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のだめカンタービレ

401 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/23 02:56:48 ID:ecFW26My

■■5
 耳までが朱に染まるそののだめの様子から、照れた表情は容易に想像がついてしまう。
「Dカップも、まだ見せてもらってないしな」
「……先輩の、バカ」
 千秋は、はやる気持ちを抑え、のだめをそっとベッドに横たえた。
「やんっ」
 ふかふかのベッドは、いくら静かに下ろされても気持ち良く弾んでしまう。
「なにが やんっ だ」
 千秋は、自身もベッドに膝をつきながら笑った。とても優しく。
なぜなら、のだめのそのセリフに日本でのことを思い出したからだ。
連弾の譜読みが全くできないのだめにレッスンをつけようと、部屋を訪ねた時のことを。
「のだめ」
 千秋の脳裏に、 『恋のレッスンABCはまた今度!』 のだめの声が蘇る。
「…恋のレッスンC、だからな」
 千秋はわざと冷静さを装って言った。
…口元は、笑いをこらえるので精一杯だったけれど。
 のだめも、赤い顔で吹き出した。
 初めて経験する大きな壁を前にしているのに。これからそれを二人で越えようとしているのに。
緊張のほぐれた、ほんの一瞬だった。


402 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/23 02:58:12 ID:ecFW26My

■■6

 思い返してみれば、色々あったが平和な音大時代だった。
いつもあんなに、一緒に居たのに。
考えてみれば、今までこうならなかった事の方が不思議なくらいなのだ。
 のだめは、千秋が自らのシャツのボタンを一つ二つと緩めるその動作をじっと見つめた。
対して千秋の視線は、手は動かしながらも、一心にのだめに向けられている。
 上気した頬と胸の高鳴りはとうてい隠せない。
「…先輩、イジワル、デスよ。のだめにあんなこと言わせて……」
「…自分で言ったんだろ」
 千秋は靴を脱がせてやりながら、のだめに覆い被さる。
 のだめの言う「あんなこと」が、勝負下着の事なのか恋のレッスンの事なのか、それはわからない。
けれど、今となってはどちらでも構わないことだった。
 千秋はゆっくりとのだめに覆いかぶさった。
「ぎゃぼっ!」
 場違いのようないつもの叫び声を上げるのだめ。
「先輩、い、痛いです、…ベルト……」
 千秋の真鍮製のバックルが、のだめの身体に食い込んでいた。
「あ、悪い……」
 千秋は一度身体を起こすと、ベルトを緩めて、抜く。
どんなに疲れてベッドに倒れ込む時も、ベルトは必ず緩めるのに。
 …オレ、舞い上がってるのか……?
 苦笑しつつ、再びのだめに覆いかぶさる千秋。
「先輩、可愛いデス」
 のだめは千秋の目を見つめてふうわりと微笑んだ。
 …舞い上がるのも当然、か。
 千秋は再びのだめを組み敷き、負担をかけないようバランスを取りながらも、のだめにのしかかる。


403 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/23 02:59:22 ID:ecFW26My

■■7
 一方のだめは。
 千秋の身体が熱い、そう思った。
そのあまりに密な感触に、のだめはそっと目を細める。
 千秋の左手はのだめの小さな頭に宛がわれ。
 右手は、のだめの頬を優しく撫で……

 キス。

 そっと唇を離して、また、

 キス。

 キス。
 キス。
 キス。

「…んっ……」
 眉を寄せて身をよじるのだめ。
しかし、千秋の身体に阻まれてその身は決して自由にはならなかった。
 もう、後戻りは、できない。


404 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/23 03:00:26 ID:ecFW26My

■■8

 優しく、小鳥がついばむようなキスを幾度も。
その度にのだめは、声にならない声を漏らす。
 …譜面通りに弾かないめちゃくちゃなピアノ。
それなのに、その余りある才能には幾度も感嘆させられた。
豊かな内面がその指に込められていて、幾度も心を奪われた。
そののだめが今、溢れる情感を隠すことなく自分にさらけ出している。
 その、感動にも似た激情に千秋の胸は更に昂ぶっていく。
 やがて、触れるだけのキスでは物足らなくなる。
一度は静まった欲望が、更なる熱を伴ってもたげてくる。
 引き結ばれたのだめの唇に割って入るように、千秋の舌が差し入れられた。
「んぅっ!…ん、ぁ、んん……」
 反射的に逃げようとするのだめの顔をしっかりと押さえつけ、
のしかかった身体は、のだめの弱々しい抵抗を自然と阻む。
 今までに何度も抱きしめた。
 ほんの少し、強引にしたことも。
しかし、こんなに一方的にのだめの身体を自由にするのは初めてだった。


405 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/23 03:03:52 ID:ecFW26My

