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のだめカンタービレ

801 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/01/22 16:43:31 ID:9Hdy13/t
俊彦×のだめ いいかも。
色気なし、と思ってたのだめが意外に胸でかいのを知って、悶々としたりとか。
暫く三善家にいたりしたんだから、ありだよね。


802 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/01/22 17:16:31 ID:YOCFD/Yi
思春期まっさかりの俊彦くん(パパそっくりのアゴ割れを
気にしているところがなんともまた愛おしい…)。
のだめのことは「色気がなくて無神経で変な女」と嫌っていたのに、
意外と胸はでかいし、黙ってればかわいいし、ピアノの才能はすごいし…で
気が付いたら…胸がときめいちゃったりなんかして?
作家様、もし、よろしければ、悶々俊彦くん、お願いします。

2/10はまだ遠ひ〜…

803 名前:501つづき 7[sage]:05/01/22 22:03:55 ID:xC6An1wm
僕を見つけた彼女は一目散に飛び込んできた。
よほど長い間さまよっていたのだろうか。
頭をなでると、その髪は冷たく触れ、その体は小刻みに震えていた。

「だ、大丈夫・・・?恵ちゃん・・だよね?」
「う・・う・・・ダイジョブ・・・のだめ、一人でこんな
知らないとこで・・うっ・・どしていいかわかんなくてっ・・」

やっぱり本物だ。
なんでここにいるのかは分からないけど、とにかくこの冷え切った
体を暖めなきゃ・・・。

黒木は泣き止まないのだめを促し、シンディーのおばの家へと再び
戻っていった。

「あは!クロキー、どこでそんな少女買ってきちゃったのぉ?」

家に入り居間を抜けようとした時に酔っ払った友人たちに
下品なジョークを飛ばされながらも反論することもなく
のだめを客室に通し、紅茶を入れる。
ポットがしゅんしゅんと湧き上がる湯気を見つめ、この非現実な事tuduki実に
とまどっていた。

804 名前:501つづき 8[sage]:05/01/22 22:04:40 ID:xC6An1wm
「ヨーロッパ・・・来てたんだ・・千秋君の噂は聞いてたけど、まさか
恵ちゃんまで連れてきてるなんて思わなかった・・・
あ、でもひょっとして恵ちゃん、一人で観光旅行してたり・・なわけないか・・」
「…何をぶつぶつ言ってるの」
「わぁっっ!」

一人あーでもないこーでもないと悩む黒木の後ろに目の据わったシンディーが立っていた。
「な、なにって色々と・・・」
「クロキ、さっきの子・・・本当に拾ってきちゃったの?」
「ち、違うよ。ただの友達・・・それで、こっちで困ってるみたいだから
とりあえず、今晩泊めてもらっていいかな。
って言ってももう客室に勝手に通しちゃったんだけど・・・」
「そりゃあ構わないわよ。どうせ今夜はみんな酔ってて訳わかんないわ。
部屋も余ってるしね。
ただ、いつもなんか思い悩んでるクロキが家に入ってくるなり
真っ赤な顔して小さな女の子連れてくるんだもん、びっくりしたわよ。」

小さな女の子・・・
含み笑いをするシンディーに何か誤解されてるような気もするけど
とりあえず彼女の元に行きたかった黒木は、ありがとう、と小さくつぶやき
カップを手に客室への階段を上がっていった。


805 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/01/22 22:06:30 ID:LmeYQ5jP
事tuduki実てのは何ですか……?

806 名前:501つづき 9[sage]:05/01/22 22:07:29 ID:xC6An1wm
ノックを二回。
中からの返事は無い。
「恵ちゃん・・・入るよ?」
ガチャリと音を立ててドアを開けると、膝を抱いて、恵はまだ泣いていた。
暖炉の赤さに照らされて泣いている彼女は本当に子供のようで、こんな状況なのについ微笑んでしまう。
「恵ちゃん、そろそろ泣きやんで話してみて。多分力になれるから。」
「はい・・・」
顔を上げた恵にティーカップを渡し、黒木はそっと彼女の横に腰掛けた。
「千秋先輩と、一緒に来てたんですけど、先輩・・・迷子になっちゃって・・・
で・・・探してたらこんな時間になっちゃったから・・・うっ・・・
お金も無いしどしていいかわかんなかったんです。人も誰も歩いてないし・・・」
「うーん・・・千秋君とはぐれたってことはさ、今頃向こうも恵ちゃんのこと探してるんじゃないかな。
泊まる予定だったホテルとかは?携帯とかは持ってないの?」
恵はふるふると首を横に振る。

・・・・・弱った。
とりあえず連れ帰ってきたものの、保護者と連絡手段が無いのでは正直どうしていいか分からない。
「有名どころのホテルを一個一個当たるしかないか・・・電話帳取ってくるよ」
「あ、待ってください!確か、スパで有名なホテルかもしれません。
先輩、当日までのお楽しみって、名前教えてくれなかったけど、のだめがずっと
そこがいいって言ってたからひょっとしてそこかも!」
「スパで有名って、エクリンスターホテルか・・・セレブ御用達の」
「そなんですか?あー、確か星のマークはあった気がします!」

807 名前:501つづき 10[sage]:05/01/22 22:08:36 ID:xC6An1wm
「・・・恵ちゃん・・・」

電話帳を取りに立ち上がりドアに手をかけていた黒木は、再び彼女の傍に膝立ちになった。
「ピアノは・・・続けてるの?」
「えっと、いちお頑張ってますよ。フランスの音楽院に受かって・・
急にどうしたんですか?そんな怖い顔・・・」
「いや、別に・・・電話かけてくるよ。もし千秋君がまだホテルにいなくても
ここの電話番号にかけるように伝言残しとくから」
「あ、そか。ありがとうございマス。」
のだめは笑顔で応えた。
つい先ほどまで、知らない土地でどうしていいか途方に暮れていたのだめは
おもわぬ再会で、危機から救われつつあった。
黒木の心に渦巻いている思いを知る由も無かったのだった。



808 名前:501つづき 11[sage]:05/01/22 22:10:17 ID:xC6An1wm
くっそー・・・あいつどこ行ったんだ・・・

道行く人に、のだめの風貌を伝え、手がかりを得ようとしてた千秋は
その頃、段々と暗くなっていく町並み、同時に少なくなってゆく人影に
のだめと同じように途方に暮れていた。
「すいません、この辺で日本人で、小学生ぐらいの女の子歩いてませんでしたか?
髪はこれくらいで・・・」
「知らない」

まばらになっていく人影に、一人一人声をかけても
もうここでは情報が得られないだろうと千秋は半ばあきらめつつあった。
疲労はピークだった。
焦りと不安が千秋の中に広がっていき、最悪の予想までしてしまいそうだ。
最初のような安易に見つかるという期待は消えうせ、オスロ警察へ歩みを進めたのだった。



809 名前:501つづき 12[sage]:05/01/22 22:12:37 ID:xC6An1wm
「電話・・・こないデスね・・・」
3杯目の紅茶を飲み干し、のだめは隣に座る黒木に話しかけた。
暖炉からはパチパチと薪がはじける音がし、二人を赤く照らしていた。
「心配?」
「ぎゃぼ!そりゃそうデスよ。先輩あぁ見えて結構抜けてるから・・・。」
「そうなの…?僕の中の千秋君はきっちりしてるイメージなんだけど…志が高くて自分に厳しいから」
「そいうカズオ度の高さでたまに損してマスよねー」
「カズオ…?よくわかんないけど、でもこっちでしっかり実績作ってるとこなんかは
尊敬に値するよ。僕なんかこっちに来てはみたものの、成長してる実感もないし…。
恵ちゃんだって大学院受かって着実に夢追いかけてて…正直うらやましいな…」
「そんなことないですよ!のだめだって先生に赤ちゃん扱いされて、色々悩んでますよ…
だから黒木君も自分だけなんて思わないでくだサイ。
そだ!パリに遊びに来てくださいよー。三人でエッフェル塔見にいきましょう!」

自分だって今大変な状況なのに、一生懸命言葉を選んで励ましてくれる。
また、つい誰にでもネガティブな部分を吐露してしまう己の弱さに嫌気がさしつつも
黒木はのだめに対して暖かな優しさを感じた。
「恵ちゃん・・・」
「オペラ座もありますよ!」


810 名前:501つづき 13[sage]:05/01/22 22:14:28 ID:xC6An1wm
誰かに甘えたかった。誰かに認めてもらいたかった。
そして、そんな自分に両方を許してくれるかつての思い人が自分の左隣にいる。
黒木は左手で彼女の腰を抱き寄せ、そのまま彼女の言葉を遮り荒々しく

唇を重ねた。

・・・そっと彼女から離れると、のだめは目を大きく見開いて微動だにしなかった。
「恵ちゃん…?ご、ごめん!つい…」
焦ってなんとか言い訳をする黒木に焦点を合わせることもなく、
のだめの瞬きも忘れた瞳から大粒の涙がほろほろと流れ落ちた。

「なんで…そんなことするんデスか…?」
「なんでって…………ごめん!ほんとに魔が差した…じゃなくて、あの、なんていうか…」
「魔……?」
やめてくれ…
「ついキスしたんですか…?」
僕を否定しないでくれ…
「のだめ、千秋先輩のことだけ…」

歪んだ愛情の源は千秋君へのコンプレックスだったのかもしれない…
それでも僕は…

811 名前:501[sage]:05/01/22 22:15:22 ID:xC6An1wm
これ以上は漫画の雰囲気を壊す恐れがありますので
これにて完結とします。

812 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/01/22 22:17:06 ID:e0yfl2nl
501さん乙!
黒木くんの気持ちが切なくてすごくいいですね!
か、完結と言わず、ぜひぜひ続きを〜!


813 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/01/23 02:05:24 ID:RwGut+XX
>501さん
続きが読めてうれしいでつ。GJ!
のだめの反応が自然でイイヨー!
続きを期待したらダメでつか…?

