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のだめカンタービレ3

1 名前:1[]:05/03/17 03:11:47 ID:cyEzz2tw
ここは、のだめカンタービレのエロパロです。
職人さん達が投下しやすいようにまったり待ちましょう。

前スレ
のだめカンタービレ2
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1107877262/

のだめカンタービレ・2chの過去ログ保管倉庫
http://www.geocities.jp/nodame2004jp/

関連スレ及び、目次は >>2-20 ぐらい

※容量が500KBを超えたら書き込みできなくなるので、そのまえに次スレを立てましょう。


2 名前:関連スレ[sage]:05/03/17 03:12:59 ID:cyEzz2tw
関連スレ

のだめカンタービレ  
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1096824021/

ネタバレスレ
【じゅうでーん】のだめネタバレ2【おせーよおまえ】
http://aa5.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1110712941/


3 名前:エロパロ板のだめスレ1(前々スレ)[sage]:05/03/17 03:14:43 ID:cyEzz2tw
◆完結SSリスト

 01.「のだめ×千秋」……19さん作 ■>20-27 
 02.「千秋×彩子」……46さん作 ■>36-46 
 03.「 題名ナシ 」(菊池×いずみ)……名無しさん作 ■>103-105 
 04.「千秋カンタービレ」(エリーゼ×千秋)……ピアノさん作 ■>131-142>145-155
 05.「Kiss away」(千秋×のだめ)……ピアノさん作 ■>234-251

 06.「千秋×のだめ」……226さん(=dropさん)作 ■>259-265
 07.「へタレ千秋」……285さん(=dropさん)作 ■>289-294
 08.「千秋×のだめ」……名無しさん作 ■>332-335>344-347
 09.「千秋×のだめ」……名無しさん作 ■>359-365>377-382
 10.「Kiss it better」(千秋×のだめ)……ピアノさん作 ■>397-414>437-458

 11.「千秋 in フィンランド」(オリジ現地女性×千秋)……名無しさん作 ■>486-495
 12.「 題名ナシ 」(黒木×のだめ)……501さん作 ■>501-506>803-804>806-810>814-821
 13.「私を温泉へ連れてって」(千秋×のだめ)……ヴァイオリンさん作 ■>520-535>542-553
 14.「露天風呂編」(千秋×のだめ)……ヴァイオリンさん作 ■>569-577 
 15.「嫉妬」(千秋×のだめ)……dropさん作 ■>588-603>695-704

 16.「前夜」(峰×清良)……ピアノさん作 ■>635-652
 17.「変態の森へ」(千秋×のだめ)……dropさん作 ■>756-760
 18.「 題名ナシ 」(千秋×のだめ)……501さん作 ■>831-836>852-861
 19.「眩暈」(千秋×のだめ)……842さん作 ■>842-843>863-864>883-886
 20.「マシュマロ」(千秋×のだめ)……dropさん作 ■>844-846

 21.「 題名ナシ 」(俊彦→のだめ)……501さん作 ■>871-880
 22.「 題名ナシ 」(千秋×のだめ)……名無しさん作 ■>897

       完結SSリスト 以上。

4 名前:エロパロ板のだめスレ1(前々スレ)[sage]:05/03/17 03:15:42 ID:cyEzz2tw
◆連作案内

 I  05.「Kiss away」 → 10.「Kiss it better」
    ピアノさん作(千秋×のだめ)
    ■>234-251>397-414>437-458

 II  12.「私を温泉へ連れてって」 → 13.「露天風呂編」
    ヴァイオリンさん作(千秋×のだめ)
    ■>520-535>542-553>569-577

 III 06.「千秋×のだめ」 → 07.「へタレ千秋」 → 16.「変態の森へ」
    dropさん作(千秋×のだめ)
    ■>259-265>289-294>756-760


◆未完SS

 「 題名ナシ 」……71さん作(鈴木姉妹×千秋予定) ■>84-88 未完
 「新婚さんいらっしゃ〜い♪」(千秋×のだめ)……842さん作 ■>904-906>910-911>914-915 未完
  ※次スレ(エロパロのだめ2)で続き連載予定


◆ネタ

 「峰の裏試験」……名無しさん作(原作のギャグエロパロ) ■>514-516
 「他の作者がのだめカンタービレを描くとどうなるか」……名無しさん作 ■>627-628

       エロパロ板のだめスレ1(前スレ)目次 以上。


5 名前:エロパロ板のだめスレ2(前スレ)[sage]:05/03/17 03:17:30 ID:cyEzz2tw

◆完結SSリスト1
 (特にCP表記が無いものは全て 千秋×のだめ。 "&"表記はCPではありません。)

 01.「新婚さんいらっしゃ〜い♪−未来形」……842(改めいよかん)さん作
    【前スレ■>904-906>910-911>914-915】 >16-21>31-35>37>74>155-158
 
 02.「トンネルの向こうに(Lesson67より)」……ピアノさん作 ■>54-59
 03.「Christmas Memory 〜ふたつの願い〜」……ヴァイオリンさん作 ■>84-133
 04.「床の上」……けろりんさん作 ■>141-143>145-148
 05.「二人のコンチェルト」……名無しさん作 ■>162-173>198-201
 
 06.「君が手を離さないでと言ってくれるだけで」……842(改めいよかん)さん作 ■>185-194
 07.「泡」……ピアノさん作 ■>206-214>216-225
 08.「unconditional love」……dropさん作 ■>236-248
 09.「そして僕らは間違っていく」……842(改めいよかん)さん作 ■>257-260、300-303、310-315、331-335
 10.「熱に効く薬」……けろりんさん作 ■>267-272

11.「男同士の頼み」(千秋×のだめ、千秋&峰)……けろりんさん作 ■>281-286
 12.「ambrosia」……dropさん作 ■>353-358
 13.「褒美の報酬」……けろりんさん作 ■>376-378
 14.「あなたの音がココにあって」……842(改めいよかん)さん作 ■>386-407
 15.「ガールズトーク&ボーイズトーク」(千秋&峰、のだめ&清良)……けろりんさん作 ■>460-464


6 名前:エロパロ板のだめスレ2(前スレ)[sage]:05/03/17 03:18:19 ID:cyEzz2tw

◆完結SSリスト2

16.「すずらんのような彼女」(黒木×のだめ、千秋×のだめ)……けろりんさん作 ■>493-497
 17.「秘め事」……ピアノさん作 ■>515-531
 18.「江戸のクロキン」(黒木×のだめ)……名無しさん(=いよかんさん)作 ■>575-579
 19.「にらめっこしましょ」……名無しさん(=いよかんさん)作 ■>591-595
 20.「休日のヒトコマ」……いよかんさん作 ■>608-612

 21.「 題名ナシ 」……600さん作 ■>618-619
 22.「 題名ナシ 」……ちぇろさん作 ■>629-636
 23.「S−1グランプリ」……いよかんさん作 ■>646-650
 24.「視線の先には」……いよかんさん作 ■>661-664
 25.「小さな死〈S〉」……dropさん作 ■>671-672

 26.「夢の中 〜N side〜」……いよかんさん作 ■>687-688
 27.「夢の中 〜S side〜」……いよかんさん作 ■>692-693
 28.「小さな死〈m〉」……dropさん作 ■>704-705

       完結SSリスト 以上。  

7 名前:エロパロ板のだめスレ2(前スレ)[sage]:05/03/17 03:19:11 ID:cyEzz2tw
◆連作案内

 I  09.「そして僕らは間違っていく」 → 14.「あなたの音がココにあって」
    842(改めいよかん)さん作
    ■>257-260、300-303、310-315、331-335、>386-407

 II  11.「男同士の頼み」 → 15.「ガールズトーク&ボーイズトーク」
    けろりんさん作 (千秋×のだめ、千秋&峰、のだめ&清良)
    ■>281-286>460-464

 III 19.「にらめっこしましょ」 → 23.「S−1グランプリ」
    いよかんさん作
    ■>591-595>646-650

 W 25.「小さな死〈S〉」 → 28.「小さな死〈m〉」
     dropさん作
    ■>671-672>704-705
 X 26.「夢の中 〜N side〜」 → 27.「夢の中 〜S side〜」
    いよかんさん作
    ■>687-688>692-693

     
       連作案内 以上。
エロパロ板のだめスレ2 目次 以上。

8 名前:1[sage]:05/03/17 03:20:24 ID:cyEzz2tw
スレ立て終わりました!
けろりんさん、投下邪魔して申しわけありませんでした。
投下お待ちしておりますので、どうかよろしくお願します。

9 名前:けろりん[sage]:05/03/17 03:22:12 ID:aimcKYT4
1さん、たいへん乙!
お手間かけました!
そんなあなたへ愛をこめて、投下させていただきます。

10 名前:けろりん[sage]:05/03/17 03:23:08 ID:aimcKYT4
■1

「はあ…」

今日、何度目のため息だろう。
これから、また松田幸久に会わなくてはならないなんて。
おととい、こともあろうにあんなシーンを見られてしまい。
しまった、という言葉が頭の中を駆け回りながらも、なんとか打ち合わせを
乗り切って、ため息をつきつき部屋に帰ってきた。
すると昨日の夜、電話が鳴ったのだ。河野さんからだった。
明日、松田さんと食事をしないか。彼が振っていたR管時代のソリスト達も来る。
あなたもいろいろ話を聞けるいい機会になるのではないか。
……確かに、その点は魅力だった。顔つなぎにもなるし。
そもそも、俺は松田さんの棒は好きだ。
だからこそ、自分が創ったオケを任せたいと思ったわけだし、とても尊敬できる
音楽を創る人だ。だが、人間としては、正直……苦手。

よければ彼女も一緒に、と言われたので断ろうとしたとき、
電話の向こう側の相手が変わった。松田さんだ。
「千秋くん?よければ、じゃなくて、絶対に一緒においで。待ってるよ」
それだけ言って、電話は切れた。

……どうして奴は、こんなにエラそうなんだろう……?
というより、どうして俺は奴が苦手なんだろう……?

