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のだめカンタービレ

901 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/02/07 00:35:08 ID:HVmzT482
待つ

902 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/02/08 02:13:27 ID:Ukob5E3X
職人さまー、お待ち申し上げております。
ところで、2/17は千秋の誕生日らしいのですが…。(酉年の24歳?)
そーゆーネタで何か…。いかがでしょうかー?

903 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/02/08 09:29:03 ID:8IVH+TfC
セントレア開港の日ですねー
飛行機ネタとかはどうでしょ

904 名前:842(未来形)[sage]:05/02/08 11:26:12 ID:nppLW1Xd
なんで、こんなことになったんだ……。
突き抜けるような青空の下で、千秋は一人肩を落とした。


新婚さんいらっしゃ〜い♪


成田空港からひどく青ざめて足取りもおぼつかないような様子で出てきた男が一人。
千秋真一である。彼は未だ飛行機が苦手なようで、日本のじめじめとした気候が、
さらに彼の身体に追い討ちをかけていた。
千秋は早々とタクシーに乗り込み、行き先であるあるマンションの住所を告げて、
そのままシートに深く沈みこんだ。車の中は空調が効いており、幾分か彼の気分も
落ち着きを取り戻す。
――久しぶりの日本だ。とにかくゆっくりと休みたい。

しばらくして、タクシーは千秋の行き先であるマンションの前に停まった。旅行鞄
としては少し小さめのものを運転手から受け取り、礼を言う。
タクシーは走り去り、千秋はマンションの一室を見上げてわずかに微笑んだ。
一年のほとんどをヨーロッパで過ごす彼がこのマンションの503号室を買ったのには
理由がある。そのひとつは、彼自身が創立者の一人であるR☆Sオケから客員として
呼ばれることが年に1〜2回あり、その時に腰を落ち着ける場所が欲しかったという
こと。もちろん他にも日本で指揮棒を振る機会はあるが。
もうひとつは、彼が3ヶ月前に結婚したことであった。
千秋は、自分より2週間前に着いているであろう妻のいる部屋へと足を進めた。

905 名前:842(未来形)A[sage]:05/02/08 12:17:33 ID:nppLW1Xd
503と書かれたドアの前に立つと、中からわずかにピアノの音が聴こえた。
これは気づかないかもしれないな、と思いながらも、千秋はとりあえず呼び鈴を鳴らす。
ピンポーン、ピンポーン……。
するとピアノの音は止み、パタパタとスリッパの音が近づいてきた。千秋は一歩後ろに
下がって身構える。
彼の思案したとおり、「バターンッ!」ととてつもない勢いでドアが開いたかと思うと、
柔らかな身体が千秋の胸に飛び込んできた。
「おかえりなさーいっ! ア・ナ・タ♪」
「お前俺を殺す気か!? ドアは確認してからもうちょっと静かに開けろよ。」
それから、「アナタ」はよせ、と千秋は頬を少し赤らめて言う。
「えぇ〜? せっかくの新婚サン☆なのにぃ」
じゃあしんいちくんで、と笑うのは野田(旧姓) 恵。
二人は6月にフランスで式を挙げ、仕事の都合がついた彼女の方が一足先に
日本へ帰っていたのだった。新婚旅行の名目で約3ヶ月間の休暇を取ることが
出来た二人は、仕事でいつも忙しく飛び回っているヨーロッパではなく、次の
仕事先である日本でゆっくりと羽を伸ばすことに決めていた。
「ところでしんいちくん♪ お風呂にしマス? ごはんにしマス? それとも
 あ・た・し?」
「ばーか」
ポカリとのだめの頭にお見舞いして、「風呂ー」と部屋の中に入っていく。
ムキー、とのだめも後に続いた。

906 名前:842(未来形)A[sage]:05/02/08 12:49:43 ID:nppLW1Xd
タオルで濡れた髪を拭きながら、千秋がバスルームから出てくると、テーブルの上には
もう夕食の準備が整っていた。
「これ……、お前が作ったのか?」
台所でまだなにやらやっているのだめに向かって尋ねると、
「そですよ〜♪ なんてったって妻デスから〜」
お料理上手な妻を持って、しんいちくんは幸せものデスね〜と笑う。
――料理上手って……これカレーじゃねーか。
千秋は心の中でツッコミを入れながら、ふと疑問に思ったことを言う。
「で、飯は出来てるのに、お前はそこで何をしてるんだ?」
「い、いえぇ〜、なんでもアリマセン」
あわてた様子でガサゴソとしているのをいぶかしげに思い、千秋は台所を
覗き込んだ。そこには――
「何でカレー作っただけでこんなグチャグチャになるんだーっ!!!」
「ギャボ――!」
地獄絵図と化した台所があった。
「……もういーから、後の片付けは俺がやるからさっさと飯食うぞ」
力なくつぶやくように言う千秋に
「えへー、スミマセン」と悪びれた様子はあまりないのだめ。
これからはコイツに料理させないようにしよう、と堅く誓う千秋であった。