814 名前:501[sage]:05/01/23 05:32:02 ID:QJfJwuAj
なんとか原作からはずれないように修正してみましたが
嫌悪感を感じる人もいるかもしれませんがいいでしょうか
切り取り線からのスタートですので、スルーおねがいします。




-----------------------------------------------------------------------23R
「恵ちゃん………っごめん!」
「やだ…やめ……っ!」

何か糸が切れたようだった。

指揮者として確実に実績を積み重ねてる千秋君。
ピアニストとして一歩一歩進んでいる恵ちゃん。
二人は恋人同士で、バカンスをリッチなホテルで過ごす…。
それに比べて僕は…。

嫉妬と羨望と愛しさが滅茶苦茶だ。
こんな事をして、日本での居場所さえ失う事になるかもしれないのに…。
反対に、彼女なら許してくれるかもしれないというずるい考えもあった。

815 名前:501 15[sage]:05/01/23 05:33:36 ID:QJfJwuAj
そんな事を考えながら本能的に彼女を押し倒してしまった。
両手を床に押さえ込んで彼女の表情を伺おうとするが
顔を背けてしまってよく見えない。
彼女の手首を通じて、僕のものか恵ちゃんのものかどちらかわからない
小刻みな震えが伝わってきた。
「おねがい…やめて…!やめてください!」
泣きながら僕をにらんできた彼女に再び唇をそっと重ね、吐息のかかる
距離で、ごめん、と小さくつぶやき、彼女の首筋に唇を寄せた。
押さえ込んだ手首から痛いくらいの反発を感じていたが、次第にそれも弱々しくなる。
聞こえるのはすすり泣く声と薪がはじける音だけだ。

彼女の左手の戒めを解いて、そのまま彼女の胸を服越しに触ると、ビクっと体が一瞬はねた。
それは快感から来るものでは無く恐怖から来ているとは分かっていても
今の僕を興奮させるのには十分だ。
今度は右手をワンピースの裾から滑り込ませ、彼女の右足を撫ぜる。
そして、その手で厚手のタイツを半ば強引に引っ張った。
「だめ…ちょっほんとにやめてください…!黒木君…!やだ…」
茫然自失だった彼女も下半身を露にする行為に再度抵抗する。
体を起こし、なんとか黒木の手を押さえようとする。
しかし、その抵抗も空しく、彼女の足は暖炉の赤さに照らされ、同時に
スカートはめくれ臍までむき出しになっている状態だ。
「やだ……」
必死になってスカートを元の位置に戻そうとする彼女に、再び覆いかぶさろうとしたその瞬間
のだめは黒木の頭をその胸に抱きしめた。

816 名前:501 16[sage]:05/01/23 05:35:19 ID:QJfJwuAj
「え……恵ちゃん……!?」
「よしよし」
「……!」
そのまま優しく頭を撫でられ、黒木は次の行動が取れずにのだめに身を任せている。
柔らかくて、なんて暖かいんだろう…

どれくらいの時間そうしていただろうか…
ただのだめは黒木を抱きしめ頭を撫で続けるのだった。
「あの…恵ちゃん…」
「落ち着きましたカー?」
のだめはそっと微笑んで黒木の顔をのぞきこんだ。
「……怒らないの……?」
のだめは優しく首を横に振る。
「黒木君の方が…いっぱい傷ついてるから…」
そして、再度黒木を抱きしめ背中を撫でるのだった。

817 名前:501 17[sage]:05/01/23 05:36:41 ID:QJfJwuAj
オスロ警察についた千秋は警察官に事情を説明した後
とりあえずチェックインが遅れる旨を伝える為、手帳に書き記した
エクリンスターホテルの番号をプッシュした。
「あの、今日予約していたチアキですが…」
「シンイチチアキ様ですか?伝言をお預かりしております…
キロキ様からです---------」

キロキ?そいつの家にいるのか…?
とりあえず無事で良かったが、あいつノルウェーでもう知り合いが出来たのか…?
全くあいつのことだからきっと変人なんだろうな…

今のだめがかつてのライバル黒木と抱き合っていることなど創造だにせず
安堵のため息と共に間抜けなことを考えつつ、今度はシンディーの家の番号をプッシュしている千秋だった。


818 名前:501 17[sage]:05/01/23 05:38:40 ID:QJfJwuAj
静かにのだめに身をまかせ、子供のように甘えていた黒木の耳に、静寂を切り裂くように電話のベルが響く。
「あ…千秋先輩かも…」
黒木を抱きしめながら、のだめの声は弾む。
恐らくその推測が当たっているだろうと二人とも感じてはいたが
どちらともなんだか動けずにいた。
電話のベルが止む…と同時に階下からシンディーの大声が聞こえる。
「ちょっとクロキー!男から電話だけどー!私英語話せないのよー!
多分あなたにだと思うんだけどー!」

「恵ちゃん………出るよ」
「あ!はい!私も英語喋れませんからおねがいしマス!」
「いや、千秋君相手なんだから日本語でいいんじゃないかな」
「あ、そか…」
なんだか照れてしまってお互いの顔が見られない。
黒木は自分の赤い顔を隠すように客室を出て、電話に向かった。

『Excuse me.So…』
「千秋君、僕だよ。黒木です。」
『はぁ………え!黒木君!?なんでこっちに…?のだめは!?』
「お、お、落ち着いてよ千秋君。彼女なら無事だから……あ、今代わるよ」
階段の途中から心配そうに見下ろしていたのだめだが、黒木のアイコンタクトを察して
ダッシュで受話器に向かってくる。
「先輩!!もー!何してたんですか〜!いい年して迷子なんて…のだめ探したんですヨー!」
『な……!お前なぁ……!………まぁその、なんだ事情は会って聞くから
とりあえずそこの住所を言え!』

819 名前:501 18[sage]:05/01/23 05:41:11 ID:QJfJwuAj
おおはしゃぎののだめの背中を見ながら、黒木はこれで良かったんだと思った
同時にのだめに対する感謝の気持ちが溢れてやまなかった。

恵ちゃんだったから、間違いを犯さずに済んだ…
こんな弱い、今にも挫けそうな僕を癒してくれた…
それだけで十分だ…

「20分くらいで着くそうです!!」
受話器を置いたのだめは満面の笑みで振り返る。
「そう、良かったね。それと……本当にごめん…ありがとう…」
「なに言ってるんですか!(千秋先輩と)同じ釜のR★Sオケじゃないですか!!」
「…?う、うんそうだね…でもほんとにありがとう」
そう言って黒木はのだめを力強く抱きしめた。
これで、最後だ。
恵ちゃんへの思いを完全に断ち切り、明日からはもっと自分を信じてあげよう。
今日恵ちゃんの腕の中で生まれ変われたような気がするから…!


820 名前:501 19[sage]:05/01/23 05:42:49 ID:QJfJwuAj
その後、迎えに来た千秋と黒木はしばしの再会を喜び合ったが、なにせ誰もが疲れ果てていた。
ゆっくりとした時間を過ごすことも無く、のだめと千秋はやっとの思いで
ホテルにチェックインできたのだった。

「おい…反省会だ…」
千秋はぐったりと体をソファに預け、ため息をつきながらのだめに向かって声を掛ける。
「な、何がですか?のだめ地中海スパに行ってきますよ…無事に再会できて良かったです。
それじゃあ、先に寝てていいので…」
「おい、なぜ目を逸らす…?」
そう言いながらのだめの右肩を掴み、こっちを向かせようとした千秋は
彼女の首筋に赤く残る印を見つけた。
「…ていうか、なぜ素足にブーツ…?」
首筋から足元に視線を移した千秋の中に、疑惑は広がるばかりだ。

「お前…まさか…」
「な、何ですか…」
「黒木君と……」


821 名前:501 20[sage]:05/01/23 05:44:27 ID:QJfJwuAj
威圧感を持って見下ろしてくる千秋に二の句を告げないのだめだったが
今日の事は千秋には絶対言ってはいけない事だった。
言ったら、黒木君の名誉を傷つけてしまうから。

「まぁいいや。言いたくなったら言え。俺…今日は疲れたから寝るよ。
誰かさんのせいで…全く」
何かを察したかのように、急に追求をやめ、ベッドに身を預けた千秋。
その優しさに、のだめは涙が出そうになる。
思わずその背中に寄り添った。
「千秋先輩…今日…心配してくれました…?」
「全然」




数日後
オーストリアの市民オケの練習場。
ひと際華やかなオーボエの音色を響かせている黒木がいた。
その色は以前のような灰色でも、日本にいる時のようなピンクでもなく
未来への希望を感じさせるような虹色の音色だった。


-----------------------おわり------------------------------------


822 名前:名無しさん@ピンキー[]:05/01/23 11:38:19 ID:jdhCmk13
おお〜!501さんGJ!
黒木くんが切なくて、のだめがすごく優しくて可愛いですね!
何か感づきながらも追求しない千秋も男らしくてかっこよかったです。
続き読めて嬉しかったです。
ありがとう!

823 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/01/23 14:50:58 ID:NTfr2cSk
お疲れさま!GJ!

原作への愛情が感じられる良い一編でございました

824 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/01/24 21:21:51 ID:fMB+bw3R
うっほー
くろきん×のだめ キ・キ・キ・キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
壊すだなんてとんでもない。
3人の「らしさ」が出ててとってもよかった。

んでもって、次の日は無言のまま嫉妬して、ついつい激しくしちゃう千秋がいるわけですね?
ニヤリ。


825 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/01/24 23:53:21 ID:o2hbOHzr
続きありがとう!GJ!!
ほんと、みんならしくてイイ!!


826 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/01/25 11:45:42 ID:icfal48u
「よしよし」のとこ、のだめの母性愛(?)が描かれててよかったです。
千秋に催眠術をかけたところを思い出しましたよ。
「もういいんですよ」って優しく語りかけるシーン。
原作のイメージも全然崩れませんでした。続き描いてくれてありがとう!

827 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/01/25 13:58:21 ID:YwCRoUDs
乙!素晴らしく乙でした!
本当に、キャラっぽさが出てますねー
自分はくろきん×のだめ、どうやってもストーリーが作れなかったんだけど
すごく自然な流れでした。まさしく、って感じ。
ありがとうございました!!