11 名前:けろりん[sage]:05/03/17 03:24:13 ID:aimcKYT4
■2

……まあいい。とりあえず今日は行かなければ。もう出ないと間に合わない。
「のだめー、そろそろ出かけるぞー」
「はぁいー」
出て来たのだめは、襟元が大きく開いた黒のワンピースを着ている。
似合ってるけど……ちょっと、胸が開き過ぎじゃねーのか。
「おまえ、それ着てくの?」
「洋子の新作なんですけど、ヘンですか? それにしても松田サン、いい人ですネ♪」
「いい人だあ〜?」
「だってのだめのことも誘ってくれてるじゃないデスか!
先輩、そうじゃなかったら1人で行っちゃうつもりでしょ?」
「そりゃ、そう、だけど……」
「たまには、のだめをちゃーんと紹介してくれてもいいんじゃないデスか?」
「ちゃんと、って…?」
「コイビトだって」
「…………」
こいつ、最近、……生意気だ。
「あー、先輩、赤くなりましたヨ」
「知らねー!いいから、行くぞ!」

予約をしてあるというレストラン近くの、ホテルのロビーで待ち合わせをした。
松田さんと河野さんに、あらためてのだめを紹介する。
この間はあわててのだめを帰してしまったので、名前を言うのすらここで初めてだ。
「はじめマシテ、野田恵です。千秋先輩と同じガッコのピアノ科にいて、
今はコンセルヴァトワールでピアノの勉強中デス!」
平然とほほえむ松田さん。笑顔が、どーも何かをたくらんでいるように見えて仕方ない。

12 名前:けろりん[sage]:05/03/17 03:26:00 ID:aimcKYT4
■3

「このあいだは邪魔しちゃってごめんね、せっかくの恋人同士の語らいを」
「ふぉ〜、“恋人同士”……あへー」
「もういい、お前、しゃべるな。…松田さん、………どうして今日は俺…と、
その、こいつを、誘ってくれたんでしょうか」
「別に? 日本人同士、交流したいし。千秋くんは僕を知っていたんだろうけど、
僕は千秋くんのことを、佐久間さんを通してしか知らなかったからね。
結局日本でも、R☆Sの引き継ぎのときに2−3回会っただけだったから、もうちょっと
話したくて。彼女も、いい機会だろ? 昨日、せっかくいい場面も見られたことだしさ」
……出た。
「千秋くん、ああいうことするようなタイプには見えないけどね。人前で、彼女と、キス」
オレだってそう思ってるよ!
「……あれは、あなた達が来るまでは、誰もいなかったので……」
「日本で峰くん達から話は聞いてたんだ。千秋くんの彼女が、とっても変わってるって」
「変わってるどころか、あいつは変態ですよ」
「……その変態が好きな男のことは何て呼べばいいのかな?」
「………」
くそー、言い返せねえ。
「彼女と学生時代から同棲してたんだって?」
「違いますよ。部屋が隣だっただけです。どこから聞いたんですかそんなホラ話」
「どうやって付き合い始めたんだい?千秋くんから申し込んだの?」
「……なんでそんなこと聞くんですか」
「単なる興味。世間話? 千秋くん、もてるからねえ。
奥山くんや高橋くんがきっと泣くだろうね、あのシーンを見たら。いい土産話ができたなー」
「………」
「けど、とてもすてきな子じゃないか。かわいいし、スタイルもいい。
ピアノを聴いてみたいもんだね」

……絶対聴かせたくない。そう思った。


13 名前:けろりん[sage]:05/03/17 03:28:55 ID:aimcKYT4
■4

「はじめまして、千秋真一です」
「オー、チアキ!君のことはよく知ってるよ。コンクールの関係者から話も聞いたし、
この間の公演も気に入った!まだ20代だっていうのに、その落ち着きは何なんだい!?
日本人独特のワビサビと関係があるのか?」
「そういえばユキヒサも若い頃から妙に落ち着いてたしなーハハハ」
「シュトレーゼマンは元気か?あのエロオヤジぶりは健在なんだろ?」
名だたるソリストに囲まれ、俺が会話を交わしている間に松田さんはのだめを
自分の隣にさっさと座らせてしまった。
俺の隣には、ヴィオラ奏者のダニエラ。妖艶なタイプで、つい胸元に目が行く。
しかしそれよりもなによりも、松田さんがのだめの傍にいるのが、どうしても
気になってしまい、気もそぞろになるのが自分で分かる。
……なんだってんだよ。

「野田さん、…恵ちゃんって呼んでもいいかな?ピアノ科で千秋くんと一緒だったん
だってね。ぼく、R☆Sオケの話を受ける前にニューイヤーコンサートを聴きに行って、
千秋くんとも会ってるんだけど、そのときも恵ちゃんには会ってないよね?」
「あー…のだめ、あの時実家に帰ってたので、センパイの最後の舞台聴けなかったんデスよ」
「そうなんだ。残念だったね、千秋くん、格好よかったよ。指揮は独学だなんて、やるね」
「松田サンは、指揮科出身なんでスカ?」
「うん、森光。……あれ、恵ちゃん、手が大きいんだね。ちょっと比べてもいい?」
「あ、ハイ………」


14 名前:けろりん[sage]:05/03/17 03:30:14 ID:aimcKYT4
■5

あいつ、なにやってんだ、のだめの、手、触りやがって……
「何度届く? かなりの難曲でも弾きこなせそうだね。ほら、僕と比べても。
白くて、きれいな指だ。でも、ちょっと寂しいかな。指輪とか、千秋くんは
プレゼントしてくれないのかい?なんなら僕があげてもいいんだけど」
「そんな〜」
「いや、僕は本気だよ。魅力的な女性には、いつだって美しくいて欲しいからね」

なんだ、この会話は。
俺の目の前で繰り広げられる、ラブアフェア。ラブアフェア……って、
自分で考えておいて何だが、「ラブ」って、なんだよ!違うだろ!
この俺様の目の前で!

歓談はいい具合に進んでいた、と思うが……
曲の解釈や新人演奏家の印象、パリや世界のオケ事情、クラシック界の裏事情。
とてもためになる話をいろいろ聞けた、ような気がするが。
どこまで記憶に残っているかあやしい。
食事も美味かった、と思うが、正直味なんてよく分からない。

食事を終え、もう1軒どこか踊れる店へ行こう、とおっさん達が言い始めた。
俺はもちろん帰りたかったが、ダニエラに無理矢理腕をとられる。
「チアキ、私と踊りましょうよ?ダンスが得意、特にフラメンコが上手だって聞いたわよ」
聞いたって誰からだよ。クソジジイに勝手に写真を撮られた挙げ句、それをのだめに
送り付けられ、後で言い訳が大変だった思い出が蘇る。
案の定、それを耳にしてのだめも思い出したらしく、こっちを恨みがましくにらみ始めた。

「踊ればいいんじゃないデスかー、のだめも見てみたいデス、センパイのフラメンコ。
バラの花もくわえてくださいネ!キー!」
目が座っている。こいつ、また飲み過ぎてるな……。

15 名前:けろりん[sage]:05/03/17 03:30:54 ID:aimcKYT4
■6

結局、オヤジ達に無理矢理連れていかれた次の店で。
入るなり、松田さんはのだめの手をとった。
「じゃあ恵ちゃん、僕達も踊らないかい?教えてあげるから」
「いいデスね、行きましょう!」
2人、フロアへ連れだって行ってしまった。
チクショウ。ふざけやがって……

私たちも、と急かされ、仕方なく、俺もダニエラの手を取って2人の後に続いた。
流れるのは、ダンスミュージックというよりは良質のポップス。
どちらかというと男女がくっついて踊るほうが似合うタイプの。
何組ものカップルが、楽しそうに動いている。腰に手を回し、手をつないで。
その中に、あの2人もいる。
近くにいたところで、話し声もこれでは聞こえない。
それを逆手にとってか、時折、のだめの肩に手を回し、耳元に、必要以上に
顔を近寄せて話しかける松田さん。
ダニエラと当たり障りのない会話をして音楽に合わせて適当に踊りつつも、
俺はずっとのだめの姿を目で追ってしまい、ダニエラの言葉にも上の空だ。

曲が、ショパンのノクターンをポップスにアレンジしたものに変わる。
何か語っている松田さんに。
のだめが、ものすごく柔らかい、とろけるような笑顔になったのが見えた。
まるで花が開くような……。


……あんな笑顔は、俺だけに向けてくれ。

16 名前:けろりん[sage]:05/03/17 03:32:09 ID:aimcKYT4
■7

「じゃあ千秋くん、また。次は日本で、かな。楽しみにしてる」
「……ありがとうございました。それじゃ、タクシー拾いますんでこれで」
俺はさっさと早足で歩き出した。
「センパーイ、早いですよ、歩くの。のだめいっぱい飲んだから、追い付けませーん」
「さっさと来い…!」