■■9
 千秋は、倒錯した思いで自身の唇を押し付け、のだめの口内を余すことなく犯していった。
「…ん、ん、…っあ、」
 のだめの声に熱がこもる。
「…ぁ、は、……のだめ、眉間に皺、寄ってるぞ」
 千秋は、少し唇を離すと、乱れた息で微笑みながら言った。
 のだめはそっと目を開けて、千秋の顔があまりに近くにあることに今更ながら面くらいつつも、
弱々しく、抗議するような声を出した。
「……先輩のせいデスよ」
「オレのせいか」
 言いながら千秋の右手は、のだめの肩口、二の腕を伝って下に下りてゆく。
その感触に、のだめの身体はついびくりと反応してしまうが。
「…そうデスよ…。いつも先輩は、いきなりなんだから……」
 千秋は、こんな場面でものだめがのだめらしく憎まれ口を叩くことに、安堵さえしていた。
 会話の合間に、繰り返されるキス。
 次第に下りてゆく右手は、ゆっくりと。
薄手のニットのワンピースを通して、肉薄ながらも柔らかく弾力のある肌を丁寧に撫でてやりながら。
「いきなりはお前だろ。…このDカップめ」
 千秋はのだめのふくよかな胸に触れた。


406 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/23 03:05:03 ID:ecFW26My

■■10
「…ッ!!」
 …やっぱり、大きい。それに…
「…柔らかいな……」
「…ん、っや……」
 のだめは、背をしならせ、首をのけぞらせた。
 千秋がいっぱいに掌を広げても、余りあるそのふくらみ。
千秋は、両の手でのだめの胸の感触を味わっていた。
 重そうに下から掬い上げ、そっと、しかし抵抗をしっかりと感じながら優しく揉み上げる。
むにゅむにゅという擬音が聞こえてきそうなほど、たわわに実ったバスト。
「…んぅ……」
 その胸は千秋の掌によって自在に形が変えられて。
 のだめは表情を隠すように両腕を顔の上に置き、そのしなやかな身体をくゆらせる。
 千秋は胸の感触を愉しみつつ、左手をのだめの背中と布団の間に差し入れた。
「ひゃあっ」
 油断していたのだめは、背中への突然の千秋の手の感触に反射的に身体を反らした。
「…おい、これ、どうやって脱ぐんだ……」
 予想していた背中のファスナーが手探りで見当たらないため、千秋は問い掛けた。
 勿論、胸への愛撫はそのままに。
 身体の表と裏からの千秋の手の感触に囚われたのだめは、
短く浅い吐息を繰り返しながら、首を振るばかり。
 答えを返せないのだめに千秋は諦めて、
のだめの白い腿までたくし上がっているそのニットワンピースの裾に右手を差し入れた。


407 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/23 03:06:25 ID:ecFW26My

■■11
「ひゃっ!!」
腿に千秋の手の冷たく硬い感触が掠めて、のだめは身を縮こませてしまう。
「…まだ、何もしてないって」
 思わず面映い気持ちで苦笑する千秋。
そう、まだ、何も。全ては、これから。
 千秋はワンピース越しにDカップの感触を愉しみ、そして今、やっとのだめの素肌に触れたことで、
言いようもなく煽られていた。
 のだめの肌は、滑らかで、柔らかい。
 日本に居た頃は「お色気」とかいって胸元やら背中やらが無防備に開いた服をよく着ていたのに。
 あの頃それを目にしても動じなかった自分が逆に不自然にさえ感じるほど、
今、千秋は、のだめの素肌に昂ぶっていた。
 千秋の右手は、のだめのワンピースの中にどんどん侵入していく。
 のだめはぎゅっと目を瞑り時折びくりと身体を震わせながら、
甘んじて千秋の手を受け入れていた。
「…ん!」
 ワンピースの中の千秋の手が、のだめの胸に到達した。
 千秋の右手は、もはや胸までたくし上げられたワンピースの中。
当然、ショーツもくびれも、光の元にさらけ出されていて。
 しかし千秋は、今にも触れようとしている豊かな胸のことで頭がいっぱいだった。
 ニットワンピースの中でうごめく、千秋の手。
 千秋は、ブラごとのだめの胸に触れた。
「ん、」
 のだめはぴくりと反応する。
 千秋はせき立てられるように一度その胸を鷲掴むと、急き立てられてホックさえ外さないまま、
男性的な無骨な手をブラの中に無理やり滑り込ませた。


408 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/23 03:07:56 ID:ecFW26My