828 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/01/26 01:08:26 ID:/kdaS1Yr
予告を読んできたんだけど、進展があるんだか無いんだかわからんよママン……
千秋と一緒に、絵画を見に行ったんだろうか……デート?
あと半月か……長い……長いよ。


829 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/01/26 01:44:13 ID:zrLmF4bS
コミックで読んでるからネタばれ勘弁してください

830 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/01/26 02:14:54 ID:/MC4qd2G
>829
今更何を……
ネタバレ関係って、このスレで出た事ないけど、少女漫画板のスレに準ずると考えていいよね?

831 名前:501 1[sage]:05/01/26 02:27:21 ID:3WCfMZNW
「じゃあ、もういいよ」

言った後ですぐに後悔の波が襲ってきた。
のだめは俯いて泣いてるようにも見える。
傷付けたくないのに、なんでこんなことに…


事の起こりは今日の夕食時
いつものように、のだめは俺の部屋でたらふくカルボナーラを食って
食後のまったりした時間を過ごしていた時のことだった。

「お前、今度の課題曲何やるの?」
「えと、まだ迷ってるんですよ。のだめはハイドンやりたいんですけど
先生はモシェレスやってみたらって言うんですよー。
千秋先輩はどっちが好きですか〜?」
「モシェレス…
 お前みたいに、勢いで弾くタイプにはぴったりじゃないか?
 先生が薦めるのもなんとなく分かるよ」
「えー…でも付き合ったことないデス…」

832 名前:501 2[sage]:05/01/26 02:28:02 ID:3WCfMZNW
音楽院での、解釈授業の成果か、のだめとはその曲や音楽に対して
情緒的な話や、のだめなりの思いなども会話にできるようになってきた。
それは、以前の好きな曲を好きなように演奏していた時に比べ
音楽に正面から向き合えるようになってきたこいつの成長を感じさせて
千秋は少なからず好ましく思っていた。

「確かレコードあるような気がするけど…ちょっと待ってろ」
「はーい。あっ、アイス食べてもいいデスか?」
「んー………」

千秋が目当てのレコードを探し当て、居間に戻ると、のだめはカップアイスの蓋を取り
幸せそうにソファに腰掛けていた。
そんな彼女の姿を横目に、持ってきたレコードに針を落とす。
と、同時に荘厳で華やかなメロディが部屋に響き渡った。
「この人の作る曲は、結構緻密で、まぁ難易度は高いけど、ノッてしまえば…」

そう薀蓄を話しながらのだめの隣に腰を下ろす千秋。
しかし、のだめは一心不乱にアイスクリームに立ち向かっているのだった。
「な…お前人がせっかく…それに、俺の好きなチョコミントじゃねーか!!」
「だ、だってのだめも好きだし…あ、じゃあ一口あげますから〜はい、あーん」
そう言ってのだめは小さなスプーンにアイスを乗せ、千秋に近づけた。


833 名前:501 3[sage]:05/01/26 02:28:53 ID:3WCfMZNW
(せっかく音楽のまともな話ができると思ったのに、全くこいつは…)
そう考えながらも、のだめのそんな仕草につられて、誘いに乗り
顔を赤くしながらアイスを食べさせてもらうのだった。
他人から見たら典型的なバカップルだ。
でも、ここにはその他人はいないし、千秋を必要以上に王子様扱いする奴もいない。

(一応…俺たち付き合ってるんだし…ってことはこいつ俺の彼女になるのか…
 見慣れてるとは言えこうして見ると可愛く…見えないこともない…か?)
口の中の爽やかな甘みを飲み込みながら、そんなことを漠然と考えていたが
のだめの声で現実に引き戻される。
「いいダシ出てますかー」
「ぶっ、アホか…」
穏やかな時間が音楽と共に流れる。

ふと、うれしそうに笑うのだめの口角にアイスが付いてるのを見つけ
千秋はそっと舐め取った。
びっくりしているのだめに再度唇を重ねる。
逃げられないように右手で腰を抱き、左手で彼女の頭を支えてやると
後ろに傾いていた重心は唇を重点とし、千秋に寄ってくる。
そのまま、舌で口の中を味わっていると、息苦しそうに
のだめは千秋から離れ、呼吸を再開した。

834 名前:501 4[sage]:05/01/26 02:29:37 ID:3WCfMZNW
「もう……先輩、今のだめモシェレス聞いてんデスから、邪魔しないでください……」
「嘘付け、好みじゃないんだろ?」

吐息のかかる距離でそんな会話を交わし、千秋はまたキスをする。
舌をからませようとする千秋に対してのだめは少ない経験ながらも応えようとし
それが千秋を興奮させるのだった。
その内に二人は唇を離し、舌だけをからませ、湿った音が音楽にかき消されながらも
大きくなっていく。
もう千秋はその気だった。
少しずつ、のだめの背中を支えながら、押し倒していくと、思ったより抵抗は無い。

(お、俺たち付き合ってるんだし、そろそろいいよな…
もう3年近くヤッてないし…いやいや、もちろんこいつのこと好き……だし。
まぁ自覚したのは最近だけど、結構我慢した部類だよな…)

のだめのことはいい面も悪い面も含め、愛している千秋も、
‘あの’のだめを恋人と認め、抱くとなると、それなりの覚悟と言い訳が必要なのだった。
キスをしたままのだめの上半身ををソファに寝かせ、その腕を自分の首にからませる。
唇を離し、見詰め合う二人の荒い息に合わせ、曲も第二楽章のロマンティックな
メロディへと調子を変えた。

のだめの頬に軽く三度キスをして今度はその唇を耳元にスライドさせる。
耳たぶを甘噛みし、わざと音を立てるようになめるとのだめは甘い声を出して反応する。
「は…あっ、だめ、先輩……あぁっ…」
今度は耳穴付近をくちゅくちゅと音を立てて執拗に舐めてやるとのだめは顔をずらし、逃げようとする。
「ちょ…だめ…先輩…」
「耳…弱いんだな…」
息のかかる距離でそうつぶやかれ、のだめの顔はみるみる赤くなっていく。
しかし、それがさらに千秋の支配欲を刺激していることなど、のだめは想像もしていない。


835 名前:501 5[sage]:05/01/26 02:30:27 ID:3WCfMZNW
耳への愛撫はそのままに、今度は右手でワンピース越しにふくよかな
胸に触れ、その感触を味わう。
耳と胸を同時にせめられ、がっちりガードされ、逃げることもままならないのだめは
目をぎゅっとつぶり、歯を食いしばっていたが、鼻にかかった声は止めることは出来なかった。
「ん…んっ…ん…」
(エロいな……)
もちろんそんなことをしているのはむしろ千秋の方だったが、おそらく処女であろうと
思われるのだめの新鮮な反応に、千秋は喜びを感じていた。
彩子の様に、もっともっとと千秋を鼓舞するのではなく、
あくまでも千秋の愛撫を受け入れ、純粋に感じてくれているのだめを
逆に滅茶苦茶にしてやりたくなる。
そんなことをぼんやりと考えていたその時、予想もしていなかった言葉を聞いた。
涙目で息も荒くなっているのだめは、ふと口に出して言ってしまったのだ。


836 名前:501 6[sage]:05/01/26 02:31:44 ID:3WCfMZNW
「彩子さんにも…んん……同じようにしたんですか…?」
千秋の動きがぴったりと止んだ。
彩子と付き合っていたのはのだめと出会う前の事で、長く付き合う恋人なら当然のこと。
なにも後ろめたいことはないはずなのに、突然ののだめの言動につい動揺してしまう。
そして、今まさに初めてのセックスをしようというのに、昔の彼女の名前を
出され水を差されたことに不快感があったのも確かだった。
「…なにそれ」
「なにって…どなのかな…って」
「なんでそんな事聞く?」
「だ、だってのだめ初めてだし、初めてだからこれで合ってるのか分かんないし、
そ、それに先輩だってもっと上手な人の方がうれしいかなって…」
ため息をつきながら千秋は体を起こす。
「…むかつくよお前…」
「ご、ごめなさい……」

長い沈黙の後、じゃあもういいよ、と一言だけ言って千秋はキッチンに水を飲みに行った。
少し冷静になろうと思ったのだ。
しかし、再びのだめの元に向かうと、もうそこにのだめの姿は無かった_______



837 名前:501[sage]:05/01/26 02:32:59 ID:3WCfMZNW
続きはまたー

838 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/01/26 03:33:15 ID:XYE8BBBL
あー、次が気になる!
>>501タソこんな時間に乙です。

こんな時間にいきなり投下なんて素敵だ!
ありがとう!

839 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/01/27 01:07:55 ID:zchffHuv
501さん!ステキです☆

あー・・・続きが気になる!
お待ちしていますよ!
頑張ってください☆

840 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/01/27 15:26:18 ID:oh27s5MV
501さん、GJですよ〜!
カッコとじ内の千秋の心情が良いですね。
このあとの展開がとても気になります。毎日スレ覗いてますので、
上がったら投下よろしくお願いします!