「……松田さん、知りませんよ、千秋くんもう口きいてくれませんよ。
まったく、どうしてそう意地悪するんですか」
「いやー、面白いね彼」
「ご自分の彼女が昔、シュトレーゼマンにちょっかい出された事があるからって、
弟子の千秋くんに……」
「……けえ子さん、どうしてそれ知ってるの?」
「クラシックライフの情報網をナメないでくださいね」
「……それ、他言しないでね」
「さあ、どうしましょうか」

のだめが、まったくもー、と文句を言いながらついてくる足音がする。
アパルトマンのドアを開け、階段を上る。俺の部屋のドアを開けて、
のだめを先に部屋へ入れる。
ドアを閉めて。
「センパ………!?」
俺は、驚くのだめをドアの内側に押さえつけ、唇を重ねた。
無理矢理。
自分でコントロールできない感情。
貪る、という言葉がぴったりくるような。
唇を舌先でなぶり、口中ではくまなく、
どこも、かしこも、「俺のものだ」とでもいうような痕をつけようと。
「や……こんな、ところで……」
「うるさい……」

17 名前:けろりん[sage]:05/03/17 03:33:37 ID:aimcKYT4
■8

だめだ、こんな乱暴なこと。
そう頭の中では言っている、けれど止められない。
キスをしたまま、俺の左手はのだめの背中を這い降り、ヒップのまろやかな曲線を荒々しく
上下する。右手は乳房。全体をつかみ、たぷん、と揺れる乳房を震わせて、揉みしだく。
俺の手が触れるだけで、いとも簡単に立ち上がる両の頂を親指で転がすと、
ふさがれた唇のすきまからか切ない息が漏れる。
熱い肌。電灯を点けていない部屋の、暗がりの中で浮き上がる白い肌。
柔らかい乳房。いつもの俺は、この上なく大切な宝物のように、優しく、優しく、撫でる。
今夜はできない。
「………っ!」
ワンピースの裾をたくし上げ、下着に手をかけてさっさと取り除く。
最奥にまで指を差し入れ、柔らかい部分を刺激する。
乱暴に突起を摺ると、それでも、だんだんとそこは潤ってきて。
首筋を、乳房を、舌できつく蹂躙した。
のだめの、声にならない声が聞こえる。
立ったまま、片方の腿を高く持ち上げたとき、のだめは一瞬抗議の声をあげようとした。
だが、俺の唇でその声は遮られる。
俺はベルトを外してジッパーを下げ、既に屹立しているものを、乱暴にのだめ自身にあてがい、
そのまま一気に沈めた。
すぐに飲み込まれる快楽の波。
のだめの腰を抱き、欲望にまかせて自分の腰を打ち付け続ける。
肌が擦れる音と、かすかな水音、そして2人のくぐもった熱い息の音が部屋に響き渡る。
のだめ。
「のだめ……好きだ……オレは、おまえを……」
おまえを。
その後、何と言うつもりなんだろう。
その答えを考える余裕もなく。
目の前を閃光が走った。


18 名前:けろりん[sage]:05/03/17 03:35:59 ID:aimcKYT4
■9

どのくらい、そのままでいただろう。
息が整ってから、ふたりでシャワーを浴び、裸のままベッドに転がりこんだ。
後ろから、ぎゅ、っとのだめを抱きしめる。
……今夜は、疲労困憊、だ。
気持ちは良かったけどな……。
「………悪かったな」
「んー……確かに、ちょっと乱暴だった、カナー。だけど、ワイルドな先輩もステキでしたよ?
のだめ、ちょっぴり、興奮しちゃいマシた……」
俺は赤くなった。
「……お前さ、松田さんと踊ってたとき、何話してたんだよ。ノクターンが掛かってたとき」
「えー?あの時?えーと……松田さん、たしか…
『千秋くんは、どんな彼氏?』
『のだめには、すっごくエラそうで……すごーく、すごーく優しいデス!』
『はは……なるほどね、分かるよ。彼はそれが音に出始めてるね。いい彼氏じゃない』」

は……。
どこまで、本気なんだろう、あの人は……。
「松田さんって、清良たちが「大人にしたオレ」みたいだって言うんだけど……」
のだめは、ぶほっ、と吹き出した。
「やだ〜、松田サンが、センパイ〜!?全然違いマスよー!

それに、と、俺の目を見つめて。
「キスしてくれマスか?」
素直に、口付けた。
さきほどのことを詫びる気持ちもあり。優しい、キスを。

「……松田サンは、こんなキスはしてくれないデスよ…
こんな風に優しく、のだめにキスするのは、センパイだけデス……」

<FIN>

19 名前:けろりん[sage]:05/03/17 03:39:21 ID:aimcKYT4
以上です。
いやいや1さん、本当にご迷惑おかけしました。

松田さんに、いじめさせて!というリクにお応え……
出来てない気がすごくする……
笑いがなくってちょいシリアスになってしまったのが不満……
みみみみなさんすみません。

私にしては初めて千秋をイカせることができました!
え、あれでかよ!って言わないでね。ほらいっつも寸止めだから。


20 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/03/17 03:45:41 ID:Rli8oNic
リアルタイムキタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
けろりんさん、激しくGJです!!

松田さんの過去、すごく笑えた。そっかーなるほどね!! そんな裏があるのかww
ますます松田さんがイイ!! 萌えマスタ!!

---------------------
ところでテンプレにて、「小さな死〈S〉」とちゃんとつけて頂いて……有難う御座いました。
そんな私はdropでした。皆様、ご感想有難う御座いました。おやすみなさい……。


21 名前:1[sage]:05/03/17 03:46:24 ID:cyEzz2tw
けろりんさんすっばらしい!!!
激しく萌えましたよ〜!
やっぱりいぢめっ子松田さんは最高ですよねー!
本当にありがとうございました!

あと、前々スレのリストの中で、

11.「千秋 in フィンランド」(オリジ現地女性×千秋)……名無し(=drop)さん作 ■>486-495
19.「眩暈」(千秋×のだめ)……842(改めいよかん)さん作 ■>842-843>863-864>883-886

の訂正が出来ていませんでした。
すみませんでした。





22 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/03/17 03:46:56 ID:p+2FRP0n
>けろりんさん!素晴らしかったです!
ワイルド千秋・・・。鼻血モノです☆
ありがとうございました!

>1さん
短時間でのスレ立てお疲れさまです!
感謝感謝ですよ!
ありがとうございます☆

お二人ともGJでした!


23 名前:けろりん[sage]:05/03/17 03:48:20 ID:aimcKYT4
ありがとう1さん、
ありがとうdropさん、
ありがとうみんな……
寝るわ。

24 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/03/17 08:47:53 ID:4EWGqsee
けろりんさんありがとう! 1さんもありがとう! 
お ふ た り と も ネ申 ! !

ところで、一箇所気になってしかたがないのだが・・・・
> 「……松田サンは、こんなキスはしてくれないデスよ…
>こんな風に優しく、のだめにキスするのは、センパイだけデス……」

・・・ し た の か ( ̄□ ̄;||)? 優 し く な い キ ス を ? 松 田 と ? ヒィィィ
読解力曲がってたらスマソ

25 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/03/17 09:27:34 ID:4EWGqsee
おはよーゴザイマス!
GJ!GJ!GJ!
おやすみけろりんさん☆ タノシカタヨ

26 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/03/17 09:59:49 ID:R2aE9F6t
前スレ前々スレの目次作成人です。
1さん乙!アンカーを■に変えたり、大変だったでしょうに…本当どうもありがとう!!

そしてけろりんさんGJ!最高でした。
基本がSの松田さん萌え。突っつかれて強引になっちゃう千秋萌え。
笑顔になってたのは千秋のことを話してたから、なのだめ萌え。
素晴らしかったです。

>24
激しく同意。
「松田サンは、こんなキスは…」じゃあ一体どんなキスを!?とか(w

27 名前:いよかん[sage]:05/03/17 16:31:06 ID:YvExgMym
けろりんさんGJ! 松田さん好きだ――!!

そしてみなさま、温かなお言葉いつもありがとうございます。
さらに、スレ立て乙でした>1さん

さて、今日の投下ですが。
いつもとまったく書き方が違ってて萌え要素ほぼ皆無。
ネタ切れバレバレです。笑いもなし。困ったもんだ。
それでも色気を目指しましたので。さらりと読んでぺっしてください。

28 名前:appropriate1/いよかん[sage]:05/03/17 16:32:55 ID:YvExgMym
「appropriate」

温かな湯気が狭い室内にたち込め。
足元には頭上から落ちてくる飛沫のたてる音が賑わう。
水は身体のあちらこちらに幾筋もの流れをつくり。
蜜事のほてりが残る肌の上を出会い別れてやがて渦に巻き込まれる。

その唇はあらゆる所を彷徨い。
その指は知りうる全ての快楽をもたらし。
貴方は何度も私を死へと導く。

先程まで彼の人の指や唇に翻弄されていた身体が。
私の元へ還る瞬間。
全てを熱い雨に漱ぎ。
水音だけが響くこの小さな空間で。
密かにけれども大きく息を吸い込む。


29 名前:appropriate2/いよかん[sage]:05/03/17 16:34:07 ID:YvExgMym
瞼を閉じて感覚を開き。
静かにその刻を待つ。
水滴が瞑られた瞳の扉を叩き。
私は新たな身体を抱きしめ。
右手は蛇口を捻り儀式の終わりを告げる。

タオル1枚を巻きつけた姿で。
彼の人の息を飲む音が聞こえる。
ふうわりと伸ばした腕は。
やはり捕らえられて自由を失う。
そして、彼の人は理性を失う。

新しい身体には再び所有の跡がつけられ。
私はクスクスと笑い声を上げる。
それもつかの間。
瞳が、唇が、指が、私が、彼が。
出会い別れてやがて光の渦に巻き込まれてゆき。

貴方は百も千も、私の身体を所有する。

おわり

30 名前:いよかん[sage]:05/03/17 16:37:24 ID:YvExgMym
以上です。
って短け――っ!!

