいデスよ!

548 名前:彩子×千秋[]:2006/11/09(木) 11:38:33 ID:nmA11aG9
「君すごくきれいだ・・・。」

音楽室で一人で歌っている彩子の後ろで一人の細面の男が座りながら彩子を見つめていた。
透き通った瞳と端正な顔つき。彩子はその男に見とれながらただ立ち尽くしていた。

「声が」

今を振り返ればそれがすべてを物語っていたのかもしれない。彼は声を愛し彼女は彼を愛した。
二人の気持ちの向かう先は一見お互いを見つめているようで、違っていたのだった。
ただか細い糸のような音楽と言う絆だけがつないでいたのかもしれない。彼女もしくは彼が
もう少し違う気持ちの出会いをしていればこれ以上はないパートナーとなっていたことであろう。

「千秋・・。真一君・・。」

女子の間でうわさになってた彼だ。しかし、よく見ればもっとルックスの良い男はいるし彩子は別に
関心がなかった。ただ夕暮れ時の音楽室で、斜陽が彼を実物以上の男前に見せたのか、音大受験を1年後に
控えている今の状況において自分を認めてくれる存在が心地よかったのか彼女は自分の身の上を話してしまった。

「そうか。でも今のままじゃだめだ。もっと低音域が出ないと。」

少し気持ちがへこんでしまった。

真一は教室のピアノに座り彩子の歌の伴奏をはじめた。

「俺が伴奏やるから、もう一度歌ってみろよ。」

549 名前:彩子×千秋[]:2006/11/09(木) 11:56:24 ID:nmA11aG9
あれから一ヶ月。

特に約束もしてはいないのに千秋と彩子は放課後音楽室で毎日
一緒になって練習をしていた。そして真っ暗になった道を一緒になって
帰って行った。

しかし
彩子が真一より音楽室に先に来てしまうと、今日はいないのかと思い
彼が先に音楽室にいると何をしたらいいのかわからず緊張してしまう。
彩子は声楽の練習よりも彼の事が気になりだしていた。

「だめだ!ヘタクソ!!」
ピアノに座っていた真一は楽譜を床にたたきつけた。
彩子の肩がこわばる。

「お前!何を見ているんだ!?ちゃんと俺のピアノに合わせろ!!」

「・・・・だって。だって・・・。」
彩子は立ちすくみながら顔を真っ赤にして床に大きな涙を二つこぼしてしまった。

それを見た真一は自分がしてしまったことを振り返る。音楽のことになると
周りが見えなくなる。自分で自分のことが少し怖くなった。

真一は彩子の両手をやさしく握りしめた。
「ごめん・・。言い過ぎた。」
彩子はその手を振り払うと音楽室を出て行ってしまった。




550 名前:彩子×千秋[]:2006/11/09(木) 12:11:31 ID:nmA11aG9
その次の日は雨だった。
真一は誰もいない音楽室で雨の音を聞きながら
デタラメにピアノを弾いていた。

「雨とピアノの協奏曲」

その音は雨のしずくを縫うように音楽室から漏れていた。

この音が彩子の耳に届いているかな・・。

この音が彩子の耳に届いているかな・・。

「今日も俺はここにいるんだよ。」

言葉にならない声が音楽室から響いていた。

彩子は自宅のベットで仰向けになっていた。
制服も着替えず窓の外から漏れる雨音を静かに聞いていた。
「今日は真一君いるのかな・・。」
彩子は真一のことを考えていた。今日何事もなかったように音楽室に行けば
彼にあえたかのなと考えていた。

でも彼に今会えば彼に対する気持ちが爆発してしまいそうで怖かった。
なぜなら彼は音楽に対して真剣で剥き出しである。自分も彼と一緒にいると音楽に対して
真剣に向き合えその気持ちを剥き出しになるが、同時に彼への思いもあふれんばかりに剥き出しに
なりそうだった。

「もっと私のことも見てよ!私にやさしくしてよ!!」
そんな言葉を言ってしまいそうだった。

まだメールアドレスも交換していない。
デートもしていない。
そんな相手にそんな言葉を言える立場じゃないのに・・。

あの時握ってくれた両手の感触は一日たっても残っていた。


551 名前:彩子×千秋[]:2006/11/09(木) 12:54:57 ID:nmA11aG9
彩子はその手の感触を覚えながら、左手を自分の制服越しの胸に押し付けた。
「真一君の手・・・。」
彩子は真一の手が自分の胸を触るような場面を頭で想像し続けた。