841 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/01/27 22:52:21 ID:9ccLaE1M
501さん乙です!!!
すんごい続き気になります!!
待ってますんで頑張ってください!!
リアルタイムで見られたらイイナ・・・。

842 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/01/28 16:03:17 ID:zlwSdwrS
初めて投下します。エロまでいけるかは、ビミョウですが…。


「それじゃ、のだめ先に帰りマス」
デビュー公演が無事に終わり、これからパリまで駆けつけてくれた
三善家の面々と食事にでもと話しているときだった。
由衣子は「え〜っ!? なんで〜?」と不満そうにのだめの腕にまとわりつく。
のだめは、ピアノの練習がありマスから〜と困ったように笑った。


眩暈


「そう。残念ね。のだめちゃんもがんばってね」
「ハイ。由衣子ちゃん、また遊びに来てくだサイネ」
征子の言葉にうなずきながら、のだめは由衣子の方に視線をおくる。
せっかく久しぶりに会えたのに〜、と由衣子はまだ少しむくれていた。
今度はいっぱい遊びましょうネ。約束デス。
小指をからませてニッコリ微笑むと、立ち上がって、
「それじゃ先輩、また明日」
ペコリと俺に向かって挨拶し、ターニャとフランクを引きずっていった。
あの二人は食事にありつく気マンマンだったらしく、
「はなしなさいよ〜っ!!」とか「ぼくのごチソウ〜!」とかいう
悲鳴(奇声?)が聞こえてきた。
いや、それどころじゃない。俺はのだめに言わなきゃならないことがある。
てっきり一緒にメシを食うものだと思って油断してたところに、予想外の
「帰りマス」で半ば呆然としていた千秋は、軽く頭を振って声のするほうに
向かって駆け出した。
「真一? どこに――」
「すぐ戻るから先に行ってて!」


843 名前:842[sage]:05/01/28 16:49:00 ID:zlwSdwrS
先ほどからチクチクと視線が痛い。隣に座る母、征子がなにやら意味ありげな
目で俺の様子をうかがっているのだ。楽屋でもそうしたように、千秋は視線を
無視することにしてひたすら目の前の料理を片付けることに専念した。
「のだめちゃんってさあ……」
ぶほっ!! いきなりのだめの名前が話題にあがり、千秋は思わずむせた。
「どうしたの、真兄?」「いや、……なんでもない」
げほげほとムセながら顔をあげると、征子がニヤニヤしてこちらを見ている。
「由衣子ちゃん、のだめちゃんが、何?」
「あ、うん。なんだか大人びたなぁって」
あ、やっぱりそう思う? と女二人がうなずきあうと、
「そうかな。ぜんぜん変わんないと思うけど」「相変わらずだな」
と三善父子が結託して反論する。
……大人びた、か。
千秋はぼんやりと先刻ののだめとのやりとりを思い出した。

「のだめ!」
追いついた背中に声をかけると、のだめはちょっと驚いた顔で振り向いた。
「ほわぁ、先輩デスか」ビックリしましたヨ〜と言って、ふふ、と笑う。
ターニャとフランクは、先に行ってる、と歩いていった。
「どしたんですか? 忘れ物デスか? あ、のだめお金はありまセンよ」
「ばーか。財布忘れたワケじゃねーよ」
不覚にものだめの笑顔に見とれてしまった千秋は、自分の顔が赤くなるのを
ごまかすように、わざとつっかかるようにして言った。
――こいつ、こんな顔して笑ったっけ?
いままでさんざん色気ねーだの、変態だのと言ってきたけど。
「……あのさ、話あるから俺の部屋で待ってろ。ピアノ使っていいから」
――カギ持ってるよな?  ――ハイ。待ってますネ。
そう言って笑うのだめは、やっぱり女の顔をしていた。


844 名前:○マシュマロ 1/ drop ◆8d59i59Tbc [sage]:05/01/28 17:31:36 ID:9gZ/yqPx
>501さん降臨待ちの間に、短めのを投下します。

----------------------------------------------------
ベッドの縁に腰掛けて下着を着けていくのだめの後姿を、千秋は見ていた。
前かがみになった時一際大きさを主張する乳房が、レースのあしらわれたブラで包み込まれていく。
寄せて上げるしぐさをしながら、のだめはあれ?と首をかしげた。
「何?どうかした?」
「…ん〜〜。……最近ブラがきついんですよね〜」
「……太ったんじゃねーの?」
「太ってまセン!!体重変わってないですヨ!!…レディーに対して失礼な!!」
「…誰がレディーだ……」
まあ、太った感じはしないよな。…いや、むしろ…最近、くびれができてきてイイ感じだ……。
のだめの体のラインをじっくり見ながら、千秋は顔を緩めた。
「やっぱりそうかも…」
「だから何だよ」
「……胸、おっきくなったみたいデス」
「マジで?!」
がばっと起き上がって声をあげた千秋を、のだめはゆっくりと振り返る。
「…随分と嬉しそうじゃあないですか。……何デスか、その顔。やらしー」
自分でも、顔がにやけてしまうのがわかる。
「えっ、いやー…ぅほん」
どうしてもにやけてしまうのを抑えられず、わざとらしく咳をしてみた。
いやらしげな表情の千秋をからかうように、のだめは唇を尖らせる。
「おっぱい星人……」
「……くそっ、何とでも言え…!」
「ぎゃぼ…!!」
後ろから覆い被さるようにのだめを抱きしめると、胸を隠そうとするのだめの腕をものともせず、掌でその豊かな胸を鷲づかみにした。

845 名前:○マシュマロ 2/ drop ◆8d59i59Tbc [sage]:05/01/28 17:34:45 ID:9gZ/yqPx
「確かめないと。どれどれ…」
「もうっ、先輩のバカー!ダメです━━!!」
千秋は無言で手指を動かした。
ブラの上から、突起にに人差し指が当たるようにし、小刻みに震わせながらすくい、寄せ上げる。
「…ホントに……駄目デスってば…ん……」
反応よく突起がしこり始めると、千秋はすばやくホックをはずし、ストラップを肩からずらせた。
腋の下から腕を通し、あらわになった白い胸を直に掌に包み込む。そして再び蹂躙していく。
それはどこまでも柔らかく、それでいてしっかりと指を跳ね返す弾力に満ちていて、飽きることなく千秋を楽しませる。
「でかいな…、おまえの……。マシュマロみてー……」
「駄目デスってば……先輩…ゃあん」
そしてまた、のだめの肩越しに見える自分の掌の中で形を変える双丘は、千秋の官能を奮い立たせるのに十分だった。
「なあ、のだめ……」
「駄目デスー!!」
いいだろ?と千秋が問い掛ける前に、のだめは腕をがっしりとつかみ、千秋の動きを静止した。
「言ったでしょ!これから学校なんですヨ!!」
「…そうだったな。忘れてた」
のだめは千秋の腕をすり抜け、再びブラをつけた。千秋は若干ふてくされ気味でベッドに寝転んだ。
「あーあ、このブラのセット、気に入ってたのに…」
「サイズが変わったらつけられないのか?」
「合わないサイズだと、胸の形が崩れちゃうんですヨ。だから、新しいの買わなきゃ……グスン」
「ふーん」
のだめはワンピースに袖を通し、コートを羽織る。
「…先輩のせいですヨ。いつも、胸ばっかり揉むから……責任とって下さいヨ」
「そっ、そんな風に言うなよ…。しょうがねーだろ、そんなの」

846 名前:○マシュマロ 3/ drop ◆8d59i59Tbc [sage]:05/01/28 17:35:44 ID:9gZ/yqPx
「おっぱい星人…!!」
「……うるさい!!早く学校行け!!」
『おっぱい星人』というレッテルは千秋の自尊心をいたく傷つけるらしく、千秋は真っ赤になってうろたえた。
その様は普段の彼からは想像できないほど滑稽でかわいらしく、のだめはくすくすと笑った。
「じゃ、行ってきまーす」
「あ、のだめ」
ドアノブに手をかけるのだめを千秋は呼び止めた。
「学校終わったら連絡しろよ。買い物、行くぞ」
「買い物?」
「…買ってやるよ、下着。……お、大きくした責任、取ってやる」
「ぎゃはあ…!やったー!しますします、電話!!」
「今日は部屋にいるから」
わかりましたー、とのだめは笑顔でドアを出て行った。…と思うと、細く開けたドアから顔だけのぞかせ、千秋を呼ぶ。
「何だよ。遅刻するぞ」
「先輩も一緒に選んでくれますよね?…たまには黒とかどうですかネ?先輩好みのセクシーなの…ギャハ」
じゃ、行ってきまーす、とのだめは元気にドアを閉めた。
「…何考えてんだあのバカ……」
セクシーな黒なんか似あわねーだろ、と毒づいてみるものの、想像の中でのだめに着せてみると意外にも似合いそうで……。
「…ま、まあたまにはいいか、そーいうのも……」
とつぶやいてしまう千秋なのだった。



━━━━━━━━━━━━━終わり

847 名前:drop ◆8d59i59Tbc [sage]:05/01/28 17:41:09 ID:9gZ/yqPx
>842さん
ご…ごめんなさい……!!
ちゃんとリロードすればよかった…。
↓続きドゾー

848 名前:842[sage]:05/01/28 19:02:00 ID:kbusMScG
〉dropさん
いえいえ。
こちらも続きが今日中に書けそうもないので
どうもすいません。

というわけで、つづく……
(ああ、これからいいトコロなのに! ごめんなさい)

849 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/01/28 22:36:01 ID:v0esO4gE
↑のお二方乙です。

dropさん、話は終わってますが、千秋はどんな下着が好みなんでしょう?
黒のスケスケとかだったら、ムッツリっぽさアップですよねーw

それにしても最近のお話は千秋のエロ度が増してていいですね。

これからも楽しみにしてます。

850 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/01/29 00:01:38 ID:8ja078Qs
542さん、dropさんGJ!です。

lesson66後の眩暈の続き、気になりますね〜!
また出来たらぜひぜひ、投下お願いします!

dropさんの書く千秋は可愛くていいですね〜♪
おっぱい星人千秋…w
そしてのだめの胸はどこまで大きくなるんでしょう。
この調子で千秋が頑張れば、EはおろかFまで成長するかも…。
でも、あまり胸が大きくなりすぎてピアノが弾きにくくなるから、
しばらくH禁止されて千秋が悶々するというのも見てみたいですね〜w
また新たな作品の投下を待ってますね。




851 名前:850[sage]:05/01/29 00:17:22 ID:sJTEi0QN
すみません、542さんではなく842さんでした。
大変失礼しました<(_ _)>

852 名前:501 7[sage]:05/01/29 05:00:17 ID:r9/mhZiW
(もうだめかもしれないな…)
スペインからの帰りの列車に乗りながら千秋は考えていた。
窓からは秋の日差しが刺し、遠くには近代的なビルの町並みが延々と広がり、都心に戻ってきたことを告げる。

あれから二日後、急なシュトレーゼマンの公演の付き人として
スペインで2週間過ごした。
公演自体は大成功の内に終わったが、自分でも、そしてシュトレーゼマンの目にも
覇気が無いのは明らかで、何かを学び取れた実感もない。
「いい加減にしなさいヨ。」
それが最後に聞いた彼の言葉だった。
そして、最後に見たのは彼の後姿のみだった。
無理も無い。空いた時間は心ここにあらずと言った具合にただのだめのことだけ考えていたのだから。

(あいつが俺のこと信じねーからこんなことに…
なんで、自信もってくれないんだ
確かに面と向かって好きだの言ったことは無いが分かってくれてたんじゃないのか?
この俺がわざわざ欧州まで一緒に…くそっ)

853 名前:501 8[sage]:05/01/29 05:01:44 ID:r9/mhZiW
怒りと切なさが相まって、ただ身の置き場も無くやり過ごすことしかできない。
相手を傷つけることしかできなかった自分のふがいなさも、ただただやりきれない。
そして、のだめとの不安定さが自分の音楽にまで影響を及ぼしたという事実
メンタルの弱さによってせっかくの師匠に与えられたチャンスをふいにしてしまった事も
千秋の落ち込みに拍車をかける。

(なんであいつ今さら彩子のことなんか…ずっと気にしてたのか?
……だとしたら……。
確かに彩子は顔はきれいだしスタイルも良かったけど、
俺はのだめぐらい健康的な方が実はこ、好みだし…
いや、そういうことでなくて…今更だろ!?
わざわざ口に出して言わなきゃ納得しないのか?)