シャワーシーンをいかに色っぽくしかも綺麗に描写できるか、という
実験的なものに挑戦してみたはいいものの。
わけわかんねぇ……orz

ごめんなさい。やってみたかったんです。
次からはまたギャグていすとに戻しますんで。
許してやってください。

31 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/03/17 19:14:20 ID:k/PfgT4+
おおぅ、スレの流れ速すぎっ嬉しいっ
dropサンけろりんサンいよかんサン、ネ申!!! 

dropサンのエロ甘大好きです!!甘美!!
いよかんサンやっぱ作りが上手ですよえぇ。惚れ惚れ。
けろりんサンやきもち強引千秋(´∀`)ハウー

そして最後に一番新しいいよかんサンSS、なんだか
音楽を奏でているような感じで。おおぅ!ホントにいよかんサン?と。
(大変失礼を申し上げてます)
才能溢るるお方なんですね。やっぱネ申!

てか、ここ凄すぎ。

32 名前:けろりん[sage]:05/03/17 22:12:23 ID:aimcKYT4
今朝ははよからお疲れさまでした。
読んでくれた皆様、本当にありがとうです。

>24
うわーッ、そう読めるか!そうか!!そうだね!!!
ではお好みで、
(1)「こんな」をトル
(2)松田さんのキスは優しくない。
どちらかを妄想してください(w
2だとしたら千秋、あんなモンじゃ済まないだろうけどな。

>26
>笑顔になってたのは千秋のことを話してたから

そう、その通り!わかってくれて嬉すい。

リク兼ねてまた萌えシチュでも落とそうではありませんか、皆さん。
とゆーことで、また来ますー。

33 名前:けろりん[sage]:05/03/17 22:15:39 ID:aimcKYT4
タイトル忘れてました。一応つけておきますね。

『Feeding The Flame』
(焚き付ける、とか煽る、とかそんな感じ)とゆーことで。

34 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/03/17 23:36:11 ID:4EWGqsee
あれぐろこんふぉーこ

35 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/03/18 01:26:32 ID:ZIlWZ2JZ
けろりんさん、いよかんさん激しくGJ!!
お2人とも本当に素晴らしかったです!
いつも素晴らしい萌えをありがとうございました!

36 名前:いよかん[sage]:05/03/18 15:33:21 ID:E6A0Yg21
ああ、あんな萌えもなにもないSSにぺっ、とすることなく
あたたかなお言葉をありがとうございます。
ネタに飢えているいよかんです。

今日は、いつものスタンスに戻しまして、投下いたします。
慣れないことはするもんじゃないですねorz

31さん
 ええ、アレは私も「私じゃないよー」と言いたい(苦笑)

それでは、どうぞ〜。

37 名前:ねこじゃらし/いよかん[sage]:05/03/18 15:34:15 ID:E6A0Yg21
「雨の日は憂鬱」って、昔の歌にあったけれど。
確かに溜息をつきたくなる。別に雨が嫌いとか、そんなんじゃなくて。

「ねこじゃらし」

窓にへばりついて、本日3回目の溜息が零れた。
「そんなにじっと見てても天気は変わんねーぞ」
今日は一日中雨だってさ、と後ろから届いた声にも振り向かず。
のだめは頬を膨らませてうらめしそうに天を睨む。
そんな彼女の様子に千秋は苦笑いしながらコーヒーを啜る。
「……久しぶりに先輩と休日が重なったのに」
神さまのヤキモチヤキ、と空に向かって悪態をついてから。
トトト、と千秋の隣に空けられたスペースへ移動し腰掛けた。

フランスの長い冬もようやく終わりを告げ。
街はすっかり春の陽気に包まれた。
パリに来て2度目の春を迎えた二人は、変わらずお互いに忙しい日々を送り。
それでもなんとか一緒に過ごせる時間を見つけて。
ずいぶん前から出掛ける約束をしていたのだ。
そりゃあ、先輩が演奏で留守にする以外は毎日顔を合わせてますケド。
ソレとコレとはワケが違うんデスヨ。
千秋の肩に頭をもたげながら、のだめは心の中で誰にあてるでもなく文句を言って。
はあぁ、とまたも溜息。


38 名前:ねこじゃらし2/いよかん[sage]:05/03/18 15:35:05 ID:E6A0Yg21
「……4回目」
クスクスと笑う千秋に数えてたんですかと眉をしかめつつ。
のだめは投げ出した足を子供のようにぶんぶんと振った。
「だって、せっかくのお休み楽しみにしてたのに……」
「せっかくの休みを溜息つくだけで終わらせる気か?」
たまにはこーいうのんびりした感じも悪くないだろ、と言う千秋の言葉に。
「まぁ、それはそうなんですケドね……」
曖昧に頷いてからもやもやとした気分を吹き飛ばすようにんー、と伸びをして。
のだめはよいしょっ、と勢い良く立ち上がった。

「おい、何をする気だ?」
テーブルの上には大量のお菓子とチーズ。そして程よく冷えたワインにグラスが2つ。
用意した当の本人はビデオデッキにテープをセットしているようで。
テレビの前にしゃがみこんでがちゃがちゃとボタンを弄っている。
「まさか、またプリごろ太のなんとか大冒険とか見せる気じゃねーだろな?」
ものすごく嫌そうな千秋の声に違いますヨーとのだめは笑い。
「ラブ・ロマンスだそうデス。こないだターニャがボロ泣きしたー、て言っててー」
貸してくれたんデスと言いながらセット完了! とパタパタ足音をたてて戻り。
再びちょこんと千秋の隣に座ってグラスにワインを注いだ。
「へぇ。おまえでもアニメ以外に映画なんて見るんだな」
しかも恋愛モノ、と千秋はいかにもわざとらしく驚いた顔を作ってみせ。
その様子に「失礼デス!」とのだめは少しムッとしつつも。
コレで先輩にメロメロな色気が漂えばおいしー休日にウキュキュ、と一人呟く。
「何か言ったか?」
「いえぇ別に〜」
あ、始まりマスヨとのだめは誤魔化し二人の視線はブラウン管に向けられた。


39 名前:ねこじゃらし3/いよかん[sage]:05/03/18 15:36:02 ID:E6A0Yg21
画面にクレジットが流れて。
千秋は固まった身体をほぐすように間接をポキポキと鳴らした。
まあ、わりと面白かったかな。演技もうまかったし女優も綺麗だったし。
話自体はありがちだったけど。
こーいうの女は好きそうだよな、と隣に座るのだめの顔を覗き込むと。
なにやらしかめ面をしている。
それは先程窓の外を眺めていたときと同じ表情で。
はう〜んステキとか言いながら抱きついてくるもんだと勝手に予想していた千秋は
内心残念に思いながらも疑問を投げかけた。
「つまんなかった?」
「いえぇ、面白かったデス。女の子のツボ押さえてあるし」
言いながらもその口は不機嫌そうにへの字に曲げられ。
リモコンの停止ボタンを押しながらのだめは本日5回目になるそれを盛大に漏らした。
「じゃあ何でそんな顔してんだよ」
「Je t’ envoie un gros gros bisou d’ amour」
はあ!? と言いながらも千秋の頬は赤く染まり。
なんだ結構ハマッてんじゃねぇかとのだめの肩を抱き寄せつつ彼女からのキスを待つ。
が……。
「こんな言葉1つで今までのゴタゴタがチャラなんてキレイすぎですよネ〜」
映画の話か、と完全に肩透かしを喰らい千秋はコホンと咳をした。
「いや映画なんだし。それに一応そこに行き着くまでの過程は描かれてただろ」
まぁそうなんですケド〜とのだめは立ち上がって伸びをする。
「なんていうか、二人の時間を大切にしないまま『好き』とか『愛してる』とか
 『ずっと側にいて』でハッピーエンドになるのは……」
納得いかないんデス。そう言ってトコトコ窓辺まで行って、またも空を睨む。

40 名前:ねこじゃらし4/いよかん[sage]:05/03/18 15:36:57 ID:E6A0Yg21
「おまえだっていっつもそういう言葉使ってるじゃねーか」
彼女の心の雨模様がいまいち理解できない千秋は首を傾げた。
いいんですヨーのだめは、とむくれたままの返事が返ってきて。
「だって千秋先輩と過ごす時間、ちゃんと大事にしてるから」
だから先輩の心が音楽の方に行っちゃってもあとで捕まえられるんデス!
そう言って笑うのだめにどうだろな? と意地悪く千秋は返すも。
ギャボッ! ひどいデスと叫ぶ彼女を優しげな眼差しで包む。
「先輩こそそゆこと言ってくれないから、ピアノに夢中になってるのだめを捕まえるのは
 むつかしいかもしれまセンよ?」
仕返しとばかりに言い返すのだめに千秋はひょいとお菓子の中からチョコレートをつまみ。
「ほらコレ、おまえの好きなやつ。残り1コ」
途端にパタパタと駆け寄るのだめの身体をがっちりその腕で拘束して。
ニヤリと笑う。
「おまえを捕まえるなんて、簡単」
「……しんいちくんズルイ〜」
ふたりクスクスと笑いながらソファの上でじゃれあって。
やがてその身体はバランスを失い、千秋は上からのだめの髪を掻き揚げた。


41 名前:ねこじゃらし5/いよかん[sage]:05/03/18 15:37:46 ID:E6A0Yg21
本当は、簡単になんて捕まえられない。おまえはすぐチョロチョロ逃げるから。
それでもオレはタクトを握り、おまえはピアノを弾く。
そのときお互いのことを頭からすっかり消してしまっていても。
必ずあとで捕まえてみせる。なぜなら―――。
「Ich habe dich lieb sehr」
へ? と顔を赤くしたまま首を傾げるのだめの唇に。
千秋はこんな台詞フランス語で言えるか、と照れながらも自分のそれを重ねて。
二つの影が一つになって沈んでいく。

天気予報が外れて雨が上がり、雲間から太陽が顔を出しても。
その前に彼女の心は晴れ上がっていたから。
お出かけの約束は結局中止されたけれども。
今日も、二人の間にあるのは素敵な時間と楽しい休日。

おわり

42 名前:名無しさん@ピンキー[]:05/03/18 15:45:44 ID:tZktj1GG
いよかんさん、GJ!GJ!!です。
はじめて、リアルタイムで読ませていただきました。
細かい心理描写が素敵です〜!