あの音楽室で二人でいる場面を・・・。

右手はブラウスをなぞりスカートに届きそのすそをめくり上げ
白いパンティーの中心、肉付きがよく少し膨れ上がった所をやさしくなぞった。

一方、真一は教室でピアノを引き続けていたが
その手をやめてしまった。

「彩子・・・。」

彼女の手をさわってしまった。
やわらかく白い肌。
細長い指。

鍵盤のふたをしめ、頬をそこにつけ窓の雨音を見ていた。
彩子がここにいたら・・・。そう考えると
真一の股間は次第に大きく膨れ上がってしまった。

「彩子・・・。」

真一の手は彩子の手のぬくもりを覚えながら、彼のそのこわばった部分へ
流れ込んだ。

目を閉じると彼女が見える。もし今日彼女がいたらきっと・・・。
そんなことを考え彼は彼自身をやさしく慰めた。

雨音が二人をつなぐ。
葉に落ちたしずくが地面にたれた。




552 名前:彩子×千秋[]:2006/11/09(木) 13:08:12 ID:nmA11aG9
この前彩子と千秋書きたいといっていた男です。
どうでしょうか?もし良かったら続き書きます。

553 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/09(木) 13:41:35 ID:+VCHXpkN
読みたいです!
普通の女性相手だと真一くんはこうなのね…と妄想してしまいます…w

554 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/09(木) 15:08:28 ID:AwlnQyy+
読みたい!
続きお願いします。

555 名前:彩子×千秋[]:2006/11/09(木) 16:01:54 ID:nmA11aG9
熱いシャワーだ。

バスルームの外では洗濯機が勢いよく周り、リズミカルに音を出していた。

彩子は火照った体を冷ますために熱いシャワーを浴びた。
指先や太ももについていた自分の体液がさらりと流れ、体をつたい
排水溝へ流れて行く。
泡の付いたスポンジで足から下腹部、胸、脇隅々を洗い流した。
だがバスルームにある鏡に映った腫れた目元は洗い流せなかった。

バスタオルで体をよく拭き新しい下着と服に着替え、部屋の時計を見ると
時間は5時だった。

「微妙な時間。」
彼女はそうつぶやいた。でも今から学校に行けば6時に着く。もう少し
歌を歌いたい。

父親のやっている会社の知人がよくくるこの家では
声楽の練習などあまりできなかった。彩子の練習場所は学校か習いに行っている
先生の教室のどちらかだった。先生の教室の方が家から近いし、ちゃんとした練習
ができるはずだ。しかし彼女は選んだ。

「ヘタクソ」

真一のこの言葉が彼女の頭から離れない。
悔しい
悔しい
悔しい

「もっとがんばって見返してやるんだから!」

今から向かって6時について、完全に閉校する8時まで2時間ある。
2時間でも練習したい。音楽にしがみついていたい。
この2時間で何かが変わるかもしれない。

(もしかしたら真一君にあえるかもしれない)

そんなわずかな期待とともに彼女はもうすでに暗くなった道を一人で
歩いて行った。

556 名前:彩子×千秋[]:2006/11/09(木) 16:14:14 ID:nmA11aG9
ずんずんと暗い廊下を彩子は歩いて行った。
構内は誰もいない雰囲気があった。

(真一君にはあえないかもしれない・・・。でも・・。)

音楽室ももうしまっているかもしれない。練習もできないかもしれない。
彼にもあえない。薄暗い雨の中を一人で馬鹿みたいと自分で自分を責めて
しまいそうな気持ちをこらえて彼女は一人で音楽室を目指す。
こんな自分を誰かが見て「何がんばっちゃっているの?」なんていわれたら
大きな瞳から涙があふれ出てきそうだった。