907 名前:842[sage]:05/02/08 12:51:27 ID:nppLW1Xd
あ、番号間違えました!
↑のやつ、未来形Bです。
すいません。

そして、まだまだ続きます。

908 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/02/08 13:42:01 ID:Gpa2yTj3
どんどん続いちゃってください(゜∀゜)!
この感じだと、引越しは950を踏んだ人ってことでいいですね。

909 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/02/08 14:28:09 ID:x3eDN+5r
続き楽しみにしてます。
でもタイトル(?)の丸で囲まれた数字はあまり使わない方がいいですよ

910 名前:842(未来形)C[sage]:05/02/08 14:29:39 ID:nppLW1Xd
先ほどからもくもくと無言でカレーを食べ続ける千秋に。
「あのぅ。お味のほうは……どデスカ?」
と、おそるおそる顔色をうかがうのだめ。
「んー。ふつうにカレーの味」
「ムキー!! カレーがカレー味なのは当たり前デスヨ! そじゃなくて、愛妻の
 手料理なんデスから、愛がこもってておいしーとかなんとか……」
「イヤ、ふつうにカレー味でこれでも驚いてんだけど」
のだめの料理の手腕を熟知している千秋は、たとえ野菜を煮込んだなべにルーを
入れるだけのカレーであっても、どこか違う星の未知なる味になっていないことが
奇跡的だ、と思う。
どういう意味ですかー!? と叫ぶのだめと、あははははと笑う千秋の声がマンションの
一角で響き渡った。

片づけをどうにか終わらせ、ふう、とリビングのソファーに座る千秋の前に、コトリ、と
コーヒーの入ったマグカップを置く。
「お疲れサマでした♪ はい、ドウゾ」
「ん、サンキュ」
千秋が台所で格闘している間にお風呂を済ませたのだめの髪はまだ濡れているようで、
照明から届く光をキラキラと反射させている。
「髪乾かせよ。風邪ひくぞー」
はーい、と返事をしながらも、のだめの足はピアノに向かう。
溢れる音は、シューベルトの子守唄。
初めのうちは、その調べにうっとり耳を傾けていた千秋だったが、心地よい眠りに
沈み込みそうになり、あわてて残ったコーヒーを飲み干す。
千秋がそっとのだめに寄り添ったとき、ピアノは最後の一音を静かに鳴らし終えた。


911 名前:842(未来形)D[sage]:05/02/08 15:10:48 ID:nppLW1Xd
肩を抱き寄せ、頬に手を添えてこちらを向かせて。
恵、と彼女の名前をささやく。
すると彼女は頬を赤らめながらも、慣れた様子で目を閉じた。それを合図にして重なる
唇。時折、切なげに眉をしかめながら、んん、と息を漏らす。
千秋はその柔らかな感触をしばらく味わっていたが、彼女の苦しそうな様子に気づいて、
名残惜しそうに唇を離した。
とたんに、ぷはー、と息を吐き出すのだめ。
「お前って、息継ぎヘタだよなー」
笑いをこらえながら、千秋はのだめの髪をなでる。
「ち、しんいちくんが、熱烈すぎるんデス! オマケに絶倫だし」
ちょっとムッとしたのだめが言い返すと。
「そーいうこと言うか。じゃ、風呂も飯も終わったし、「ア・タ・シ」とやらを
 いただくことにしよう♪」
えぇ!? ちょっと! とあわてるのだめを抱き上げて、千秋は寝室のドアを開けた。
「疲れてるんじゃないんですか?」と少し不安そうにしているのだめをベッドに下ろし。
「なんてったって新婚サン☆なんだろ? おまけに絶倫だしー」
クツクツ笑って、左手で彼女の両手を拘束し、右手でパジャマのボタンを外す。
「んもう、ムードがなさす……ぎ、っん……」
のだめの文句は千秋によってもたらされる快楽の波に打ち消され。
二人は白いシーツの海に沈みこんだ。