43 名前:いよかん[sage]:05/03/18 15:46:26 ID:E6A0Yg21
以上です。

予告に反して、またも甘酸っぱ系で書かせていただきました。
甘酸っぱいというか、角砂糖に蜂蜜?
こんなものを書いている私がしょっぱいです。

文中に出てくるのだめの台詞はフランス語で
「あなたに大きな大きな愛のキスを送ります」
という意味です。
そして、千秋が照れながら吐いてる毒はドイツ語で
「すんごくおまえを愛しちゃってるゼ☆ベイベ」
という意味です。←かなり意訳

うろ覚えなので間違っちゃってるかもしれませんが……。
それでは。

44 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/03/18 15:48:47 ID:eyF5WW9z
いよかんさん、GJです!
連日の投下おつかれさまです。
のだめの理解できない言語で告白する千秋萌えー。

45 名前:名無しさん@ピンキー[]:05/03/18 15:51:48 ID:tZktj1GG
42です。
きちんと終わる前に、
割り込んでしまってすいませんでした。
リアルタイムで拝見したあまりに
ちょっと興奮しすぎてしまいました。

46 名前:いよかん[sage]:05/03/18 16:00:31 ID:E6A0Yg21
うおお! すばやい感想ふたたびっ!!
読んでくださってありがとう、ありがとうです。

42さん
 いえいえ、かまいませんよ〜。
 私もこのあいだやっちまいましたから。
 リアルタイム、書き手にまわるとどきどきモンですが、
 読み手にまわるとコーフンしてしまいます。
44さん
 ええ、それがヤツのヘタレたる所以です。
 フランス語でジュッテームッとか言えつーの。
 でもそれじゃーここまで愛されないんだよね、千秋。

付け加え……
 どなたか、マジで萌えシチュを枯れた私に提供してください。
 ミミズください―――!

47 名前:名無しさん@ピンキー[]:05/03/18 20:09:49 ID:4udHZt4t
(・∀・)カコイイ!!

http://ichigo.yh.land.to/

48 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/03/18 20:18:59 ID:DBrc+cwp
ぺっ!

49 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/03/18 20:54:09 ID:3/gZPKBd
いよかんさん、毎度ステキな萌えをありがとうです。

フォーマル萌えの私は、フォーマルが半裸でストイックにムンムンな千秋が見たいですw

50 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/03/18 21:29:41 ID:9GBDcv27
皆さん素晴らしい!

のだめがヤキモチ妬くのみてみたいです。
あと、鏡使っていじめられるのだめとか。
のだめの言いなりになってみる真一くんとか。

51 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/03/18 22:09:47 ID:KkCsD3ER
おお神様が嘆いておられる。ネタをお供えせねば・・・(大ババ様)
笑いの神様(←失礼)いよかん様には
「千秋、婦人科へ入るのだめ見て勝手につっ走るの巻き」を!
ほら、のだめは環境急変なんだかんだで生理きてなさそじゃないですか
いえマジに書いて頂いても無問題なんですが。
叙情あふれるエロをくださる神様方には「のだめ攻で千秋萌え死」を!
もう最初から責められて千秋思わず「あへー」ってなっちゃうくらいのを
のだめ上はそのまま下はつるーんの状態でのエチーも萌へー(*´∀`)
もうね、自分書く能力ないからって・・・エロオヤジと大差ないですよ_| ̄|○

52 名前:リレー小説 1[]:05/03/18 23:12:50 ID:IvUHUnYM
「のだめ〜 今帰ったぞ〜」
酒のせいで熱くなった体は、欧州の冷気にも冷める事無く、
ほろ酔いを保ったまま、自宅のドアをドンドンと乱暴に叩かせる。

フランス公演の中日。
打ち上げにはまだ早いが、飲みたがりの若人が集えば宴会になるのは世界共通らしい。
連日の公演成功の勢いに任せてか、誰も止める者もいないまま、千秋も浴びるように酒を飲み、この体たらくだ。

ドンドンと拳が赤くなる位までドアを叩き続ける千秋。
どうやらチャイムを鳴らすということも思いつかないらしい。
何回叩き続けただろうか。
やっとドアが開いて、彼女が姿を現したが、一目千秋の真っ赤な顔を見た途端恋人の帰りを迎える笑顔が曇った。
鼻までつまんで、嫌悪感を露にする。
「おかえりなさ〜い……ギャッ、先輩酒臭いデスよ。」
「なんだ〜その態度は〜。お帰りなさいませだろうが!」
「相当酔ってますね…も〜のだめ知りまセン。せっかく久しぶりにゆっくりできるのにそんな飲んできちゃってー…。」
言いながらのだめは千秋を室内に招きいれつつ(千秋の部屋だが)ため息をついた。
「うるせ〜。お前なんで今日見に来なかったんだ〜?」
「何言ってんですか…。普通に学校でしたヨ。もーとっととシャワー浴びて寝ちゃってください。
今日はラブラブは無理みたいだし、のだめも部屋帰って寝ますからー。」
そう言ってピアノの付近にある自分の楽譜を片付け始める。
「のだめちゃん、怒っちゃったんですか〜?」
「な…別に怒ってないデスよ!呆れてるだけデス!」
そう言って頭上からドッカーンと噴火させるのだめを、千秋は頼りない手つきで抱き寄せる。
「怒ってないなら、チューしてチュー…」
そう言って唇を突き出してくる千秋を両手で制止するのだめ。
「も〜!酒臭ーーい!嫌っ!」


どなたか続きをおねがいします。 by初代501

53 名前:53[sage]:05/03/19 00:12:51 ID:OEzfD9Fn
ぶった切ってすみません。
>>51さんのリクエストに勝手にひらめいたものを
投下させてもらいます。

なにぶん初めての上、文才もないものですから
グダグダですみません。
おつきあいください。

なにぶんレス番が“ゴミ”ですから…

初代501さん、すみません。
横槍入れます。


54 名前:53[sage]:05/03/19 00:14:00 ID:OEzfD9Fn
■プチ探偵千秋 in Paris


“めずらしいな… もう起きてるなんて。”
早朝、隣の部屋からの物音でオレは目が覚めた。
“まだ6時まえじゃねーか!! 何やってンだ、アイツは!!”
ベットの中でまだ起ききれない体をゴロゴロと転がせながら、
千秋真一は隣の部屋の物音に聞き耳を立てた。


“ん?!シャワー浴びてンのか? めずらしい…”
そういえば最近はあいつの体からあまりにおいを感じることはなくなったな…
そう、あの時、オレから野田恵へ感謝と愛を込めた抱擁を送ってからは。
多少変わった表現ではあるが、自分への愛を包み隠さず捧げてくれるあいつに
自分でも驚くほど深い愛を感じる毎日。
日本で二人が過ごした日々を知った人間からは想像もできないようなパリでの甘い日々。
それでもオレはケジメのない生活を送らないように、
なるべくあいつを自分の部屋に泊めないように心がけている。
家主である家族への気後れというのもあるがそれ以上に
自分の理性を留め置くというのもあるのだが…



55 名前:53[sage]:05/03/19 00:15:49 ID:OEzfD9Fn
■2

いろいろと考えていたらと珍しく二度寝をしてしまったらしい。
“やべっ、もう8時半じゃねぇか。のだめ、腹空かせてんだろうなぁ。
 しょーがねぇ、シャワー浴びたらカフェにでも誘うか。”
オレはすばやく身支度を整え、隣室のあいつの部屋へ向かう。

ピンポ〜ン♪

心なしかあいつを呼ぶチャイムが弾んで聴こえる。
パタパタパタとあいつの足音がする。
“はぁ〜い、おはよございマス♪ ぎゃぼっ!せんぱい!!”
“なんで驚くんだ…”
“だって〜、珍しいじゃないデスかぁ。わざわざ呼びに来てくれるなんて。愛の力デスね♪”
“なに言ってンだ、メシ食ってねぇだろ? カフェでも行くか?”
“ぎゃぼっ… 残念ですが実は先約が…”
“先約ぅ〜?”