ガラガラ
音楽室は空いていた。
真っ暗い教室。
ポツンとピアノだけがそこにいた。

彼女は少しショックだった。彼がいなかったから。

でも・・・・。

彼女は電気をつけ、楽譜を取り出し、一人で発声練習をはじめた。

「きっときっと届くよね・・。この声は!」

彼女にかかっていた重い雲のような雰囲気がぱあっと開けて、澄んだ青空が広がるイメージを彼女自身が感じていた。



557 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/09(木) 16:17:12 ID:gYEeOFb8
書くならまとめてお願いします。
書きながら投下はルール外。


558 名前:彩子×千秋[]:2006/11/09(木) 16:25:22 ID:nmA11aG9
彼女が得意とする高音域の効いたビブラート。
広がる様な声は日本のような海に囲まれた湿度の多いジメジメした国ではありえない声だった。

ガラガラ

そこにはコンビニの袋を持っていた真一がいた。

「彩子・・・。」

「うそ・・・、信じられない!」

自分の歌声が彼を呼んだと錯覚したような出来事だった。
自分が歌を歌ったから彼が来てくれた。
彩子は両手で顔をおさえ、立ち尽くしていた。

「肉まん・・・。買ってきたんだけど。食うか?」
真一は少し照れながら、横目で彩子をみていた。




559 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/09(木) 18:33:48 ID:QhhQPmGw
千秋彩子男は、まずローカルルール嫁。
まとめて書いて推敲した後、一気に投下という最低限のルールがなぜできない。
それが嫌なら自ブログ作って、そこで好きなだけやってくれ。

560 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/09(木) 19:04:21 ID:g1fxnV4S
千秋×のだめが読みたい…
リレ―続きお願いします。
その他なんでも、甘々なやつ、キボン

561 名前:手毬[sage]:2006/11/09(木) 19:20:32 ID:YM2d8L03
千秋×のだめ…書いたんですが、
「電話」の続きというか、千秋出発の日の様子、なので
雰囲気はわりとシリアスですが、宜しければ…。

562 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/09(木) 19:24:08 ID:HlHRdbS+
>>561
すごく読みたいです!

563 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/09(木) 19:25:13 ID:QhhQPmGw
手鞠さんのぜひ読みたいのでお願いします!

564 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/09(木) 19:43:24 ID:Y1jmIo0P
黙って投下すればいいのに・・・
なんで誘い受けせずにいられないんですか?
宜しければ…って、投下する気まんまんで書いたものなんでしょうに。

565 名前:彩子×千秋[]:2006/11/09(木) 19:45:41 ID:nmA11aG9
すみません。ルールを知りませんでした。一気に投稿しますので許してください。




充実した2時間はあっという間に過ぎ去った。
真一は音楽にしがみつこうとした彩子の気持ちを感じ
彩子も真一のひたむきな情熱が伝わった。

雨は止み大きな水溜りが、雲の間から見える星空を映していた。

今日はいつもの一緒の帰り道のはずなのに話題が尽きなかった。
すでに知っている話を何度もした。

学校の出来事
ヴィエラの話
彩子の実家の会社のこと
好きな音楽家のはなし
自分は指揮者になりたいと言うこと

そんな話はもう知っているのに真一は会話のネタを必死に探し
彩子はそれを真剣に聞いていた。

二人とも今日この時間がずっと続けばいいと思っていた。
だから真一は聞き飽きた話題も必死に続け
彩子もそれを聞いていた。

真一は改めて自分が音楽の事しか知らない人間だと自覚した。
もっといろいろな事が知りたい。知ったらもっと彩子と話ができるのに。
だがお互いどうでもいい話ばかり続けると肝心な事は聞けなかった。

「お互いの気持ち」とか。

566 名前:彩子×千秋[]:2006/11/09(木) 19:46:34 ID:nmA11aG9
次第に大きくなる胸の鼓動が彼女に伝わりそうだった。
それは彼女も同じだった。

いつもの帰り道の誰もいない公園に入った。

「真一君。私のことをどう思っているの?」

彩子は唐突に真一の話を遮り聞き出した。

「どうって・・・その・・・あの。」

彩子は返答に困っている真一に抱きつくと真剣な顔で声を出した。

「私、あなたが好き。」

彩子はこの言葉をいえるのは今日しかないと感じていた。
今日もしこの言葉が言えなければ、明日からまたただの
音楽友達だ。お互いを音楽抜きで見つめ合える時がきたのは
初めてだったので彩子はこの状況を敏感に感じ取っていた。