■■12
「〜〜〜〜〜〜!!」
 のだめは声も出せずに、千秋の掌に飲み込まれ、ベッドに沈み込んでしまう。
 その反動で、のだめの茶色がかった猫っ毛がふわりと宙を舞う。
 素肌に直接触れられる千秋のその掌の感触は、恐ろしいほどリアルで。
 そんなのだめの扇情的な表情に、千秋もまた息を荒くした。
「…ふひゃあぁぁぁ……!!」
 のだめは一層頬を染め、これ以上ないくらいに身体をよじる。
 しかし、当然ながら、千秋の手が休まることはない。
「やあ、あ、せ、せん…あ、あんっ!先輩!!」
 理性が飛んだかのように激しく、しかし、優しく揉みしだく千秋。
千秋の掌は、今まさにのだめの胸のふくらみに直に触れていて。
たぷんたぷんと跳ね返る、肌の感触。しっとりと、掌に吸い付いてきて。
「あ…………」
 その声は、もうどちらのものかわからなかった。
 …すごい…………
 のだめの胸を直接触るその感触は、形容しがたいほど淫猥だった。
むにゅん、むにゅん、と。揉みしだく度に掌から零れ落ちる柔らかさ。
 軽く口を開けたまま、切ない表情で悶えるのだめ。
 滑らかな肌は、千秋の掌を滑らせる。
大きなふくらみは、やわやわと千秋の掌の中で揺れる。
 そのボリュームは見事なもので。
千秋は掌をいっぱいに広げて、優しく掴む。離す。掴む。離す。掴む。
 まるで円を描くかのように揉み、掌の内で遊ばせる。


409 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/23 03:09:35 ID:ecFW26My

■■13
 その中心の突起は、もう充分に硬くなっていて。
 掌が擦れるたびに、のだめの唇からは、一層高い、悲鳴にも似たか細い喘ぎが断続的に漏れる。
 千秋は熱い吐息を漏らしながら、長く硬いピアニストの指先でその突起を摘み上げた。
「きゃあんっっ!!」
 のだめはたまらず、ふるっ…っと身体を奮わせて啼いた。
 初めて受ける、異性からの…好きな人からの愛撫。
のだめはうなされるように、ただただ、首を横に振ることしかできない。
その感触は、脚のつかない深い海で溺れる、何かにすがろうと必死にもがく様に似ていて。
救いようもないほど、千秋の指先に翻弄されていた。
 千秋はそんなのだめの表情を、食い入るように見つめている。
 桃色の突起をそっと摘み、こりこりと転がす。
「や、や、やデス、ぁあんっ!や!…あっ!」
 千秋の指先は、のだめの嬌声にはおかまいなしに、
まるで小動物が這い回るかのように激しく突起を責め立てる。
 だんだんと遠慮なく力を込めていき、強く押し込み、
転がすように撫で回すように、ぐりぐりと押し付ける。
「や!ひゃ、あ!せ、せんぱ…い……ゃっん!」
 そののだめの高い声。
 表情。
 自らの指先が触れる、柔らかくもしっかりと堅い感触。
 千秋は衝動的にワンピースを全て押し上げ、のだめの頭から抜いた。


410 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/23 03:10:48 ID:ecFW26My

■■14
「…むきゃ!」
 あられもない、乱れた下着姿。
 繊細なレースに彩られたブラは完全に喉元まで押し上げられて、
もはや下着の役目を果たすことが不可能になっている。
むしろ、ふくよかな胸をよりいやらしく見せるための小道具のようで。
 千秋は初めて目にするのだめの裸に、息を飲んだ。
「きれいだ、……恵…」
 呆然と。
思わず口にした名前が本名だったことにすら気づかないまま。
 肌はきめ細かくどこまでも白く透き通っていて。
 華奢な肩や細い腰には不釣合いなほどわたたな胸は、
普段ののだめからは想像できないほどいやらしくて。
 ピンク色に染まっている胸の突起は、ぷっくりと存在を主張している。
「…っゃ、ぁ……。恥ずかしいデス……」
 一心に自分に注がれる千秋の視線に、のだめは目を伏せて恥らう。
消え入るようなその声。
思わず両の胸を隠そうとする腕。
その一つ一つが、初々しく、いじらしい。
 千秋は目もくらむような思いで、衝動的にのだめの胸に唇を落とした。


411 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/23 03:12:13 ID:ecFW26My

■■15
「あ…、ふぎゃぁっ、んっ、ん〜〜〜、先輩、ダメ!」
 ふいにのだめが、抗議の声を上げる
「……ヘンな声を出すな」
 ダメと言われても止まりようもないが、千秋は顔を上げた。
「…電気、消してくだサイ」
「消したら見えないだろ」
 すると、そっと千秋から視線を外すのだめ。
「…見られるの、恥ずかしいデスよ……」
 そののだめの表情。
 頬は上気し、唇を僅かにとがらせ、長く濃いまつげが影を落とす。
 千秋はその憂いに満ちた表情に思わず息を飲むが。
「…見せるための勝負下着だろうが」
「や…恥ずかしい………けど……」
「けど?」
 千秋は、のだめのふくらみに唇を落としながら言う。
「………ちょっとだけ、見て欲しいかも、デス」
 照れたように微笑むのだめ。
 そんな自分に戸惑うように、ちょっと困惑したような顔つきになってしまうのはしょうがないけれど。
 千秋はふっと笑みを零すと、少し身体を伸ばして、唇にキスをした。
「……ん。」
 そうしてまた、胸への愛撫を再開する。
 もう、余裕なんてどこにもなかった。