912 名前:842[sage]:05/02/08 15:13:14 ID:nppLW1Xd
丸で囲まれた数字は、だめなんですか!?
す、すみません。知りませんでした(反省)
それじゃ、次から気をつけます。

913 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/02/08 15:49:12 ID:lhXG9y7h
>912
機種依存文字といってPC環境によっては文字化けするんですよ<丸で囲まれた数字
SSの続き待ってます。

914 名前:842(未来形)6[sage]:05/02/08 16:14:54 ID:nppLW1Xd
素肌に伝わる唇は、まるで乾いた地面を潤す優しい雨のようで。
その感触にうっとりしていると、身体のそこここに触れる指に翻弄され。
そして、熱を帯びたその黒い瞳に見つめられたら、もう、どうしようもない。
それなのに。
身体の中で激しくリズムを打ち続ける彼を。恵、と優しく呼ぶ彼の声を。
感じていると「どうしようもない」上に、さらに真っ白になって。シーツを掴んで
いた手を彼の首に絡める。
あとは、遠くの方から聴こえる自分の悲鳴に似た声。彼の吐息。
そして、――残るのは、心音。

色素の薄い濡れた瞳は、まるで誘っているようで。
それを受けて本能のままに唇と指で身体をなぞると、耳元でささやかれる甘い吐息。
そして身体の中の熱と振動を感じると、もう、どうしようもない。
それなのに。
しがみついてくる彼女の腕が。大好き、と言う彼女のかすれた声が。
さらに理性を飲み込んでいく。
あとは、遠くの方から聴こえる彼女の悲鳴に似た声。自分の吐息。
そして、――残るのは、心音。

二人は腕を絡めたまま、幸せな夢に落ちていった。


915 名前:842(未来形)7[sage]:05/02/08 16:57:43 ID:nppLW1Xd
「こしょこしょこしょー」
「うわこらばかやめろってぶっわははは……クッこのやろ」
「あっそれ反則デスそんなギャハハもうダメ……んっ……」

せっかくの休暇だからと、朝寝坊を決め込んだ二人は、時計の針が十時半を指す
までベッドの中で新婚サン☆ビームを撒き散らしていた。
バカップル二人を現実世界に呼び戻したのは、一本の電話であった。
RRRRR……と鳴る呼び出し音に、これからいいトコだったのに、と千秋は舌打ちしながら
受話器を取った。
「はい。もしもし?」
「おおー! 千秋か? 帰ってたんだな。俺だよ俺」
電話の主は、二人の大学時代からの友達、峰龍太郎だった。彼は今、R☆Sオケの事務所を
構え、その代表責任者になっている。
「おう。久しぶりだな」
「……なんか、機嫌悪いな? のだめもいるんだろ? あ、もしかして邪魔した?」
「イ、イヤ。それよりなんか用か?」
図星を指されてあせった千秋は、あわてて話題をずらす。
「んー、ちょっと仕事の話でよ。お前ら、昼空いてるか?」
「仕事って……今度の公演は12月だろ? 打ち合わせは9月の半ばからで」
千秋とのだめは、休暇の後日本でR☆Sオケと競演することになっており、そのために
日本でバカンスを過ごす予定を立てたのだ。
「そーなんだけど。ま、詳しいことは裏軒で話すから。じゃ、待ってるぞ」
ガチャン、とこちらの返事も聞かずに一方的に電話を切ってしまった。
峰の奴、と千秋は内心面白くなかったが、仕事の話と言われて無視するわけにもいかない。
「誰からですか〜?」
「ん、峰。なんか仕事の話があるから来いって。裏軒行くから用意しろー」
でもなんで裏軒? 事務所があるのに……と少し嫌な予感がした千秋だったが、
わほー裏軒〜♪ と喜ぶのだめを見て、ま、いいか、と自分も出かける用意をする。
この新婚ボケが、あとで自分を地獄に突き落とすとも知らずに。

916 名前:842[sage]:05/02/08 17:07:54 ID:nppLW1Xd
今日はここまでになりそうです。たぶん。
まだ続きそうです。ながいなー。
題名からオチがわかりそうですが……。

ギャグになりそうです。

917 名前:842[sage]:05/02/08 17:30:03 ID:nppLW1Xd
ああっ!!! SSの日付間違ってる!
計算合いませんね。ああ……あほや。

一応訂正しときます。
今度の公演は3月です。打ち合わせは12月の半ば。
3ヶ月ずつずれてます。うぅ……。

気にせず読んでくださるとありがたいです。


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