真一は学校では女子にちやほやされるが、抱きつかれたり
直接真剣なまなざしで「好き」と言われたのは初めてだった。
ほかの女子の態度は動物園にいるレッサーパンダを見つめるような
感じだと思っていた。「千秋様」と呼ばれていても
それが自身の深い部分を指している言葉じゃないことは
気がついていた。同時に少し寂しくもあった。


567 名前:彩子×千秋[]:2006/11/09(木) 19:47:11 ID:nmA11aG9
「真一・・・君。真一君の胸すごいどきどきしている・・・。」

彩子の胸が当たると、ドキドキドキと大きな心臓の音が伝わった。
彩子も真一の胸に耳を当てていたので彼の大きくて早い心臓の音
を聞いていた。

シャンプーのいいにおいが真一の鼻をくすぐった。
やわらかい細い体に触れられ
真一は自分のあそこが大きくなって行くのを感じていた。
そのこわばりは制服をズボンの一部を大きくこわばらせ
彩子の大事な部分に触れそうなほどだった。

「あっ・・・。」

二人は体の異変に気づき戸惑う。
今日彩子がくる前に散々もてあそんだそれがいまだに
元気を出していると言うことは・・・。
彩子の目をあわせられない。

彩子の方も再び自分のヒダが潤われむずむずした感覚に襲われて
もうどうしたらいいのかわからなくなっていた。

「私知っているよ。男の人はHなこと考えるとどう・・ん・・・う」

真一はそう答えると彩子の唇を自身の唇でふさいだ。
真一の舌が彩子の舌をなめ回す。
女を知らない真一は女性の体が同じように
一部が膨れ上がり、透明な体液を出していることを知らない。

彩子のさっき取り替えたばかりの新しい下着が濡れ
ヒダが合わさる部分が硬く張り詰めていることも。

「はあ・・はあ・・。彩子・・・。俺も君が好きだ・・。」

568 名前:彩子×千秋[]:2006/11/09(木) 19:47:40 ID:nmA11aG9
薄暗い通りは人通りがなく、ただ二人の息遣いだけが聞こえてくる。
真一は普段のクールさを完全に失っていた。
妄想にふけっている時だけに見えた女の体が今ここにある。
いつも隠れてこっそり見るアダルトサイトのモザイクで
見えない部分がここにある。

真一は唾液でべとべとになりながら激しく唇と舌を合わせ
右手で彩子のスカートの中を探り彼女の下着越しから彼女の尻を触っていた。
その手は尻の割れ目に忍び込み、彩子の濡れている部分に到達した。

「あっ・・・!!ふう・・・・ん・・・ん!!」

真一は初めて女性の性器に触れた。それはやわらかく底のない深い沼の様な感触だった。

そして指先に湿りを覚えた。

「濡れている」

くだらない男友達のシモネタ話で聞いていたことはあったが本当に「濡れている」
やわらかいその部分から手を引き抜くと
彩子のしっとりとした愛液が人差し指と中指についていた。
二つの指をゆっくり離すと糸を引くように湿った部分がのびていった。

真一は何か不思議なものを見るようにまじまじと観察をした。
自分の出す精液に似ているようだったがそれはすぐ乾きさらさらとした状態になった。


569 名前:彩子×千秋[]:2006/11/09(木) 19:48:40 ID:nmA11aG9
「はあはあはあ!」

彩子の激しい息遣いはとまらず、仕返しとばかりに真一のズボンへの侵入を試みた。
ベルトを少し緩め、その上から大胆に手をいれ真一の性器をすべてわしづかみにした。

「お返しだからね!」

真一のやわらかい二つの丸いモノが入った袋を揉むと真一は
少し顔をゆがめたが彩子を抱きしめた。

「彩子・・。少し痛いよ・・。でも、気持ちいい・・。」

真一の手も彩子の性器へ再び進入をした

「はあ・・・はあ・・はあ・・真一・・・気持ちいいよ・・・。真一・・大好き・・・。」

彩子の細長い指が真一の大きくなったペニスの先をつかむと
真一のその先端からでたぬるっとしたものに触れた。

「真一も・・・はあはあ・・・濡れてる・・・。これが精子?」

もう二人とも頭がおかしくなりそうなほどの興奮に襲われ
普段は口にしないような言葉を軽軽しく言った。真一はそれが
我慢汁だということを教え、精液ではないことを言った。