「つか…もう嫌われてるかも…セックスできずに切れて…死…」

「う…ママァァ…」
ぐったりと影を背負いぶつぶつと独り言を言う千秋に怯え、正面に座っていた幼女はとうとう泣き出した。



とりあえず、フランスに戻ったらすぐに会いに行こう、お互いの気持ちを確認しようという
決意だけは心にあった。
それで終わるなら仕方ない。
「絶対謝らねーけどな。悪いのはあっちだし…」
そうつぶやきながらも、早く着け、と逸る気持ちは落ち着き無く彼をせめ立てた。

854 名前:501 9[sage]:05/01/29 05:02:35 ID:r9/mhZiW
とりあえず、フランスに戻ったらすぐに会いに行こう、お互いの気持ちを確認しようという
決意だけは心にあった。
それで終わるなら仕方ない。
「絶対謝らねーけどな。悪いのはあっちだし…」
そうつぶやきながらも、早く着け、と逸る気持ちは落ち着き無く彼をせめ立てた。

ようやくアパルトメントに着き、深呼吸をしてのだめの部屋の前に立つ。
チャイムに手を伸ばし、手を引っ込めること五回。
勇気を出して、その指に力を込める。

ジリリリリ…

ジリリリリ…

……………

部屋の主は出てくる気配は無い。
腕時計を見ると短針は13時を指していた。
(まだ学校かな…)
そう思うが早いか、千秋は早足で、大学院へと歩き始めた。


慌しく行きかう多国籍の学生の波を縫い、レッスンスケジュールの張ってある掲示板を探し
のだめの名前を探す。

「メグミノダ…メグミ…A18か…」
(め、めぐみ…)
なぜか顔を赤くする千秋だった。

855 名前:501 10[sage]:05/01/29 05:03:52 ID:r9/mhZiW
A棟に着き、目当ての18号室を探す…までもなく、すぐに分かった。
聞きなれたピアノ、以前のような作曲や音とびはないが、千秋にはすぐに分かった。
久しぶりののだめのピアノに壁に背を預け、瞳を閉じて耳を傾ける。
曲は……あの時のマシェレスだった…。


「あれ〜?チアキじゃな〜い!!」
「Nein, es ist nicht Chiaki. (いえ、僕はチアキではありません)」
見慣れた派手なロシア人から身を翻して逃げようとする千秋。

「ばればれの嘘つかないでよ…どうみてもドイツ人じゃないし…
ノダメに会いに来たんでしょ〜?やっと解放してもらえるのね!!」
「どういう意味だ…?」
「やっぱり千秋じゃないの…
ここのとこ、ノダメにアフター5拘束されてるのよ
自分のピアノ聴いてくれって。だめなとこはどんどん言えって言うんだけど
正直オクレール先生の生徒にアドバイスできる訳ないし…
別にそれなりに弾けてるのに『まだ何か足りないんデス』なんて言って一晩中…
フランツかユンロンにでもバトンタッチしたかったわよ全く…
まぁチアキがいるならもういいわよね!なんとかしてよあの子」

一方的にまくしたてるターニャの言葉を聞きながら、一方の耳で
どこかがむしゃらなピアノの音色を聴く。

「完走してくれて助かったよ…ありがとな。
のだめの言う足りないところってのは…まぁ、なんとなく分かるから多分もう大丈夫…な気がする」
「何その発言!意味しーん。
じゃあ私もう行くわね。チアキ…あの、頑張ってね。色々と…」
同情の目を向けるターニャ。
「な…!どこまで聞いた!?」
「Auf Wiedersehen !」

856 名前:501 11[sage]:05/01/29 05:05:05 ID:r9/mhZiW
(くそ…のだめの奴…ぺらぺらと…)
そう考えながらも、もうすぐ会える喜びになぜか微笑んでしまう。
(俺の音楽も、あいつのピアノも、もうお互い無しではどこか欠けてしまうみたいだ…
お互いに刺激し合って成長していけたら…!)


ピアノの音が止む。
ごそごそと荷物をまとめて先生に挨拶する声の後、ドアが開き、待ち望んでいた姿が現れる。
「ほわぁぁ…先輩…どしたんですか急に…
あ、ひょっとして道に迷ったとかデスか…」
「なわけねーだろ…いいから来い!」
「え…カズオの日?」

のだめの言葉を無視し、手を引いて屋外に連れ出す。
中庭、ひと際大きな木の生えた庭園、隅の方に人気の無い噴水を見つけると
そこに来てはじめてのだめの手を解放する。
「なんなんですかいきなり…はぁ…求心ください…」
「体力無いなお前」
そう言いながら肩で息をするのだめを力強く抱きしめた。
「ひぎっ…もう、今日はびっくりすることばっかり…」
「少し黙れよ…」

857 名前:501 12[sage]:05/01/29 05:06:23 ID:r9/mhZiW
遠くで、色々な楽器の演奏と鳥のさえずりがが交じり合って聞こえる。
そして、腕の中ではまだ息もつかずに動悸だけ弾ませてのだめは千秋に身を任せていた。
長い沈黙の後、千秋は口を開く。

「……ハイドンだったら、どうしようかと思った…」
「………だって……でも、のだめ全然ノレないですよ。先生には初めて褒められたけど…」
「うん…明日からは、多分大丈夫…」
「?どいう意味ですか?」
「俺は、怒られたよ。全然だめだって。でも、取り返せるから。」
「んん?ますます分かりませんヨ…。大体、千秋先輩怒られた事ないからそんな独裁者になったんだし」
「殺すぞ…。だから、つまり…」

ゆっくりとした動作で、千秋はのだめにくち付ける。
まわりの音は協奏曲にその姿を変えた。

そっと唇を離し、千秋は再びその腕にのだめを抱きしめて耳元でささやく。

「好きだから……つ、付き合ってください…」
のだめの返事は無い。
「おい…のだめ…聞いてるのか?…のだめ!?」

思わず赤い顔を隠すことも無く離れて表情を伺うと、のだめは声も立てずに泣いている。

「い、嫌なのか?ご、ごめん…」
「ちがっ…も…嫌われちゃったかと…もってたから…」
「いや、俺の方こそ…。昔のことは、まぁ彩子とは、その、色々あったけどさ…
お前、もっと俺のこと知ろうとしろよ。
今はお前のことだけ大事にしたいと思ってるし…男だから…色々あるだろ普通!」
「支離滅裂デスよ…」
言いたいことが言えず、あたふたするだけの千秋だった。

858 名前:501 13[sage]:05/01/29 05:07:24 ID:r9/mhZiW
「のだめ、彩子さんみたいに、ウエストくびれてないし…」
「だから!彩子のことは忘れろ!奴は架空の人物だ!」
「え…そだったんですか…?」
「そうだよ、鏡にうつってなかっただろ!?」
「ほわぁぁそういえば…」
「と、とにかく…………返事は聞かせてくれないのか…?」


ふいに、のだめが背伸びして、千秋の頬に口付ける。
「のだめ、ずっと前から先輩のこと大好きデスよ…」
目はまだ赤く、涙をたたえていたが、にっこりと笑顔でのだめはささやいた。

859 名前:501 14[sage]:05/01/29 05:08:54 ID:r9/mhZiW
「のだめ…もっかい…」
「もう…恥ずかしいから…」
「痛かったか…?」
「少しだけ…でも平気ですよ…」
「じゃあもう一回…」
「もう…」

深いキスで言葉をさえぎり、正常位で再度挿入する。
のだめのそこは、まだ蜜をしたたらせ、千秋の二度目の侵入を拒むことは無かった。
「んん…あぁっ…あっ、だめ、せんぱ…ふ…んんっ…」
「くっ……」
(すごいな…こいつの……)

脳天まで突き抜けるような快感に、千秋は目の前が真っ白になってしまいそうだった。
さっき一回達したはずなのに、千秋自身はすぐ回復し、再度のだめを求めてしまうのだった。
一度目のその瞬間、のだめは痛みを訴え、千秋は労わりながらなんとか最後まで終えることが出来たが
二度目の今は、声の中に甘い響きを感じ、ただ無心に腰を動かしてしまう。
揺れる髪の間から見え隠れする上気した顔、打ち付けるたびに揺れる大きな胸は
その大きさに釣り合わず小さな乳首を頂に持ち、ただ千秋を興奮の只中に誘うのだった。


860 名前:501 15[sage]:05/01/29 05:09:42 ID:r9/mhZiW
動きを緩め、その乳首を口に含み、吸ったりなめたりを飽くことなく繰り返す。
同時に空いた手でもう片方をつまんでこねくり回すと、のだめは喉を仰け反らせ
ひと際大きな声を出した。
「あ…あぁ…んっ…!!やっ……!」
「力抜いて…ふ…んっ…俺の事見ろよ…」
のだめがうっすらと目を開いて見下ろしてきたのを確認し、千秋は舌をのばし
わざと見えるように舌先でちろちろと乳首をなめてやる。
「………!!んぅ……んん…あっ!あぁ…」
自分の体が最高にいやらしく弄ばれている姿を見て、はずかしそうに快感の声を出すのだめの
耳をぐちゅぐちゅと唾液をからませ舐め上げると、もう息も絶え絶えのようだった。
「せ、せんぱ…」
「…なんだ…」
「のだめとせんぱ…あぁっ!い、今、今セックスしてるんですよね…」
「!エロい事言うなよ…くっ…あんまり余裕ねーんだから…」
のだめの卑猥な言葉を機に、千秋は一気に頂点まで登りつめそうになる。