56 名前:53[sage]:05/03/19 00:17:07 ID:OEzfD9Fn
■3

確かに。
いつもならば、ドアを開けてオレの姿を見つけたら抱きついて来るのに
今日は虚をつかれたように目を白く丸くさせて驚いていた。
“なんだよ? 今日は授業もレッスンもないんだろ?”
“今日はターニャとちょっと…”
なにやら言葉を濁す。なんなんだ、一体?
“まぁ約束があるんなら仕方ないな。”
肩透かしをくらって何となくガッカリしながら、
且つ強がりながら部屋の前から立ち去ろうとすると
“あっ、真一くん、待ってくだサイ!!”
あいつに真一くんと呼ばれると、なんとなく甘い気分になってしまう。
“ん?何だよ、ったく…”
赤くなってしまった頬を見られまいと、背中を向けたまま返事を返す。
“ターニャとはちょっと出かけるだけなのですぐに戻りマス。
 そしたら先輩の部屋に行ってもいいですか?”
ほんとに珍しい。あいつが改めて部屋に来ていいかと聞くなんて。
“いいけど… なにかあったのか?”
“それは帰ってきてから話しマス!!”
ちらりとあいつに目をやるとなにやら様子がおかしい。
目をそらしている。何か嘘でもついているのか?
“おい、何だよ。なにかあるなら言えよ。”
そういいながらアイツの部屋に近づこうとすると、
階段からターニャが降りてきた。

“おはよう、チアキ! あれっ、ノダメ、チアキに話し…”
“ぎゃぼー!! いいから行きまショウ!! じゃあ先輩、また後で!”
そういうとターニャの背中を押しながらアパルトマンの階段を降りていった。

本当になんなんだ、あいつ…

57 名前:53[sage]:05/03/19 00:17:51 ID:OEzfD9Fn
■4

そこでオレはなぜかひらめいてしまった。
あいつらの後を尾行て見ようか。
でもそんな女々しいことオレには…
でも、あいつの普段と違う態度に悶々とし始めていたオレには
他に選択の余地はなかった。

アパルトマンの門扉が閉まるのを見届けてからオレも後に続いた。
女同士二人でなにやら話しながら歩いている。
だがその表情は二人対照的だ。
明るく元気付けるように背中に手をかけポンポンと叩いたり
カオを覗き込むようにするターニャ。
表情は見えないがうつむき加減に歩くあいつ。
そういえばターニャとはよくオレの話をするって言ってたな…
オレがああ言ったこう言った、ああしたこうした…
他人に話す必要の無いことまでペラペラペラペラ…
自然と眉間にシワが寄ってしまうオレに、すれ違う人間が怪訝な視線を送ってきて
ハッと我に返った。

アパルトマンを出て15分ほど歩いたところで
二人はあるビルに入りエレベーターに乗っていった。
建物の影に隠れてバレてないことを確認した後で
オレはその建物が何かを調べようとエレベーターのフロア案内を確認した。
のだめ達が乗ったエレベーターは2Fで止まったようだ。
GFには旅行代理店、1Fは税理士事務所、2Fは…
オレは我が目を疑った。
産婦人科医院…

58 名前:53[sage]:05/03/19 00:19:10 ID:OEzfD9Fn
■5

まさか… ありえない… でもあの二人の会話の雰囲気…
心当たりが無いわけではない。
自分の人生、さらにはあいつの人生を狂わせないためにも
常に気をつけていたこと。
避妊。
確かに2ケ月前のあの日、酒に酔っていたオレは勢いとはいえ
避妊もせずにセックスをした。
のだめがダメだというのも聞かず…
“もォ〜、赤ちゃんができちゃったらどうするんですか!!”
裸のまま、たわわな両胸を隠しもせずにベッドの上で
口を尖らせ頭を噴火させながら両腕をあげ怒るのだめをよそに
快楽と酒の余韻に浸り、そのまま眠りについたオレ。
そう、確かにあの時、オレとしたことが考えられないラフプレー。
その時のツケが今現れているのだ。



59 名前:53[sage]:05/03/19 00:20:57 ID:OEzfD9Fn
■6

オレはその場ではどうすることもできず、
ただビルの前でふたりが出てくるのを待っていた。
その時間はどれくらいだっただろう? 1時間? 2時間? いや…
この先どうすればいいんだ?!オレは。
のだめの実家に行って不始末を詫び、いつかのあの時のだめの父親から言われるかと思い
オレの方から言わないでくれと言ったあのセリフを了承しなければ…
子供ができてフランスで学生のうちに結婚するなんて…
でもあの家族が歓迎するのは目に見えてる…
オレの方は、三善家はどうだ?
…変わりねぇじゃねぇか!!
なんだそりゃ!!
問題はあいつらだ! Sオケ! R☆Sオケ! ケエコとマナブ! シュトレーゼマン!
もう裏軒にゃ顔は出せねぇ! 峰親子のニヤケ笑いの顔しか思い浮かばねぇ!
オレがいつも食べてたメニューすら思い出せねぇ!!
菊池に気をつけろなんて言ってる場合じゃねぇ!
佐久間さんにはどんなポエムを送られるんだ!!
なによりあの松田さんのいやらしい視線に耐えられるのか?オレは!
エロジジィのやつ、のだめに根掘り葉掘り聞くに決まってる。
あいつの口にガムテープ貼ったって情報漏えいするに決まってる。
そしたら結婚式には何人来るんだ?
あいつ、人前で普通に誓いのキスとかできるのか?
また口がひょっとこになるんじゃねぇか?
結婚式にはあいつの母親の作ってくれた白シャツ着なきゃしかたねぇよな…
…って何考えてるんだオレ!!!!!

60 名前:53[sage]:05/03/19 00:21:49 ID:OEzfD9Fn
■7

“チーアキ♪”
“ぎゃぼー! やっぱり先輩!? どしてココに?”
ふたりの叫び声に思わず腰掛けていた橋の欄干からずり落ちそうになった。
“なにって… それよりおまえ! どうなんだよ? できてたのか?
 いつ頃なんだ? 日本には一度くらい帰ってもよさそうなのか?
 ってか飛行機乗ってもいいのか? おまえ薄着じゃねぇか!! バカ!!”
オレの着ていたコートをさっとあいつの肩にかけてやる。
矢継ぎ早にするオレの質問にあいつはバツが悪そうに下を向く。
バツが悪いのはオマエよりもこのオレだ…

するとそんな様子を見ていたターニャが声をあげて笑った。
“チアキったら意外とだらしないのねぇ〜♪ でもうれしそうね♪”
と楽しそうだ。
はぁ?どういう意味だ?
“のだめったら最近、胃がムカムカするって言うの。それにいつもやたら眠たがるし。
 いつもはお菓子ばかり食べてるのに最近は柑橘系のフルーツばかり。
 で、ひょっとしてと思って聞いてみたら、ここのところ来てないって言うから〜”
あぁ、それだけ聞けばオレでもわかる。
確定か−−−−−−…

61 名前:53[sage]:05/03/19 00:25:23 ID:OEzfD9Fn
■8

“…違いマスよ…  赤ちゃん、できてないデス…”
はぁぁ?!
ターニャが横から説明を始めた。
それはなんとも単純な勘違い…
“実家のママから親戚が収穫したジャパニーズオレンジがたくさん送られてきたんですって!
 それから、一緒に送られてきたプリごろ太のビデオを夜遅くまでまとめて見てたって。
 それを食べながら徹夜してたもんだから体がおかしくなっちゃったのね。
 生理が来てないのはたまたま偶然だったらしいけど〜
 それにしてもチアキったらダメじゃな〜〜〜い ちゃんとつけなきゃ♪”
“のだめも生理なんて気にしたことなかったのに、先輩とお付き合いするようになってから
 気をつけてみたんですけど自分でもよくわかんなくって…
 でも調べてもらったらのだめ、何も問題ないみたいデス ムキャ♪”

な ん だ そ れ は ! !

62 名前:53[sage]:05/03/19 00:27:04 ID:OEzfD9Fn
■9

部屋に戻ったオレはどっと疲れが出たようでベッドに倒れこんだ。
“ぎゃぼー! 先輩だいじょうぶデスか?”
あいつが心配して覗き込んでくる。
“だいじょうぶデスか?じゃねぇだろ!! オレがどんなに…!!”
頬にあいつの唇が触れた。
“ゴメンナサイ、心配かけちゃいました”
フロアに直に正座をして唇を尖らせしょぼんとする。
そんな座敷犬のような姿を見て、ふっとオレはすべての力が抜けた。
“おまえ、こういう大事なことはまずオレに言え!
“だってー、余計な心配かけちゃいけないと思って…”
そうか、あいつもオレのことをいちばんに考えてくれてたんだな。
そう思うと急に愛おしくなりあいつを抱き寄せた。
おでこにキスを浴びせる。
“先輩、もうラフプレーは厳禁デスよ! のだめこれでもすっごく悩んだんですから〜”
念を押されてしまった。もう今日はできないな。

“ところで先輩、病院の外で待ってる間、何考えてたんデスか?
 ターニャが先輩の表情がコロコロ変わって面白かったって…”
“はぁ?! 別に何も考えてねぇよ! そんなに表情変えるわけねぇだろ!!”
確かにあの時のオレはいろいろ考えてた。
しつこく聞き出そうとするのだめの唇をオレの唇でふさいだ。

だけどあの時オレが一番考えた、想像したのは
あいつの純白のドレス姿、あいつとオレの演奏にうれしそうに体を揺らす小さな子供…
もちろんドレスと子供の服はあいつの母親の手作りみたいだったけど…



終わりデス

63 名前:53[sage]:05/03/19 00:28:30 ID:OEzfD9Fn
初めてなんで手探りです。
まとまりなく、甘さもなく
エロもなくすみません。

精進します。


新婚1年目、片や外でフライデーナイトを満喫、
片や自宅でエロパロ板へ投稿

どんな夫婦じゃ…


64 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/03/19 00:30:57 ID:EmA8lXjy
53さん、GJ!
初めてと思えないほど面白かったですよ!
悶々ヘタレ千秋が可愛かったです。
また、次作期待していますね!