「真一・・もう・・・我慢できない・・。ここで脱いでHしたい・・・。」

570 名前:彩子×千秋[]:2006/11/09(木) 19:50:03 ID:nmA11aG9
真一はチャックを開け大きく勃起したペニスを露出して、彩子を後ろから
抱きしめた。彩子は下着をはいていたが、彼女の肛門から秘所にかけて彼の
性器がなぞると身もだえてしまった。そして彼女の膣の入り口を下着越しから
ゆっくりついた。
真一の性器が彼女の下着をおし当て、下着が彼女の膣の入り口を押し当てる。

「ああっ・・・・!あああん!!」

真一の両手は彩子の胸をわしづかみにして、親指と人差し指で彼女の乳首丁寧に撫で回す。
そして彼女の耳たぶをやさしく噛みついた。

「はあああん!!耳はだめえ・・・・!!感じちゃう・・・!!」

真一の激しいキスで彩子の耳や口元は唾液でべとべとになっていた。
彩子は真一の性器を感じ取るため自ら腰を真一の性器へ押し当てた。
もう少し激しく動いてしまうと、下着の脇からするっと膣に入ってしまいそうだった。


「はあはあはあ・・・だめだ・・彩子・・・。やっぱりここではやめよう・・。それにちゃんと避妊しなきゃ・・。」

「・・・うん。」


571 名前:彩子×千秋[]:2006/11/09(木) 19:51:51 ID:nmA11aG9

「今日、お友達の家に泊まるからね。」
携帯電話でそんな嘘をつく彩子。
コンビニの自動ドアが開き
恥ずかしそうに真一が出てきた。

「初めてだったからすごい恥ずかしかった。」
真一が小さな紙袋に包まれたものを彩子に見せた。
それはコンドームだった。
学校のアイドル「千秋様」がコンビニでコンドームを買う。
ありえない事が今起きている。

初めての告白から時間後、二人は裸で抱きしめ合っていた。
ホテルにはコンドームが用意されているなんて二人は知らなかった。

「でもいっぱいHできるね!」と明るく笑顔で言った彩子は真一のペニスを
つかんで、膣に挿入させようとしていた。

終わり。






572 名前:名無しさん@ピンキー[]:2006/11/09(木) 20:06:10 ID:dRWmoJrK
>>561に期待。

573 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/09(木) 20:11:11 ID:gYEeOFb8
誰だよコイツら

574 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/09(木) 20:21:44 ID:kt7H/qqQ
>>564
そういうものいいをすると投下なくなっちゃうし
なにもいわずに>>8 テンプレ誘導してあげたらいいと思うよ


575 名前:手毬 <1>[sage]:2006/11/09(木) 20:37:03 ID:YM2d8L03
>>564 失礼しました。
では投下させていただきます。


- - - - - - - - - - - -


耳の浅いところでふんわりと聞こえていた水の音が、
だんだんはっきりとして朝が来たことを認識する。
意識も徐徐に鮮明になるけど、なかなか目を開ける気にはならなくて。
ベッドの反対側へ転がってみても、そこはただ冷たくて。
起き上がったのは、目が覚めてから10分程経ってからだった。


寝室から出ると見えたのは、キッチンに立つ先輩の後ろ姿。

「…寝過ぎ」
「………誰のせいデスか」

いつものようにコーヒーメーカーがこぽこぽと音を立てて、
いつものように玉子焼きのいい匂いがする。

―そうやって、いつもと同じ朝を演じてるつもりデスか?