今度は挿入しながら千秋は仰向けになりその上にのだめを乗せようとするが
何をするのか想像もできないのだめはうまく動いてくれない。
仕方無く一度抜くが、その先端はどちらのもか分からない液体をとろとろと滴らせている。
千秋は仰向けになり、腕だけでのだめを上に乗せようと抱き寄せた。
「な、なにするんですか…」
「いいから…上に乗って…」
「え…怖いデス…」
「大丈夫…そう…そのまま…入れて……!くはっ…そう…腰…落として…」
「や…奥に当たるから…あ…あっ…!あん!ちょ…!」
先端が挿入されるや否や、千秋はのだめの腰を支え突き上げる。
すると、のだめは全身を反らせ、胸だけをつき出す格好になるのだった。
その眺めを見て、千秋は己の限界が近いことを悟る。
一気にたたみかけると、のだめの声に細かいビブラートがかかり始める。
そして、そのまま千秋の目の前は白い光に包まれた__________

861 名前:501 16[sage]:05/01/29 05:10:44 ID:r9/mhZiW
「ごめんな…なんか自分勝手で…」
のだめの顔に張り着いた髪を一房ずつ除きながら、千秋は語りかける。
「えへへ……可愛かったデスよ?」
「な…!…お前のが冷静だったのか…?」
「そんなことも無いデスけど、なんか変な感じ…こそばったい…」
頬を染めて笑うのだめを抱き寄せ、軽くキスをする。
「離れられなくなっちゃったな…」
「でも、先輩すぐツアーでしょ?」
「あぁ…うーん…次はツアーオブリベンジだな…」
「なんですかそれ?峰君英語…」
「俺のことより、お前、いい傾向なんじゃないか?」
「?何がですか?」
「ピアノ…褒められたんだろ?」
「でものだめ的にはあんまりでしたよ?」
「んー…なんていうかさ、俺と離れててもムラが出なかったっていうか
気分的なのがピアノに現れなくなったってのは、成長じゃないかな」
「な…!それじゃあ今まで千秋先輩に左右されてたみたいじゃないデスか!自惚れすぎデス!」
「だってほんとじゃん。ベーベちゃんなんだろ?」
くすくす笑いながら膨れたのだめの頬をなでる。
「違います!もう…大人に…なりましたよ?」
「そうだったな…ほら、もう寝るぞ。腕枕してやるから…」
「ほわぁ…幸せ…」

good night・・・・・・・・

Fin

862 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/01/29 06:45:26 ID:Yap5cjWe
>>501タソ
乙です。
彩子が架空人物にされてて、ところどころに笑いがあって
とても面白かったです。
千秋に萌えてしまいました。告白のところなんか千秋がかなり頑張ってて
命懸けてるっぽくてよかった。空港で…死…とか考えてたしw

しかし本当に千秋たまってたんだなぁ、と。
GJでした!ごちそうさん。

863 名前:842つづき[sage]:05/01/29 11:55:05 ID:1rp+Eg5O
「ねえ、真兄はどう思う?」
由衣子の声に、千秋の意識は現実に引き戻された。
「え……えっ!? 何が?」
「んもぅ。真兄はさっきからなんだか上の空なんだから」
のだめちゃんがなんだか大人っぽくなったなって話、と由衣子は頬を膨らませた。
ああ、と千秋は内心ドギマギしながら
「アイツだって20過ぎてんだし、今さら大人っぽいっていうのも……。
 まあ、ちょっとは成長したってことじゃないか?」
なんてったってD…と言いかけてあわてて口をつぐむ。
「Dってなあに?」と由衣子はいぶかしげに千秋の顔を覗き込んだ。
「い、イヤッ!? なんでもないよ」
真っ赤になって首を振る千秋の横で、ディアマンテ? ディスクロージャー?
と抜けた会話をする三善父子。
そんな二人を尻目に、征子はそうじゃなくてー、と話を進める。
「真一はわかってないわねぇ。女が変わるってことの意味が」
ねー、と由衣子も調子をあわせる。
「女が変わる原因はねぇ、オ・ト・コ、よ〜」
お、お前いくつだ?! どこでそんな物言い覚えてきたんだ?!
というツッコミもできずに、千秋は固まる。
「ほーんと、誰が原因なのかしら〜?」
クスクスと笑う征子の姿に、千秋はこの形勢不利な状況から一刻もはやく
抜け出したく、目の前のワインを一気に飲み干し立ち上がる。
「じゃ、じゃあ、俺明日も早いから」
挨拶もそこそこに出て行こうとする千秋を、征子が呼び止める。
「真一。あんたの演奏少し変わったわね。今日、とってもよかったわよ。
 のだめちゃんに、よろしくね」
――君の変化。うれしい驚きだ。
楽屋に来てくれた佐久間の言葉を、千秋は思い出す。俺が変わったとしたら、
それは、のだめが原因なんだろうか?

864 名前:842つづき[sage]:05/01/29 11:57:20 ID:1rp+Eg5O
急ぎ足でレストランのドアから出て行く千秋の背中を、征子は微笑みながら
見つめてつぶやく。
「ちょっと、いじめすぎたかしら?」「いいんじゃない? あれくらい」
征子と由衣子は顔を見合わせて、フフフ、と笑った。

パリの夜を、歩く、というのにはずいぶん早い足取りで、千秋はアパートに
向かってその歩みを進めた。
「母さんはもう、見抜いてんだろな。…クソッ!」
楽屋で向けられた疑惑の目を感じた時から、からかわれるのはわかってたけど。
まさか由衣子にまで……となんだか面白くなくて、舌打ちする。
でも、まあ、否定はしないけど。自覚した感情は、今の俺にとってすごく大切な
ものだってわかってるから。

千秋がアパートの前に着くと、美しいピアノの調べが聴こえてきた。
はやく、顔が、見たい。
すばやくオートロックのキーを押し、中に入ると、千秋は階段を駆け上がった。

865 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/01/29 21:44:41 ID:4GoJ41gy
続き、お待ちしております☆


866 名前:名無しさん@ピンキー[]:05/01/29 23:29:03 ID:Lea6jYV/
ちあきとえっちしたいって思うアタシゎ変態かなぁw

867 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/01/29 23:40:49 ID:4GoJ41gy
どうなんでしょうね・・・。
あげないでね。

868 名前:sage[]:05/01/29 23:43:58 ID:Lea6jYV/
ゴメンね!!w

869 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/01/29 23:46:11 ID:Lea6jYV/
間違えちゃった

870 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/01/29 23:53:16 ID:4GoJ41gy
いえいえ!そういうこともあるさ!

871 名前:501 1[sage]:05/01/30 17:10:43 ID:pV1dXxtk
「ったく、あの二人いちゃいちゃいちゃいちゃ…!」
少年俊彦はいらついて、目的も無くキーボードを叩いている。
ディスプレイには、カチカチと落ち着き無く株式相場のレートが分刻みで
切り替わり、三善カンパニーの株価は、俊彦の心を表すかのように
上がったり下がったりを繰り返していた。

3月
千秋とのだめは、休暇を利用して、ここ、三善家に帰省していた。
心を通わせた二人は、以前ここで暮らしていた時とは比べ物にならないくらい
親密になっていることは、誰の目にも明らかだった。
照れ屋で意地っ張りの千秋は、人前で甘い言葉をささやいたりする事は無く
相変わらずのだめに悪態を付いたり、時に首を絞めたりしていたが
ふとした瞬間、愛しそうに見つめたり、のんびりと寄り添って庭でお茶をしている姿は
恋する男のそれだった。
また、のだめも安心して、当たり前のように真一の傍で笑っている。

飛行機にも乗れず、日本でくすぶっていた真一が、今、確かな実績を
重ねつつ、こうして日本でわずかな余暇を楽しんでいる姿に
三善家一同、微笑ましく思い、まるで家族の一員のようにのだめをも受け入れていた。
ただ一人、俊彦を除けば_________


872 名前:501 2[sage]:05/01/30 17:12:02 ID:pV1dXxtk
「真兄の目ぇ腐ってんのかな。あんな変態女と…。
歴代の彼女とタイプが違いすぎるよ。あんな、ピアノだけしか取り柄が無いような…。
料理だっておにぎりばっかだし、ノックも無しに人の部屋入って来るし
由衣子だって、あいつと遊ぶといつもなにかしら破壊するようになっちゃったし!」
一人でぶつぶつとつぶやきながら、あいかわらず明々と点滅するディスプレイを見つめながら
俊彦はキーボードを叩き続ける。

「俊彦く〜ん!」
当たり前のように、バタンとドアを開けて入ってくるいつもの姿に、視線だけちらりと向けて
再びパソコンに向かう。
「何か用?」
「ご飯出来たから呼びに来たんデスよ〜。あっ!またパソコンいじってる!」

俊彦の肩越しにひょいとディスプレイを覗くのだめ。
接近し、耳元で話しかけてくるのだめに、意図せず俊彦は顔を赤くしてしまう。

「ちょ…!ど、どうせおにぎりだろ!今大事な仕事してるんだから邪魔しないでよ!」
「し、仕事…?働き者ですね〜。でも、人間はご飯で出来てるんだから、
食べなきゃダメですよー。食わざるもの働くべからずデス!」
「逆だろ!?もう、分かったから…」

のだめの肩を左手で押しのけようとしたその時、その手は
焦点を外し、首筋に当たってしまった。
「ひゃっ!」
「あ、ご、ごめん」
「冷た〜い…血の巡りが悪いんですかね。
のだめ、暖めてあげますよ…」
言うが早いか、俊彦の両手を包みこむのだめ。
「わっ…!何すんだ…」
「いいからいいから…」

873 名前:501 3[sage]:05/01/30 17:13:20 ID:pV1dXxtk
俊彦の傍にしゃがみこみ、手を握り続けるのだめ。
実際に暖められた手から温もりが伝わってきて、俊彦は心地よさに、振りほどけなくなっていた。
また、椅子に座ってのだめを見下ろすアングルは、ワンピースの胸元から谷間が覗き
ますます俊彦を動けなくさせていた。