65 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/03/19 00:31:31 ID:BbX2rrJN
53さん、GJ! リアルタイムで読みました。
すごく筆の早い方なのですね。
けどきれいにまとまっていて……千秋の妄想にワラタ
「佐久間さんに送られるポエム」読みたいです。
またお待ちしてます!

66 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/03/19 00:35:04 ID:lW/swTJm
53さん、楽しかったです!
先走って色々想像してる千秋に笑いました。
ところでひとつお願いが・・・
できれば会話部分の括弧は「」にしていただけないでしょうか。
そのほうが読みやすいと思うので・・・

67 名前:名無しさん@ピンキー[]:05/03/19 00:37:37 ID:HMmqbMci
>>佐久間さんにはどんなポエムを送られるんだ!!

激ツボでした!

68 名前:リレー小説 2[sage]:05/03/19 01:38:00 ID:lW/swTJm
リレー挑戦してみます。


「そんなに嫌? 酔っ払いは嫌いか?」
のだめを抱き寄せたままふと捨てられた仔犬のように揺らぐ漆黒の瞳に
刹那ひるんだのだめだったが、漂う酒の匂いにやはりむっとする。
「ヤです! キライです!」
「おれは…好きだ。おまえのこと」
恋人になってからも普段は聞けないストレートな台詞、甘い声、熱を帯びた瞳。
「せんぱ……、ん、む……っ」
思わずうっとりとして押し返す腕の力が弱まった隙に千秋はのだめを強く抱き寄せ口付けた。
逃れようと後ずさりをしたのだめの右手が蓋を開けたままだった鍵盤に触れ、
いささか耳障りな和音を奏でても千秋は気にする様子も無い。
栗色の髪をかき乱すように後頭部に手を添えまだ抵抗を試みるのだめの舌を捕らえる。
次第に抵抗は止みうっとりと眼を閉じ口付けを甘受する。

「ぼへっ」
長いキスから開放されたのだめはそれでもあまりの酒臭さに奇声を洩らし、千秋を軽く突き放した。
「もー! やっぱり臭いデス!
さっさとシャワー浴びてきてくだサイ!」
「やっぱり、怒ってる?」
「だから怒ってまセンってば。
……、
……ベッドで、待ってマスから」
少しばかり恥じらいを覗かせてのだめは囁いた。


こんなんでOKでしょうか? 続きヨロ!

69 名前:リレー小説3[sage]:05/03/19 23:40:19 ID:oWxwSyP+
続けてみました。

「シャワーなら浴びたよ」
再びのだめを強く抱き締めた千秋の手は、器用にのだめのワンピースのファスナーをおろしていた。
「ど、どこで浴びたんですか?! どーせ楽屋でしょ?!」
どんなにのだめが千秋の腕の中で暴れても、彼の鍛えられた身体には適わない。
千秋はのだめの抵抗を意にも介さず、唇をのだめの耳元から首筋に這わせ、
アルコールで熱くなった舌で肌を潤していく。
いつの間にかワンピースとともに下着も肩から外され、
千秋の大きな右手がのだめの白い乳房を蹂躙していた。
左手は、背中から腰、そしてスカートをたくしあげている。

「ダ、ダメですよ…」
急所を知り尽くした千秋の攻勢に、腰や膝から次第に力が抜け、
いつの間にかのだめは鍵盤を背に、ピアノの椅子に座り込んでしまった。

そんなのだめに、千秋が耳元で囁く。
「脚、開いて…」


続き、お願いします!

70 名前:ちぇろ[sage]:05/03/20 11:09:05 ID:DkTqsSHi
続き、いきます。

「い、嫌デス…」
スカートで足を隠そうとするのだめ。
千秋はその手をいとも簡単に払うと、のだめの足を持ち上げピアノの椅子の上で開かせた。
「いいい嫌デスっこんなカッコ!」
千秋はのだめの抵抗にも構わず、開かれた部分の奥に口付ける。
そこは布地を通してもはっきりわかる程湿っていて。
千秋の舌がなぞる度に声は艶を増していく。
千秋は布地の横の紐の部分をするりと解くと、ワンピースと共に落とした。
「綺麗だ…」
煌々とした明の下で一糸纏わぬ姿になったのだめに、千秋は改めて口付けを落とす。

続き、お願いします。

71 名前:もっきん[sage]:2005/03/21(月) 16:34:31 ID:76i32Hmq
「のだめ…」
「せ、せんぱ……きゃあああん」
千秋はのだめの秘部に舌を這わせ念入りに味わう。最初は恥ずかしがっていたのだめだが、
自分から脚をさらに開き腰を幾分浮かせ、千秋が愛撫しやすい姿勢をとっていた。
「あっあっ先輩っ…」
普段弾いているピアノを背にし、その椅子の上で白く美しい裸体を晒しもだえるのだめ。
その組み合わせはとても淫靡なものだった。
やべー、止まらん…。
堪らなくなった千秋はのだめの腰を両手で押さえつけさらに奥に舌を差し入れようとした。
このまま全部食べてしまいたい…

72 名前:もっきん[sage]:2005/03/21(月) 16:36:09 ID:76i32Hmq
「イヤっ、先輩、待ってくだサイ!」のだめが批難の声をあげる。
「いまさら」
両手に力を込め前に乗り出すように秘部に顔をうずめる。
「あ…っダメですってば…!」
「イヤだ」
「あんっダ、ダメって言ってるのにーー!!カズオー---!」
「え?」
ぐらり

ガター--ーーーーーン!!!
ゴンッ。
「ぶぎゃっ」
ひっくり返った椅子から落ちたのだめは
ピアノのペダルに頭を強打した。
「ぎゃ、ぎゃぼーーー!!」
ぷくーと大きなタンコブが膨れあがる。
「の、のだめっ」慌ててピアノの椅子をどかし、のだめを抱きかかえて起こす。
「先輩のバカー!!椅子の上で大開脚させて体重かけたらひっくり返るの当たり前デスーー!!」
「す すまん、つい夢中に…」
その言葉にのだめはつい表情を和らげる。
「そんなにのだめに夢中なんですか?」
「えっいやそういうことじゃなくて」
「シンイチ君はほんとバカですね〜〜」
ぶちっ。
「てめえのだめのくせに俺様をバカ呼ばわりしやがって」

73 名前:もっきん[sage]:2005/03/21(月) 16:38:13 ID:76i32Hmq
のだめを右手で抱きかかえ、空いている左手でいきなり恥丘をまさぐる。
「あ…!」そこは先ほどの愛撫でぐっしょりと濡れていた。
「せんぱい…ずるいデス」
「うるさい」
力が抜けたのだめをそっと床に横たえる。
「冷た…」
「今から暖めてやるよ」
千秋は白シャツを脱ぎ捨てるとのだめに覆い被さっていった。
Dカップの弾力のある胸はぐにゃりと千秋の胸板に潰されて形を変える。
「ん…」
のだめの唇をふさぎ、舌を滑りこませる。
激しいキスをしながら、ゆたかな胸を揉みしだいた。
「あっあああっ…先輩っ…はうううん……あっあんっ…あっあっ」
のだめの嬌声が部屋に響く。息遣いもだんだん荒くなっていった。
千秋はベルトをはずしジッパーを下げた。
すでに固くなったそれはボクサーパンツのなかで窮屈そうにしていた。
「先輩………」
「待ってろ」
ついに千秋も全裸になる。
のだめの脚と脚の間に体を割りいれ、屹立したものをゆっくりとあてがう。
とろとろののだめの秘所は、
ひくついてその瞬間を待ち望んでいた。

続きおねがいします。
初めて書いてみました。お目汚しすみませーん

74 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2005/03/21(月) 20:40:39 ID:M7ftdI+v
まともなのないの?

75 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2005/03/21(月) 21:22:38 ID:7dZGxb9I
↑自分で書けば?

76 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2005/03/22(火) 18:24:13 ID:pLxtSnSv
そもそも「まともなの」ってどんなもの?

77 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2005/03/22(火) 19:08:11 ID:tHgMmdGJ
過去ログ見ればあらかた「まともなの」は載ってまっせー。
ってなワケで、このリレー小説がゴールしたら
ちーともエロくないのを落としても、皆様お許し頂けますかしら?
エロオヤジ、ない知恵絞ってみますたの。
無い知恵絞ってこんなんかよ、なんですけどもね、ええ。_| ̄|○


78 名前:名無しさん@ピンキー[]:2005/03/22(火) 22:05:41 ID:wWVJiXKr
私の見てみたい萌えシチュは
初めてと2回目くらいまではのだめを気遣って
優しく優しくしたのに、
3回目からはガラリと調教モードになる千秋です。

79 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2005/03/22(火) 23:02:26 ID:JGFGq1Mn
下げませんか?とりあえず。

80 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2005/03/23(水) 00:22:00 ID:DwwMe5RJ
終わらなくてもいいんじゃない?だめ?
リレーはどうもゆっくりペースのようだし…。
いろんなのいぱい読みたい!