いつもの"おはよう"がありまセンよ、と先輩の背中に言い捨てるように呟いて、洗面所のドアを開けた。

鏡の前に立てば、そこにあるのは気の抜けた顔と、紅い痕が残された首筋。
その印が思い起こさせる昨夜の事。
もっと長く、もっと深く触れていたいと思うのとは反対に、
この夜と次の日に訪れる夜のギャップが
身体が重なる度に大きくなっていく気がして恐かった。

長ければ長いほど離れづらくなる。

短ければ短いほど物足りない。

嬌声をあげながら寂静に包まれて、快楽と悲哀に溺れていく。

――――こんな矛盾だらけの夜になったのは誰のせいデスか。

576 名前:手毬 <2>[sage]:2006/11/09(木) 20:38:15 ID:YM2d8L03

カラン、と歯ブラシを元の場所に立ててリビングに戻ると、
「そんな夜にした」張本人がテーブルの支度をしているところだった。

お皿を並べて、またキッチンに戻ろうとする。


――――待って


思わずその背中に抱きついた。

「わっ、何だよいきなり」

――"いきなり"はこっちのセリフですヨ。

「………邪魔なんだけど…」

――邪魔したって、行くんデショ。

「おい……離せ」

――昨日は離してくれなかったクセに。



「………………何泣いてんだよ」
「………泣いてマセンよ」
「…のだめは大丈夫、じゃなかったか?」
「………バカ……カズオ………」


おへその前で固く組んだ手がゆっくりとほどかれて、
先輩が身体を返すけど、顔を上げることができなくて。
そのまま体重を預けて、その胸に頭を埋めた。

577 名前:手毬 <3>[sage]:2006/11/09(木) 20:39:47 ID:YM2d8L03

「………分かってマスよ、仕方ないのは。仕事なんですから」
「………」
「………今日だって『何ともない』って顔して、
 先輩の寂しがる顔でも見てやろうと思ってたんですケドね…」
「……………バカ」


少しずつ視線を上げる。
先輩の顔を見る暇もなく、唇が重ねられた。
朝の挨拶程度じゃない深いキス。
ただ、微かなミントの香りだけが爽やかな朝を演出する。



「………あ……っん…先輩…時間」
「……まだ余裕あるし」
「でも朝御飯………」
「……いいよ後で……」


ちらりと横目に見えたコーヒーカップから、ふわりと半透明の湯気が立ち上っていた。

578 名前:手毬 <4>[sage]:2006/11/09(木) 20:41:20 ID:YM2d8L03

- - - - - - - - - - -


今朝開けたばかりのカーテンをまた閉めると、部屋が薄暗い影に覆われた。
ほんの僅かな隙間から差し込む光が、ベッドの上に細く一筋の線を引く。


向かい合うように座ったのだめの腰に掌を添えて、キャミソールの中へ滑り込ませる。
その背骨をゆっくりとなぞるだけで、甘い吐息が洩れた。

今日の朝まで、たった数ヶ月離れるくらい平気だと思っていた。
仕事だってもちろん嫌々行くわけじゃない。
むしろ行けることは楽しみで、ありがたいと思う。

けど目が覚めて横に眠るのだめを見るとただ単純に、離れたくないな、と思った。

今触れているこの柔らかさも、
今聴こえているこの声も。

すべてが愛しく、名残惜しい。


膨らみの中心を舌先で触れると、のだめの背中が退け反る。
うねって浮き上がる身体を片手で支えながら、
滑らかな太股を撫で上げ、付け根のところで結ばれたリボンをさりげなく解く。
そっと内側へ忍び込むと、その奥は既に熱く溶けていた。


「……………もうこんなになってる」

わざと音を立てるように中で指を二周させると、首に回された腕に力が入る。

「あっ、……は…ぁ……」
「…朝からその気だった?」
「違…ぁ………あ、あ…っ!」

ぬめりを帯びた指で一番敏感なそこを責めると、のだめの脚が小刻に震えた。

579 名前:手毬 <5>[sage]:2006/11/09(木) 20:42:22 ID:YM2d8L03

肌が触れ合う処々から、熱が高まって全身へ巡る。
冷えたシーツも今ではこんなに心地いい。


のだめが両膝を立てて脚を開いたその間から、はたりと一滴の雫が落ちた。


「…………そろそろ」

ベッドサイドの引き出しから、いつものを取り出す。
準備ができてそっと身体を組み敷くと、脚に手をかけ膝を割り、自己を熱の中心に宛がう。
中を進むほどに、交差する指と指が強く絡み合った。