数分の後、ぎゅっと力強く握ると、のだめは立ち上がった。
「さっ、冷めちゃうから行きますよ」
「うっ、うん……先に行ってて…」
俊彦の真っ赤な顔に気づいたのか気づかないのか、のだめは、早くきてくださいね、と
声をかけて、階段を下りていった。

しばらく、同じ体勢から動けなかった俊彦は、ふと我に返ると、今の出来事を反芻しだす。
「なんだあの女!?今の何だ!?静まれ心臓!大丈夫!俺は三善家の跡取りだ!」
白目で、頭をかきむしりながら、なんとか冷静に戻ろうとする俊彦だったが、
その頭には、さっきののだめの姿が焼きついて離れなくなっていた。

874 名前:501 4[sage]:05/01/30 17:15:11 ID:pV1dXxtk
「遅いな俊彦…」
「すぐ来ると思うんデスけど…。今日は自信作なのに〜」
「の、のだめちゃん、見慣れたおにぎりだけど、どこら辺が自信作…?」
「よくぞ聞いてくれました!実は具の梅干は、日本で漬けてたのをフランスまで持っていって
暖め続けた、一年漬けなんデス!」
「お前…一体何しに行ってんだ…?」

そんな会話を一同で交わしていると、俊彦が気だるそうにダイニングに入ってきた。
「遅いぞ俊彦」
千秋が声を掛けるが、俊彦は真一と目を合わせようとしない。
「ごめん…」
そう一言言って、椅子に腰掛けた。
「何かあったのか?」
「な、何が!?さぁ、今日のご馳走は何だい?」

(何かあったな…)
のだめ以外の全員が悟っていたが、あえて問いただすことも無く、晩餐を過ごした。


875 名前:501 5[sage]:05/01/30 17:18:04 ID:pV1dXxtk
食後の時間を、真一とのだめは一つ部屋で過ごしていた。
大きな出窓から、外の景色を眺めているのだめを、その腕にすっぽりと包むように、逃さないように
背後から出窓の桟に両手を付いて寄り添う真一。
月明かりが二人を煌々と照らしていた。

「俊彦…なんかあったのかな」
「え?なんかあったんデスか?」
「いや、さっき変じゃなかったか?気づかなかった?」
「いつもよりいっぱいおにぎり食べてたのにはびっくりしましたけど…
変なのは血じゃないデスか…?」
「てめー…」
そう言いながら、征子のネグリジェの脇腹をこすぐると
のだめは、身をよじって逃げ出そうとするが、真一の両腕に阻まれた。
「ひゃひゃひゃ…や、やめてください、先輩!」
「ぷっ、もっと色っぽい声出せよ」
じゃれ合いながら、ベッドにさりげなくのだめを押し倒す真一だった。


876 名前:501 6[sage]:05/01/30 17:22:03 ID:pV1dXxtk
翌朝、窓から差し込む光に目を開けると、隣で寝息を立てている真一の裸の肩に
ブランケットを掛け直し、のだめはベッドを後にした。
物音を立てないように、衣服を身に付け、部屋を後にする。
目指すは俊彦の部屋だった。

ドアをノックして、部屋に入ると、俊彦は制服のネクタイを締めているところだった。
「俊彦君…今からがこデスか?」
「見れば分かるでしょ…何か急ぎの用事でも…」
そう言いながら鏡から目を離し、のだめの方を振り返る俊彦だったが
またもや白目を向いて顔を赤くしてしまうのだった。
のだめは征子のお下がりのネグリジェを身に着け、その大きく開いた胸元には
昨日真一によって付けられた所有の跡が、花びらのように無数に散らばっていた。

「千秋先輩が…心配してましたよ…?なんかあったのかって」
「あ…はぁ…!?し、真兄が何!?」
「ど、どしたんですか?熱でもあるんですか…顔真っ赤デスけど」
「きょ、今日朝練あるから!急いでるんだけど!」
そう叫び、のだめの顔を見ようともせずに、風のように走り去っていく俊彦だった。
「パソコン部の朝練…」
そう不思議そうに、一人つぶやきながら、のだめは首をかしげた。



877 名前:501 7[sage]:05/01/30 17:23:18 ID:pV1dXxtk
部屋に戻ると、丁度真一も目を覚まし、体を起こし、伸びをしているところだった。
「はぁっ…おはよ…どっか行ってたのか?」
そのまま、視線をのだめに向けると、腕を頭上に伸ばしたまま、固まってしまった。
「俊彦君とお話しに…」
「その格好でか!?」
「え…そですケド…でも、全然お話出来なくてー、嫌われてんですかね、のだめ」
「ばかっ、鏡みろ!」
「え…」
促されるまま鏡台の元に行き、真一の言いたい事が分かると、のだめも赤面してしまう。
「ほわぁぁぁ…」
「俊彦には刺激が強すぎだ…」
うなだれて猛省する二人だった。

878 名前:501 8[sage]:05/01/30 17:25:16 ID:pV1dXxtk
俊彦が学校から遅めに帰ってきた時、のだめはピアノを弾いていた。
フランスに帰るとすぐに、進級試験があるため、気は抜けないのだった。
由衣子はその傍でうっとりと耳を傾けている。
穏やかな日暮れ。

しかし、真一は、俊彦が部屋に入るのを確認すると、その閉まるドアに滑り込んだ。
「うわぁっ!真兄、な、な、何!?」
「いや、謝ろうと思ってだな…その、今朝の…」
「べ、別に気にしてないから…」
「そ…そうか…」
男二人、沈黙の時間が過ぎる。
「お前、さ、最近学校の方はどうなんだ?」
「…父さんみたいな事言わないでよ、別に普通だよ」
「叔父さんみたいって…可愛くなくなったなお前。昔はもっと…。」
「真兄だって、昔のがセンス良かったよ!あんな無神経で変態な女と一緒にいるから
変になっちゃったんじゃないの!?」
「な…!確かにあいつは無神経で変態だし、ズボラで自己中だけど、
あれはあれでそれなりに…」

ピアノの音がひと際大きく鳴り響いた。
超絶技巧のショパンのffは、二人を黙らせ、同時にクールダウンさせた。

その和音に聞き入っていた真一は、ふいに俊彦の顔が耳まで赤くなっているのを見た。
「お前…」
「違う!断じて違うからね!」
あたふたと慌てる俊彦に、真一は優しい眼差しで声をかける。
「あいつ…結構すごいんだよ…(色々と…)」
「うん…(巨乳だし…)」
同じ思いで、ただ黙り込む二人だった。

879 名前:501 9[sage]:05/01/30 17:27:03 ID:pV1dXxtk
数日後、のだめと真一がフランスに帰る日がやってきた。
由衣子はのだめの足にからみついているし、征子は自分の着なくなったステージ用の
衣装をのだめに渡すようにまとめている。
叔父さんは、ユーロに換金可能な小切手を渡してくるしで、朝から三善家は
慌しく流れていた。
しかし、俊彦の姿だけがその中に無い。

「やっぱり、のだめの事嫌いなんですかね…」
隣の真一にぽつりとつぶやいた。
「や…そんなことないんじゃないか?むしろ…」
そう言おうとした時、俊彦が息を切らせて部屋に入ってきた。
「ど、どしたんですか、俊彦君…」
「間に合って良かった…はぁっ…これ…!」
そう言って俊彦はのだめに手を差し出した。
その手の上には、上品なピンクサファイアのピアスが、台座に光っていた。
「の、のだめにデスか…?こんな高価なの…もらえないデスよ…」
「か、株で儲けたから…それに、ステージに立つ日ももうすぐだと思ったし…」
のだめは涙目で、俊彦を見つめ、真一はそんな俊彦を苦々しくにらんでいた。


飛行機から見下ろす景色が段々小さくなっている。
いつもはのだめの腕につかまり、小刻みに震えている千秋は、ただ腕組みして
目を閉じていた。
「先輩…みんな暖かくて…のだめ、また帰って来たいナ…」
のだめが感慨深げにつぶやくその隣で、ルビーのネックレスを
いつ、どういうシチュエーションで渡すか考えていた、負けず嫌いな男、千秋真一。
しかし、流し聞きしながらも、のだめの『帰る』という言葉に反応してしまう。
(まぁ、仮に三善家がこいつの帰る場所になったとしても、絶対あの家では暮らせない!危険すぎる!!)
そう考え、寝たふりを決め込む千秋だった。

880 名前:501 [sage]:05/01/30 17:31:08 ID:pV1dXxtk
おわり

881 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/01/30 19:24:43 ID:qNmbW5AH
うぉぉ〜っ!俊彦くんっ!俊彦君だっ!(ハアト)
>>501さん!俊彦×のだめをリクしたものです!ありがとうございました!!!
ネット株でもうけたお金でピンクサファイヤのピアスを贈るなんて
オマセさんなところも俊彦くんらしくていいですね。
そしてライバル出現に千秋が焦るところも楽しゅうございました。
それにしても…千秋、まだハートのルビーの首輪を渡してなかったのか(笑 
また次の作品、楽しみにしてます〜。


882 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/01/30 19:36:56 ID:ae5TWEew
501さん、GJです!
前回の悶々としながら告白→初Hも激萌えでしたが、今回の俊彦くんと14歳に嫉妬する
千秋もすごくイイ!
また新作期待していますね!