412 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/23 03:13:39 ID:ecFW26My

■■16
 たわわなふくらみを食み、熱い突起を嘗め回し、責め立てる。
どうしても荒くなってしまう掌で、存分に揉みほぐしながら。
 そして食むだけでは我慢しきれずに、むしゃぶりつくように口に含み、転がす千秋。
「あ、や!…あ、あんっ!ま、待って、せ、…ん!先輩待って!!」
 そのあまりにも必死な懇願に、千秋はハッと我に返り、顔を上げてのだめを見つめた。
のだめの目尻には涙が光っている。
「……なんだ?」
 のだめは口を開けたまま、首を横に振った。
「あ、あの、だから…あの、やっぱりちゃんと見て欲しいデス、…勝負下着……」
 千秋は、ともすれば泣きそうに緩んでしまう表情で微笑んだ。
 …なんて、バカなんだ。愛らしいんだ。
「…見てるって。似合う、きれいだ…」
「そうデスか…?」
 のだめの大きな瞳が瞬かれる。
濃く長い睫が、その頬に影を落とした。
「ヨカッタ……」
 のだめは、安堵を浮かべる、嬉しそうな表情を浮かべる。
 千秋はそっと身体をずらすと、その頭を胸に抱いた。
「あぁ、きれいだ。この日のための勝負下着だもんな?」
 千秋はのだめの胸に手を置いたまま、片方の手で頭をなでてやり、額にそっと唇を落とした。
のだめは力なく頷く。
 そして。
「…のだめは勝負に勝ちましたカ?」
 上目遣いで悪戯っぽく千秋を見上げるのだめ。
「…………。」 
 ……降参だ。


413 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/23 03:15:20 ID:ecFW26My

■■17
 苦笑しながら、唇を重ねる。
 と同時に、今度はブラのホックを片手で外し、
腕を痛めないよう注意しながらストラップを片方ずつ抜いた。
 ブラを完全にはぎとると、のだめの胸元で輝くルビーが映えて、可愛らしくその白い肌を彩る。
 千秋はその光景に満足そうに微笑むと、完全に露わとなった胸へ手を戻した。
「…ぁ、ぁふ、ん、…んう……」
 胸を揉みしだいて突起を弄びながら、千秋は再びのだめの口内に舌を深く差し入れてゆく。
 すると、今までされるがままだったのだめが、おずおずと舌を絡ませてきたのだ。
「…!!」
 煽られて、確かめるようにその舌を舐め上げ、尚いっそう深く粘着質に絡ませる千秋。
 目を瞑り必死になって、おぼつかない動きでなんとか千秋の舌に応えようとするのだめ。
粘着質な水音と、唇が触れ合う乱暴な音が部屋に響く。
 千秋は一度唇を離すと、軽く触れるだけのキスを落としてから、
再び胸の突起を口に含んだ。
 のだめの舌には、唇の代わりに自身の指先を絡ませて。
「…ふ…んぅ………あぅっ?!…ん、んん……」
 のだめは一瞬その異物感に驚くが、千秋の指先だとわかると、
自らの手を秋の指先に手を添えて、必死に、丹念に舐め上げる。
 …溶かされる……。
 のだめは、千秋の指先に淫猥に舌を絡ませる。
千秋がのだめの舌にそうしてくれるように。
唾液がしたたり落ちるのも構わずに。
 …気持ちいいかも……。


414 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/23 03:16:13 ID:ecFW26My

■■18
 のだめの舌が織り成す指への陵辱に一層かき立てられ、
先ほどよりもなお一層激しく突起を追い立てながら、千秋は言った。
「…のだめ、………気持ちいいか……?」
 のだめはその声にもびくりと身体を震わせた。
口を開きながらも声にならない声を上げ、うんうんと何度も頷く。
 しかし千秋はそれだけでは許さない。
「…気持ちいいんだな?」
 答えはわかっていたけれど。
 のだめの声で、聴きたかった。
千秋は祈るような気持ちで、まるで答えを引き出す為のように一層その突起とふくらみをなぶった。
「…あぅっ……。気持ち…いいデス……、先輩、先輩、」
 のだめは目を瞑り、ハァハァと大きく息とついて肩を上下させ、続けた。
「先輩……!のだめ気持ちいいです…!!」
 既にのだめの胸の突起は、千秋の舌技によってぬめぬめと粘着質な液で光を反射させていた。
千秋は何かを押し殺したような余裕のない表情をしながらも、この上なく優しく微笑む。
「そうか……」
 ふいに、のだめが、涙で潤んだ瞳をそっと開けた。
交錯する視線。
 しかし千秋は見逃さなかった。
 視界の隅で、のだめの腰が、僅かだがくねるように動かされていることに。