とても遠くから聞こえるような、行き交う人々の賑わいや車の走り抜ける音。
カーテン越しに入ってこようとする晴天の太陽。隙間からその眩しさが見て取れる。
月光とも、電灯とも違う、淡く暖かな光に満たされたこの部屋には、
熱っぽい空気が立ち込めて、ただ二人の声と繋がる音だけが響く。


「……あ……あ、…っん……」

ゆっくりと引き抜いてはまたゆっくりと挿し入れる。
こうしているとつい、別れることを忘れてしまいそうになる…
たった今繋がっている、この朝と、今日訪れる夜は同じ日なのに。
その数時間の夜ですら……触れられない、この髪にも、この首筋にも、この胸にも、この腰にも……
ひとつひとつ確かめるように、指を上から下へ滑らせた。

580 名前:手毬 <5>[sage]:2006/11/09(木) 20:43:47 ID:YM2d8L03

オレはこんな未練たらしい男だったのかと心底情けないとは思うが、
それと同時に湧き上がるのは、このまま繋がっていたい、という想い。

目が合っても、何も言えないから、何も言わない。
すがるようなのだめの眼がオレの視線を捕らえる。
奥深くに、ぐっと体重をかけてだんだんと強く突く。

「はぁ…あ…、あっ、いや……せんぱ、い…っ!」

終わりが近づくのを察して、のだめが横に首を振った。
潤んだ瞳が「やめて」と訴えかける。
それはいつもの口癖ではないことは、その表情が物語っていた。

心とは裏腹に、出口を求める欲望。

そうだ、たった数ヶ月。ただ出張は久しぶりなだけ、そんなに大袈裟に考えることじゃない。
どうせ一週間も経てば何とも無くなるに違いない。

見まいとしていた部屋の隅のスーツケースをわざと横目で見ると、
ずっと力が入りっぱなしののだめの手を強く握り返し、
深く、強く貫いた。

「あっ、あ、や…っ、しんいちく……ん…っ」
「…のだめ……愛してる…」
「あ…っ、あ……んっ、あぁぁっ!」

急激に狭くなる中に締め付けられ、のだめの後を追いかけるように上り詰めた。
紅くなった目尻を親指で拭い、その熱い頬を包んで静かにキスを交わす。

581 名前:手毬 <7>[sage]:2006/11/09(木) 20:47:14 ID:YM2d8L03

- - - - - - - - - - - -


すっかり冷えてしまったコーヒーや玉子焼きを温め直し、
もう昼食とも言うべきかなり遅めの朝食を取った。

朝から…というのは、終わってみればなんとなく恥ずかしくて、
食事中も何か言わなければと思うがお互い何も言い出せなかった。
昨夜と同じように、まだ身体の熱が冷めないままで―――。



朝食の片付けと荷物の確認も済ませて、時計を見ると刻々と出る時間が迫っていた。

「…ちゃんと飯食えよ」
「…分かってマスよ」
「…ピアノさぼんなよ」
「…分かってマスってば」
「…部屋散らかすなよ」
「…………それは自信ないデスね」
「…汚くしてたら土産やらないからな」
「う……了解デス…」
「……じゃあ、そろそろ行くから…」
「…ハイ」


のだめを引き寄せ強く抱きしめ、最後の口付けをした。




E N D - - - - -

あ…<5>がかぶってしまいました…すいません。
一週間経って、千秋は「あの夜を思い出した」とか言ってましたが
朝のことは忘れたのかという質問はなしにしてください。

582 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/09(木) 21:11:14 ID:g1fxnV4S
手鞠さんGJ!!!!!

583 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/09(木) 21:11:53 ID:3x6Qn8iI
GJ〜

584 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/09(木) 21:13:09 ID:g1fxnV4S
ごめんなさい!手毬さんでしたね。


585 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/09(木) 21:28:11 ID:QhhQPmGw
手毬さんGJ!!
よかったです〜!
やっぱり女性職人さんの話はいいですねー!

586 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/09(木) 22:37:08 ID:NW1+OXTD
手毬さんGJ!
切ない感じがしてすごい良かったです。
次作もぜひまた投下して下さいね!

彩子萌え男職人はあれだな、まず>>1にある通りここはsage進行。
コミックはとりあえず全巻読んで、作品の世界観とキャラクターを把握してくれ。
過去ログにひととおり目を通して、神職人と呼ばれる作品を読んで勉強したり、
過去のゴタゴタを知って、 なぜ>>447のテンプレが出来たかいきさつを知ってくれ、頼むから。

587 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/09(木) 23:01:05 ID:yLjD7jrG
さすが手毬さん・・・!神だ!