883 名前:842つづき[sage]:05/01/31 10:02:44 ID:YY8FJMzc
ドアの前で呼吸をととのえて、ノブに手を伸ばしたその時。
「……なんだ!? この音」
シューベルトのピアノソナタ。その圧倒されるような音色に千秋の動きが止まる。
「こんな……、のだめが弾いてるのか?」
のだめのピアノは誰よりもそばで、ずっと、聴いている。でも……。
そっとノブを回し、何かを確かめるように静かにリビングを目指す。

――瞬間。

生い茂る緑の絨毯の上で、透明な光に照らされる中。
音を紡ぐ美しい女。
魅了されて立ち尽くす男。
そして、間を軽やかに過ぎるやさしい風。
あとは、なにもない。

そんな情景が、見えた、ような気がした。
「今の、のだめが見てる風景、なのか」
やがて音は止み、大きく息をつくのだめの背中に。
千秋はいまだ夢覚めやらずといった様子で、一言。
「ブラボー……!!」
そこには、見たかった笑顔が、あった。

884 名前:842つづき[sage]:05/01/31 13:28:19 ID:YY8FJMzc
「千秋先輩! おかえりなサイ♪」
今の聴いてたんですか? どでしたカ?
額は汗ばみ、上気させた頬を緩ませ無邪気に話すのだめに。
「ん。すごくよかった」
としか千秋は返せない。
まだ心がふわふわとしていて。足は地面をつかみかねている感じがする。
千秋の短くそっけない賛辞にも、のだめはうれしそうに
「えへー。この曲コンクルで弾いた曲で。オクレール先生にも褒められたんデス」
ハリセンせんせの家に合宿した時、先輩の言ったコト思い出して、いっぱいいっぱい
おしゃべりした曲なんですよー、と笑った。
「あ、何か飲むものでも……」
「いや、自分でやるから。それより、もっかい弾いて、今の」
立ち上がろうとしたのだめを静止し、幾分落ち着きを取り戻した千秋は
やさしさを込めた手でポンとのだめの肩をたたき、キッチンへ向かう。
それじゃ、もいっかいと再び流れ出すピアノソナタに身をゆだねながら、
千秋は今ののだめの言葉をかみしめた。

――お互いを大切に想う気持ちとは別に。
  相手の音楽を尊敬し、理解し、共に高めあえたなら。
  こんなうれしいことは、他に、ないじゃないか。

ピアノがその音色の羽を休めたとき、千秋はのだめにそっと口付けた。

885 名前:842つづき[sage]:05/01/31 14:05:19 ID:YY8FJMzc
「今度は、気絶すんなよ」
「し、しまセンよ! でも不意打ちは反則デス」
真っ赤になりながら、のだめは言い返す。
「それよりも!! 話ってなんですか?」
少しすねた表情で上目遣いに見つめるのだめに、千秋の心臓は跳ね上がる。
な、なにアガッてんだ、俺? 
今度は千秋が赤くなり、目をそらしながら
「ち、近くの公園の桜が綺麗だなって……」
「10月に桜は咲きまセン! それにここフランスですヨ!」
う、と言葉につまる千秋に、のだめは無言の圧力をかける。
「……お、お前ももう何の話かわかってんだろ」
「ワカリマセン! そんなんじゃ蝶は捕まえられまセンよ」
ふふん、と鼻を鳴らすのだめに、千秋はわかったよ、と降参する。

「俺、ピアノとか抜きにしても、お前のこと……好きだよ」

瞬間、欲していたぬくもりが千秋の腕の中に舞い降りる。
「うれしーです。……先輩」
「俺一人が好きでも仕方がないとか言わねぇの?」
「もうっ! コレは先輩だけでいいんで――」
最後の言葉は、千秋に唇ごと飲み込まれ。
熱情に行き場を失った手は鍵盤をたたき。
ピアノは高らかな和音を歌い上げた。

886 名前:842つづき[sage]:05/01/31 14:40:37 ID:YY8FJMzc
何度も打ち寄せる快楽に翻弄されつつ。
お互いの身体が持つリズムに声をあげたのは、もう何度目だろう。
「センパイは、絶倫すぎ……デス」
数え切れない絶頂を迎えて、声にならない声を発したあと、のだめは意識を手放した。
「もう少し色っぽい発言しろよ」
クツクツ笑いながら、千秋はのだめにやさしく布団をかけてやる。

――バランスをとるのは難しいかもしれない。けれど……。
  こうして隣にいながら、俺も、お前も、自分の道を歩んでいって。
  そうして、いつか同じ場所に立ってあの風景を一緒に見ることができたなら。

ルビーのネックレスを手に取って、千秋は二人の未来を思い描く。
とにかく、今は一歩一歩前に進むしかないよな。俺も、お前も。
手にしていたものを、のだめを起こさないようにそっと首にかけ、つぶやく。
「いつか、一緒にコンチェルトやろうな」

それは、そう先のことではないかもしれない。


おわり

887 名前:842[sage]:05/01/31 14:44:31 ID:YY8FJMzc
すっっっげー長くなりました。
しかもエロほとんどなし。
難しかったです……。
エロ期待していた方、どうもすみません。

10日までのつなぎということで。

888 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/01/31 22:11:14 ID:ufxQo0xR
842さんGJデス!!!
エロなしだけどすんごく萌えました!!!
なのでエロだったら一体どんなに悶える事か・・・。
なので是非今度はエチーのを!!!www
お待ちしてマース!!

889 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/02/02 00:41:46 ID:bhqB+LKu
>842さんのSS、アンカーつけてみた。あってるかな?
>>842-843
>>863-864
>>883-886
千秋、絶倫なんですね〜 のだめ大変だなあw
二人の心のつながりに萌え……また投下お待ちしてます。

>501さん
初H、さらりとすっごくエロくって萌えました……。何ども読み返してしまったよ。
俊彦くんはやっぱり、のだめが部屋を出てからオ(ry

来週ですか。あと1週間だ……

890 名前:名無しさん@ピンキー[]:05/02/03 01:50:51 ID:HRX7vrH4
842さんGJ!
2人の心理描写が上手くてすごく萌えました。
絶倫千秋…w
3年も我慢したんだし、もう我慢しなくていいので千秋には頑張って欲しいw
また、新作まってます!

ちょっと下がりすぎなのであげます。

891 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/02/03 21:26:50 ID:f5S5zP/S
842さんよかったです☆
心理描写が上手いのはいいですね〜。
ていうかエロばっかというよりこーいう心理的なほうに
スポット当てたやつのほうが個人的には好みです。
(板趣旨に反するかもしれないけど)

892 名前:842です[sage]:05/02/03 23:35:34 ID:LnXCx3w9
おお! たくさんの方から感想が!!
ありがとうございます。

私の書くのはどうしても原作寄りになってしまって
千秋×のだめのエチーがどうしても想像できない・・・。
み、未熟ですー。ごめんなさい。
なので、次に書くとすれば、10日発売以降か
未来系になってしまう、と思いますが。
それでもよろしければ、またチャレンジいたします。

893 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/02/04 00:16:57 ID:BZX36/Wm
842さん、乙です。征子ママや由衣子ちゃんにからかわれる千秋にニヤリとさせられ、千秋の不器用な告白に、萌えました。
(しかしその後、すぐエチーで、ゼツリンって…笑)
842さんの作品、もっと読ませていただきたいです。
2/10までに、ぜひ、ぜひ、未来形もお願いします!

894 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/02/04 00:33:02 ID:bGLM6Zgn
501さん、842さんGJ!です。
どちらも不器用な千秋に激しく萌えますたw

ところでこのスレも、もうすぐ900ですね。
新スレは900、950のどちらを踏んだ人が立てた方がいいですかね。
投稿がしにくくなるし、やはり900の人の方がいいような気がしますが…。



895 名前:名無しさん@ピンキー[]:05/02/05 23:54:55 ID:fnsLmXO/
保守あげ

なんか閑散としてる?
発売日前なのに……

896 名前:名無しさん@ピンキー[]:05/02/06 04:33:47 ID:nSwAzLLC
なんでこんなに人がいないんだぁ

897 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/02/06 12:03:34 ID:VkJXYrd5
「先輩…離してください…!」 「やだ」
「もう、ほんとにぃぃ離してってば!」 「嫌だ」
「はぁっ…!もう…!!」
なんとか逃れようと身をよじるのだめだが男の力には敵わずに、ため息を付きながら千秋を睨み付けた。

千秋の部屋のベッドの中
いつものように情事を交わした二人だが、その日の千秋は飽く事も無く、何度でものだめを求めた。
三度目を終え、そろそろ明日の学校に備え、準備をしようとするのだめを後ろから抱きしめ、離そうとしない千秋だった。
最初は、いちゃいちゃの延長だと思っていたのだめだったが、あまりにもしっかりと抱き、離そうとしない千秋とのやりとりに疲れ果てていた。

「もう、いい加減にしてください先輩!のだめ怒りますよ!」
「別にいいよ」
「なんなんですか…もぉー…」

思い返すと今日は最初から違った。
いつもは、最中でものだめを労わり、性格に似合わず甘い言葉をささやいたりする千秋も今日はただ無言で、強引に事を進めていた。
それは、まるで動物のようで、それでいて背徳的な雰囲気で、一時はのだめを酔わせたのだが流石に今の状況は少し異質だ。
あまりに力強く抱きしめられ、息苦しくなると同時に言っても無駄だと悟ったのだめだった。

「もう分かりました。のだめこのまま寝ますよ。トイレもここでします。いいんですね!?」
「それは困るけど…」
「もう聞こえまセン!!ぐーぐー」「俺も寝る…」
「寝ちゃダメですヨ!」「ここにいてよ」
「いるじゃないですか…」「もっと…」
「のだめ明日学校デスから…」
「離れたくない…また明後日からツアーだし」
「たった一週間じゃないですか」
「長いよ」
「どしたんですかー急に…」
「お前が…悪いんだ」(フランクと…いつも一緒に…)
「なんでのだめが悪者なんですかー!」
おわり

898 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/02/06 13:01:25 ID:NA3kZDNY
897さん、乙です!
ダダっこ&甘えっ子千秋!
千秋って、絶対独占欲が強そうですよね(笑)
あと、幼少期にきっと両親に甘えられなかった分、こんな風に
プライベートなシーンでのだめにめっちゃ甘えそう!
非常に楽しく拝見させていただきました。
これで、3日後の発売まで、のだめ欠乏症を堪え忍べそうです。

899 名前:名無しさん@ピンキー[]:05/02/06 14:46:01 ID:nSwAzLLC
甘えたな千秋かわいい。
オレ様で、ヘタレで、独占欲強くてそのくせ甘えん坊で、絶倫なんて最強だわw
あとおっぱい星人か。
みなさんのSSに出てくる千秋は裏側がリアルっぽくていいですね。
でもエロ欠乏症…。

900 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:05/02/06 15:15:51 ID:o0WcD+gw
ageてるから職人が投稿しずらいんだと思うんだが・・・・


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