415 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/23 03:21:42 ID:ecFW26My
すみません…長くなります。
後半はまだ直したい箇所がかなりあるので、
できたら明日にでも投下させていただこうと思います。

416 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/23 03:33:40 ID:ecFW26My
…文章おかしいとこありましたね。
すみません。脳内保管でよろしくです。

417 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/23 03:33:55 ID:zAqNbENS
うおーーキ・キ・キ・キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
のだめの反応が可愛いなー。
千秋も「若造」って感じでほほえましい……はうん……。

ピアノさんの文章、甘々とエロスが違和感なくミックスされてて、すごく好きだ。
続き期待してます……!

418 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/23 03:37:43 ID:zAqNbENS
みなさん、少女漫画板のネタバレスレに……!!

死にそう……、死にそう……漏れ……!!!!!!
あ゛ーーーーどうしたらいいんだ!!!


419 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/23 04:36:47 ID:Bdy5Ps5X
>418さん
ネタバレスレ発見しました!!!!!
漏れも死にそうでつ・・・
というか、あまりの衝撃に酸欠を起こして目の前が真っ白に(´Д⊂

420 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/23 05:41:40 ID:GtHH0jfN
>>418
>>419
早売りスレで書き込んでますた?
もまいらの悶えっぷりが可愛い(´∀`)σ)Д`)。
最近盛り上がってまつね。イイヨイイヨ〜。エロパロ最高(女子大生だけどなorz)。

421 名前:418[sage]:04/12/23 05:47:37 ID:zAqNbENS
>420
ば、ばれた?w
クリスマスどころじゃねーな、こりゃ。ていうか、何も予定なんかないけども。
そんな私は今年三十路orz

6時間ほど寝たらkiss探しの旅に逝ってきます。
寝られるかわからないけどw
とりあえず、またネタを考えるか……ムラムラ

422 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/23 07:06:07 ID:n7jDnUhM
>千秋は全力で変態の森を駆け回る心境だった。
うっかり想像して笑った。
是非走り回ってくれ、千秋!

ピアノさん、続き楽しみにしてます。

423 名前:名無しさん@ピンキー[]:04/12/23 07:52:27 ID:vGu6ezMu
携帯からなんでネタバレスレが読めません(;_;)
どなたかネタバレスレをリンクしていただけませんかっ

424 名前:名無しさん@ピンキー[]:04/12/23 08:04:52 ID:xIf0TJ8H
>>423
はいよっ!ネタバレスレだよ!
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/gcomic/1097909925/l50

425 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/23 10:55:10 ID:mJk9IX0d
ぴぴぴぴピアノさんっ!!
こ、このおおおっぱいせいじn千秋めっ!!!!!

426 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/23 13:43:26 ID:bT8lNBxy
>マングースが縦横無尽に駆け回っていた。
>千秋は全力で変態の森を駆け回る心境だった。

ワラ

427 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/23 14:21:30 ID:c9hdboQN
ウカーリ バレみそうになった…あぶないあぶない
本誌を読んで身悶えようっとwww

428 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/23 21:11:27 ID:DCeL7GO5
ピピピ…ピピピ…ピピピ…ピピピ…
電子音のアラームに、ゆっくりと目を開ける。
サイドテーブルに手を伸ばして、アラームを止めた。
6:30AM
ブランケットの暖かさに後ろ髪を引かれたが、ここは我慢してベッドを抜け出す。
フローリングが、足の裏に冷たい。
散乱した服を手早く拾いあげていく。

ベッドには、恋人がまだ寝息を立てている。
裸の肩にブランケットをかけ直して、柔らかな栗色の髪を指に絡ませる。
ふっくらと桜色をした唇に、甘く光るよだれ。

窓を開けて柔らかな朝の日差しを入れる。
パリの朝の冷気が、ほおに心地よい。
ゆったりと、レースのカーテンが風に揺れる。
膨らんでは翻り、光を含んできらきらとまぶしい。

両腕に残る甘やかな感触を思い出して、ゆっくりと自分を抱きしめる。
生まれたての、幸福に満ちた朝。
新しく始まる、生まれたての自分。
そんな、幸福な朝のひととき。

小さなトランクに、二日分の旅支度。
ベッドで寝息をたてている恋人に、キス。
おでこ、目、鼻、頬、そして唇。
腕をとって、掌を自分の頬に。
温かさが心に満ちて、こんな短い間でも別れが切ない。

名残惜しくもう一度唇にキスをして、静かにドアを出ていく。
「それじゃ、また。すぐ帰る」

━━━━━━━━━━━━「めざめ」 fin

429 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/23 21:22:53 ID:xIf0TJ8H
きゃーーーーーっ、ロマンティック!うっとりデス!
人生で一番幸せな時間って感じだにゃ〜

430 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/24 00:38:31 ID:3VzVYMmf
>>428
それ
ピチカートファイヴの「めざめ」の歌詞引用でしょ?