588 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/09(木) 23:17:06 ID:m7PFpe5w
GJまた投下して

589 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/09(木) 23:20:44 ID:HlHRdbS+
手毬さんGJー萌えました!

そろそろリレーの続きが読みたいと思う今日この頃。

590 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/09(木) 23:40:13 ID:ZcPYOIk7
誰だよこの千秋と彩子
イラネ

591 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/10(金) 01:02:04 ID:ritXja6n
千秋と彩子を書いた奴へ一言。

オ ナ ニ ー プ レ イ は 他 所 で や れ

592 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/10(金) 01:35:48 ID:Yk5WV/IN
彩子×千秋書いた人GJ!です。
私は彩子×千秋と書いてあるし、嫌ならスルーすればいいと思いますよ。
確かに男職人さんは書きながら投下したけれどその点について謝罪してるし、
あとからグチグチ言うのは21歳以下禁止のここにいるのには相応しくないかと。
テンプレ必読は大事ですけどね。

>>男職人さん
私は彩子×千秋好きです。
のだめより大人な雰囲気でよかったです。GJ!
千秋初体験も萌えでした。(´Д`;)ハァハァ
もしよろしければ峰×清良などもチャレンジお願いします。

593 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/10(金) 01:37:18 ID:l6xqc0Es
なんか、久しぶりに職人追い出し屋さんが発生してるようだけど、
気に入らなきゃスルーしましょうってのも、ここの暗黙のルールじゃなかったかい?
GJいっこも出なけりゃもう投下しないって。
職人さんが投下しづらい状況作るのやめてほしい。

594 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/10(金) 01:47:56 ID:ritXja6n
気に入らない以前の問題だろ。
千秋と彩子のキャラが破綻しすぎている。
のだめの世界が感じられない。
お互い初めてなのにいきなり公園で裸になってHはじめるって、
これじゃあ千秋と彩子じゃなくて東京大学物語の村上と英理だろ。
彩子も処女なのにいきなりペ○スをつかんでってありえない
正直千秋と彩子は嫌いだが、キャラをきちんと書いて、なおかつルールを守っていれば
だれもここまで叩かないだろ。



595 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/10(金) 01:53:41 ID:ooP7ydzN
だから気に入らなきゃスルーしろ

自分はキャラが違うとこは流して
読んで、普通に楽しんだ。


596 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/10(金) 01:54:56 ID:ritXja6n
たとえば一番最初の初期スレにあった千秋と彩子のSSなら、確かにのだめキャラをきちんと描いてたから
誰も叩かなかったしGJも出てただろ?
千秋とのだめが一番好きだが、キャラが破綻せずなおかつルールを守っている職人には、
たとえ気に入らないカップリングでも叩いたりせずさりげなくスルーすると思う。
要は、どれだけのだめのキャラをきちんと描けているかということなんだよ。
のだめのキャラの名前が一緒なだけの完全に世界が破綻したエロ小説なんて、
誰も読みたくないし、読みたいならドリーム小説で充分だよね?

597 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/10(金) 01:57:23 ID:iLy8dflU
GJしかつかないと、調子に乗ってハメはずすバカ職人が出るんだよ。
いままでもそうだった。
それに、ルール守れないのにGJってアホか。
何でもよしとするのも問題だ。

598 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/10(金) 02:01:07 ID:ritXja6n
>GJしかつかないと、調子に乗ってハメはずすバカ職人が出るんだよ。

確かに色々いたなw

少なくと書きながら連続age投下のルール違反にキャラ破綻じゃ、
GJ出るわけないだろ。

599 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/10(金) 02:01:25 ID:sj2mFf0j
もういいじゃん。
せっかくスルーしてんのに、いつまでたっても叩きレスが続くのも萎え。





600 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2006/11/10(金) 02:49:29 ID:EpnyN8aq
週末も近づいてきたし、リレー続かないかなぁ〜。自分はどうも先が想像できん…。

あと何かネタありましたっけ?萌えトークキボン。


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