81 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2005/03/23(水) 01:10:15 ID:tXg2wiwa
あ、2回目ってネタいいね。
なかなかきっかけつかめないとか、萌えシチュかも。
やりたい千秋をのだめが警戒してかわしちゃうとか。

3回目あたりから調教モード・・・。それもいいなぁ。

82 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2005/03/23(水) 01:24:30 ID:smiSESOf
のだめの涙にさらに興奮するティアキ・・・。(´Д`;)ハアハア

83 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2005/03/23(水) 14:56:51 ID:8t9jageZ
そして抵抗されて、プライドが傷付いたはずなのに、
さらに燃え上がってしまうティアキ

84 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2005/03/23(水) 20:35:03 ID:8Q8R3mp5
そしてどうにも止まらないティアキ


85 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2005/03/23(水) 23:58:47 ID:smiSESOf
そして勝手に先にイっちゃうティアキ・・・。

86 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2005/03/24(木) 12:07:46 ID:UozcO8f+
あほか

87 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2005/03/24(木) 12:56:57 ID:d2ILAld2
>>86
ナイスツッコミ!華麗だ

88 名前:名無しさん@ピンキー[]:2005/03/24(木) 22:03:28 ID:vp5j3gtk
発売日あげ

89 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2005/03/24(木) 23:30:59 ID:rURC61S+
のだめ板は神の巣窟(´∀`)
くそ〜もっと早くこの存在知りたかったじぇ

90 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2005/03/26(土) 00:03:00 ID:rhHHMUQQ
脳内エロオヤジ、ふと思いましてん。
だいたいどこの板でもまっとうなヤツはイクまでの順番が
キス→胸→アソコ指入れ→(フェラ)→挿入じゃないスか。
たまには順番をかえてみてはいかがと。
挿入→胸→キスとか、フェラ→胸→キスとか。
エチーに慣れてきた(?)二人だからこその技、なんてな。
自分もSS考えてみましたが、改めて神々のヤツを読んじまったもんだから
もうね・・・身の程を知れと。もちっと勉強さしてください_| ̄|○

91 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2005/03/26(土) 00:26:58 ID:iNYNpQ8x
お待ちしてますよ〜!
ここ最近閑散としてるから・・・。
さみしいです。

92 名前:名無しさん@ピンキー[]:2005/03/26(土) 13:13:56 ID:gZ5kqCHr
私の見てみたいと思うシチュは、
所用で日本にもどった、
すでにラヴラヴの、のだめと千秋が、
三善家で、
家人の目を気にしつつも・・・・
で、それを物陰から偶然?に、こっそり見てしまう俊彦
というシチュを希望。

93 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2005/03/26(土) 13:27:18 ID:nAzcoWTP
すでにラヴラヴの、のだめと千秋




あんまり見たくない。

94 名前:エド[sage]:2005/03/26(土) 16:09:34 ID:k7hzvj/0
神々の降臨を待ち望む皆様の
ほんの気晴らし程度になればと思い、脳内エロオヤジふんばってみました。
どこまでもすっぺーSSですが、なにぶん初めての投下です。
最後まで落としますが、どうか笑って流してくだされ…_| ̄|○

95 名前:エド[sage]:2005/03/26(土) 16:20:28 ID:k7hzvj/0

「key」

演奏旅行から久しぶりにパリに戻ってきた千秋が
自分の部屋のドアを開けても、誰もいなかった。
部屋の灯りをつけながら、千秋はまた少しガッカリする。少し前まではいたのだろう。
部屋の暖房がつけられてあった。
「ま、別にいーけど…。」隣はしんと静まり返っている。
千秋がパリに戻ってきて最初に逢いたかった人は、空港にも来なかったし
部屋にもいなかった。時間は午前1時。
千秋はどっと疲れが出て、体が重たくなった。ざっとシャワーをあび、ベッドに倒れこむ。
アイツ・・・もう寝たのかな・・・。
その寝顔を思い浮かべ、千秋もまた深い眠りについた。

96 名前:エド[sage]:2005/03/26(土) 16:41:10 ID:k7hzvj/0
翌朝
昼過ぎに目覚めた千秋は、あいかわらずしんとしている隣を確かめてから
いつものカフェでブランチを摂ろうと街へ出た。
久しぶりにあそこのクレープ食いてーなー。あーでももう売り切れてるかー・・・。
それにしても今日は学校休みなんじゃねーのかな・・・。
そんな事を考えながら、セーヌのほとりを千秋は歩いていた。
日曜日のセーヌ河は家族連れやカップル、観光客でにぎやかだ。その楽しげな雰囲気が
今の千秋には少し腹立たしかった。
「ま、別にいーけど…。」
そのうち戻ってくんだろうし。それにしても久しぶりに帰ってきたのに、なんだよ、アイツ・・・。
「かわいくねー…。」そうつぶやいた時
「むっきー!!!」という聞いた事のある声が、千秋の耳に届いた。
千秋は驚きながらも、その声の方へ足を進める。
昼間っからあんな奇声をあげるヤツなんて、この国で1人しかいねー。
そう思いながら探すと、予想どうりベンチに1人で座る姿が見えてきた。
「のだめ…。」と声をかけようとした千秋は、立ち止まった。

97 名前:エド[sage]:2005/03/26(土) 16:59:16 ID:k7hzvj/0
のだめは、肩まで髪が伸びていた。前髪もかき上げられ、白い額をさらしている。
うつむいて膝上の教本を見つめる顏は物憂げに沈み
頭痛でもするのか、左手は目のあたりにあてられ
その脇から髪がやわらかくサラサラとこぼれ落ちていた。
寒さのせいか赤くなっている鼻が、のだめを泣きそうな顏にみせている。
今までに見たことのない大人びたのだめを見つけた千秋は
その艶めいた可憐さに息が詰まり、見とれてしまっていた。
髪伸びたんだなー・・・少しやせたか・・・?
確かに、のだめは少しやせていた。学校の課題がそうさせるのだろう。

のだめがため息をつき、何かをつぶやきながら空を見上げた。

98 名前:エド[sage]:2005/03/26(土) 17:14:04 ID:k7hzvj/0
空はいつもどうり、あつい雲に覆われている。
そのせいか、のだめを見つめる千秋の心にも、影が差した。
もしかしたら・・・俺と一緒にいるって事は、俺が思ってる以上に、疲れさせているのかもしれない。アイツを・・・。
幼い頃からこういう生活だった千秋に比べ
のだめのここ最近の環境の変化は、のだめに見た目以上の負担がかかっているに違いなかった。
苦しげに空を見上げるのだめの姿が、千秋の胸をギュッと締め付ける。
でも・・・そうだとしても・・・
俺はオマエと一緒にいたい。離れたくないんだ。
オマエだって、そうだろ?だから、今、ここにいるんだろ?
ほろ苦く、心の中で問いかけている千秋。
その隙をついて、見知らぬ男がのだめに声をかけた。

99 名前:エド[sage]:2005/03/26(土) 17:38:56 ID:k7hzvj/0
それは、あきらかにナンパだった。
男はのだめに話しかけながら、さりげなくのだめの隣に座った。
千秋の視界をさえぎるように。
それだけでも千秋には充分不愉快だったのに
あろうことか男は、ちらりと千秋に視線を投げてよこしたのだ。
「声かけないんなら、オレがもらうぜ。」と言わんばかりの不敵な笑みをこめて。
千秋の眉がビクッとはね上がる。
「上等じゃねーか!」
その男の挑戦を、千秋は低く雄の声で受け止め、のだめに向かって歩を進めた
「うーでも、今何時デスカ?」のだめの声が聞こえる。
「うん?ああ、13:40を過ぎたかな?」と男。
「あー、それならもう行かないと。」
のだめは教本をカバンにしまい、立ち上がった。
「どっか行くの?つきあうよ。」と男はなおも食い下がる。
「ダンナサマがそろそろ起きてくる時間なので。」
「え?君、結婚してんの?」男は信じられないっといった声をあげた。
「カズオさん、昨日寒いトコから遅くに帰って来て。ずっと逢えなくて淋しかったから
すぐにでもハグしたかったんですケド、のだめ少しカゼっぽいからうつしちゃイケないし
ピアノ弾いて起こしちゃカワイソウだったから。」
のだめはそう言って、それまでずっとポケットの中で握っていた、千秋の部屋の鍵を男に見せ
ニッコリとほほ笑んだ。

100 名前:エド[sage]:2005/03/26(土) 18:01:01 ID:k7hzvj/0
「・・・・!!」言葉をなくす男、そして千秋。
「というワケで、カズオさんの為にのだめ、カフェにサンドを買って帰ります。Adieu♪」
と言い残して歩き出したのだめに、聞き慣れた声がかかった。
「誰がカズオだって?」
「ぎゃぼ!」
振り返ったのだめの顏がパーッと華やぎ、軽やかに駈けよってくる。が
「センパイ♪よく寝られましたカ?」
と言って、のだめは抱きついてこなかった。
「ああ、静かだったからな。」
つい千秋は手を伸ばしてのだめに触れ、その冷たさにギョッとした。
のだめが笑うと、寒さで肩先が少し震えた。
「オマエ、朝からずっとここにいたのか?」
「そですヨ?だってセンパイが好きなあそこのクレープ、朝行かないと売り切れで食えないって
言ってたじゃないデスカ。だから、のだめ買ってきました。」
カゼっぽいという鼻をすすり、クレープを出そうとするのだめを
千秋は強く、強く、抱きしめた。
何も言わなかった。
何も言えなかった。


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