431 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/24 00:39:31 ID:3VzVYMmf
ちなみに、ロマンティーク96というアルバム収録。

432 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/24 00:43:04 ID:cgdvAOVD
スレ違いだが、ピチカート再結成しないかな…(´・ω・`)

433 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/24 00:50:25 ID:3VzVYMmf
>>432
お、こんな時間に住人が。
解散はショックでした・・・・・。
いいコンビだったのに。

さきほどはのだめもピチカートも好きなので熱くなってしまいました。
どちらも好きだからこそ引用はして欲しくないんです。


434 名前:428[sage]:04/12/24 01:00:22 ID:g0CAC/Hh
>433
ごめん。

私もピチカート好きなんだ。
あんまりにも似合うなーと思って思わず書いてしまった。
もうしません。すいませんでした。

435 名前:名無しさん@ピンキー[]:04/12/24 01:46:51 ID:VjV3kjvB
股が・・・・もう動きません・・・。(゚A゚)
ガクガクを超えてピクピクでつよ!!!!
ピアノタソに95はぅんvvを贈呈。
股ガク×2SSの続きを激しくキ ボ ン ヌ。
428>>のSSもう読んでるこっちがシワワセになるYO!!
もう渡氏はこの股が崩壊するしてもここに来ることをやめまセン。(誓)

436 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/24 01:51:40 ID:ciryOd2B
読んでくださった方、ありがとうございます。
続き投下させていただきます。

437 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/24 01:54:19 ID:ciryOd2B

■■19

「のだめ……」
千秋は無意識の内に、囁くような声でその名前を呼んだ。
のだめの唇に預けていた指先を一旦引くと、その腕を首に廻して抱き、
胸を愛撫していた右手を、身体の稜線に沿ってゆっくりと下部に移動させながら。
「せ…んぱい……?」
 その、肌を降りていく焦らされるような感触に、のだめは自然と吐息を熱くする。
 千秋の右手は、徐々に、その部分へ。
のだめが身につけている最後の衣服へと到達すると、のだめは息を飲んで、再び顔を手で覆った。
「顔、隠すなよ」
 千秋は左手で、のだめの腕をどけさせる。
 左手は布の表面を伝い、じりじりと、その中心へ。
「ゃ……ヤだ、怖い…デス……」
 のだめはすがるように千秋を見つめ、自分を抱く手を握り締めた。
 青ざめたその表情を見てちくりと胸が痛む千秋だったが。
そこに後悔の意志はない。
「怖くないだろ。オレ、ここにいるから」
 千秋はのだめを抱く左手で、その頭をそっと撫でてやった。
 そしてのだめの耳元で甘い吐息をつきながら、繰り返す。
「いる、から」
 千秋の右手は、ついにその部分へ。
「…んっ……!!」
 千秋の指先は、のだめのそのしっとりと潤んだ柔らかい部分に触れた。
 のだめの目が強く瞑られ、頭を撫でる千秋の手を、ひときわ強く握り締める。
「あっ…………」
 そこは既に潤んでいて、薄い布地が下着の意味を為さないほどに濡らしていた。


438 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/24 01:55:06 ID:ciryOd2B

■■20
 千秋は、そっと、その部分を撫でてやる。
「ん、ん、…………」
 快感なのか、未知の感覚に耐えるのだめの苦しそうな表情が、千秋の胸の内を一層焦がす。
 押し付ければ、布を通してじんわりと染み出すのだめの蜜。
割れ目にそって撫でれば、浮きがちにふるふると震える華奢な腰。
 千秋は、問うことなく下着の隙間から硬い指先を差し入れた。
「…ひゃあっ……ッん…………」
 のだめのそこは、柔らかくて。溢れるほどの蜜で乱れていた。
「…あ、…のだめすごい…すごい濡れて……」
 千秋は思わず声を出す。
 それは感動にも似た何か。
「気持ちよかったのか……?」
 さっきも訊いたのに、そう問わずにはいられない千秋。
 のだめは泣きそうに表情を強張らせることしかできない。
「もっとよくしてやるから、待ってろ」
 千秋はそう言うと、腰のサイドで可愛らしく結ばれた紐を解く。
パラリと片方の紐が自由になり、のだめのその部分は、千秋の指先によって露わにされた。
「や、恥ずかしい…から……ダメ…デスッ……!」
 千秋の手を強く握り締めて懇願し、脚を引き寄せてその部分を隠そうとするが。
千秋に許されるわけもなく。
 蜜を絡ませた千秋の指先は、その柔らかい部分をまさぐった。


439 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/24 01:56:21 ID:ciryOd2B

■■21
 撫でるように、慈しむように、余す所なく丹念に。
「ゃ、ゃ、…んっぁ……」
 のだめは、ハァハァと息を荒げる。
腰はくねり、逃げ出すように千秋から遠ざかろうとするが、
千秋の指はのだめのそこに吸い付いて離れない。
 幾層ものひだを、丁寧に、ゆっくりと撫であげる。
その度に身じろぎし、声にならない声を上げるのだめ。
膝は浮き、つま先は、きゅっと力が込められている。
 ゆっくり、ゆっくりと。
 しかし千秋にも限界があった。
「…のだめ……!!」
 のだめの快感にうち震える無防備な肢体に誘われ、千秋は唐突に指先に力を込めた。
「あんっっ!!」
 のだめは大きく身体を震わせた。
 くぼみの周囲を揉みしだく千秋。
粘着質の蜜は、どんどん溢れて千秋の指先に絡まってゆく。
その蜜を、のだめの柔らかな部分のそこここに塗りたくるようにしてこねる。
「…ふぁっ!ん、んはっ!!」
 そうする内に千秋の指先は、熱く硬く起ち上がった蕾を探り当てる。
 びくりと身体を奮わせるのだめが、ただ、愛しくて。
「のだめ、好きだ……」
 千秋は、蜜でぬめぬめと光沢を放つ指先で、その蕾を撫で上げた。


440 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/24 01:57:14 ID:ciryOd2B

■■22
「きゃあんっ!!」
 悲鳴にも似た嬌声を上げるのだめ。
 …可愛い……
 千秋は首に廻した腕でのだめを引き寄せ、しっかりとのだめを抱いてやった。
「せ、先輩……」
 千秋はその蕾がぷっくりと存在を主張していることを指先で確認すると、
挟むように、摘むように、丹念に撫でていく。
 蕾は、千秋の指先によって、右に左に押し上げられていく。
 その度に、のだめの身体が大きくはねる。
 千秋は、のだめを抱く腕にいっそう力を込める。
 そして蕾を撫で上げる指を親指にシフトさせると、長い中指を、その潤いの中心に宛てがった。
じらすように、ほぐすように、その周囲をやわやわと揉んでいく千秋。
「…ん、ふ、…あ…せ、せんぱ……」
「のだめ」
 千秋は、その中心に、ごく浅く、中指を。
沈めた。
「…ッ!!」
 のだめの表情が、苦しそうに歪む。
「少し、我慢しろよ……」
 千秋はのだめに口付けると、揉みほぐしながら、指の挿入を続ける。
「んん…ぃ、痛……!!」
 その表情と、紛れもなく苦痛を訴える声色に、千秋は心底心を痛めるが。
 千秋はのだめを抱く左腕にぐっと力を込める。
越えなければ、越えさせてやらなければいけない壁なのだ。


441 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/24 01:58:17 ID:ciryOd2B

■■23
 のだめの膣内(なか)は、とろけるように熱くて。
千秋の指をきつく締め付けるのに、たとえようのないほど柔らかい。
 ズズ、ズ……
「ん、ん、…ぃ…………」
 この上なくゆっくり、ゆっくりと。
「…先輩、ぃ…痛い…デス……!!」
 零れ落ちる涙。
 千秋はのだめの苦しそうな様子に、千秋もまた身を裂かれるような思いだった。
決して代わってやれない痛み。
 でも。
 徐々に、膣内(なか)を割り開いてゆく。
 のだめの全身は、指の先までも強張っている。
「のだめ、力抜いて……。オレに、つかまっていいから……」
 千秋が頼りなげに宙を掴むのだめの指先をしっかりと捕らえると、
言われるがままに千秋の広い胸に顔を押し付け、背中に腕を廻すのだめ。
 半分ほど挿入した千秋の指は、まっすぐには進まず、膣内(なか)の壁を、
そっと、そっと、揉み解す。
 少しでも早くのだめが、ラクになれるように。自分の感触に慣れるように。
「…ん、…く………ぃ…痛ぁ……!!」
 引きつらせた顔を千秋の胸に思い切り押し付けるのだめ。
「ちから、抜いて。ゆっくりだから」
 のだめは、そっと頭を撫でてやりながら、優しく言う。
「せ…んぱっい!」
 涙声ののだめ。それでも、やめて欲しいとは言わない。
のだめ自身もまた、わかっているのだ。


442 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/24 01:59:18 ID:ciryOd2B

■■24
「大丈夫だ。ゆっくり、深呼吸して…」
 潤っているから、慣れさえすれば大丈夫なはずだ。
千秋はわかっていた。
 とはいえ、胸の中ののだめの尋常でない痛がり様が可哀想でならない。
優しく身体を撫で、声を掛けてやることしかできないことがもどかしかった。
 しかし、徐々に。
 揉み解された箇所からとろけていくように、だんだんと挿入が容易になっていくのがわかる。
とても、ゆっくりと、だけれど。
 千秋は指を進める。傍目には動いているのがわからないくらいに、丁寧に。
 ズ、……ズ、ズ………
 緩慢な動作でようやく根本まで飲み込まれると、千秋は一つ息をついた。
 ……あたたかい…熱い……のだめの中…………。
 全部挿入できたからといって、油断はしない。
内壁は依然揉みほぐすように、労わるように。
 その指の動きに合わせて、のだめの吐息が荒くなる。
 徐々に、強く。
押し広げるように、味わうように。
 ふと、ラクになるかと親指で蕾を優しく転がしたが。
「ひゃはぁっ!ヤッ!変デスッ!!」
 途端に痛いほど締め付けが強くなり、顔をのけぞらせて悲鳴にも似た啼き声をあげるのだめ。
「…ご、ごめん」
 …ごめんって何だ。
 つい言葉が詰まってしまって、千秋は頬を染めて吐息を漏らす。
と同時に、苦渋に満ちたのだめが、それでも必死で異物感と戦っているのだと思い直す。


443 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/24 02:00:12 ID:ciryOd2B

■■25
「…ゆっくり…ゆっくりお願いしマス……」
 ハァハァと荒い息をつきながら、のだめは千秋の胸に再び顔を埋める。
「…うん」
 千秋はのだめの様子が多少落ち着いてきたのを見計らって、
そっと注意深く、2本目の指…人差し指を、中指に沿わせ、入口付近に浅く挿入した。
「…んっく……!」
 のだえめはくぐもった声を上げるが。
それでも初めに中指を挿(い)れた時よりは、幾分余裕があるように見える。
「大丈夫か…?」
 ダメと言われても、退ける自信はない。
とっくに自分のモノは、はちきれそうにズボンを押し上げている。
早く挿れたい、と濁流のようにひっきりなしに押し寄せる欲望を、
ずっと、必死で押し込めているのだから。
 しかし千秋は、のだめを労わるあまりそう声をかけずにはいられなかったのだ。
「…だ、大丈夫デスよ…」
 額に汗を浮かべながら、ひきつった笑みを零すのだめ。
「…バカ、無理して笑うな。キツかったら言え」
 千秋は、少しでも負担を軽くしてやりたくて、のだめに答えた。
のだめの額に浮かぶ汗にそっと口付けながら。
 その間も、二本目の指は、ゆっくりゆっくりと挿入を続けている。
「だ、大丈夫デス、のだめ、我慢できマスから……」
「いや……」
 千秋は、優しく否定の声を上げる。
「言わないと、多分もうオレ、止まれない…から……」


444 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/24 02:01:04 ID:ciryOd2B

■■26
 のだめは驚いたように目をぱっちりと開け、自分を抱きしめる千秋の顔を見上げた。
 情けなく微笑み返す千秋。
 のだめは下半身に感じる圧迫で身体を動かせないが、逆に腕を伸ばして、
千秋の首を抱き寄せ…

 キス。

 初めての、のだめからのキスだった。
「だい、じょうぶデス、先輩。のだめ、がんばれマス」
 のだめの膣内(なか)の指への締め付けは相変わらずきつくて、
熱に浮かされたように浅い喘ぎを繰り返しながら、寸断なく顔を歪めているのに。
 …いとおしい。
 心底、愛しいと、思った。1人の人間を、こんなにも大切に思えるものかと。
 溢れる想いに、深くため息をつく千秋。
のだめを抱き寄せる腕に、自然と力と熱がこもる。
「ダイジョブ、デス。…だから、先輩、遠慮なくヤっちゃってくだサイ…」
 …ヤっちゃって、ってお前。
 千秋は緊張感の中でも思わず吹き出しかけ、くぐもった笑いは、吐息となって零れ落ちる。
この期に及んでのだめらしさを失わない彼女への愛しさと共に。
 苦しそうに、けれど悪戯っぽく、幸せそうに微笑むのだめ。
 千秋は、抱いているのか抱かれているのか、わからなくなった。
「……ん、サンキュ…………」
 千秋は、指の挿入を続ける。


445 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/24 02:01:53 ID:ciryOd2B

■■27
 ようやく二本目の指がのだめの最奥まで到達すると、のだめは、は、と短く吐息を漏らした。
 慎重に。
 千秋はのだめの様子をことさら気遣いながら、膣内(なか)をゆっくりとほぐしてやる。
「…ん、あ……」
 のだめは再び目を瞑り、声を上げる。
痛みが完全にひいたわけではないのは明らかだが、それでもその声には艶がにじんでいて。
「わかるか、オレの指…今、お前の中に入ってる……」
 のだめは頷く。何度も。
「…さ、最初はものすごく痛くて…痛いだけだったけど…ちょっと慣れてきたみたいデスよ……」
 のだめは、そっと目を閉じて、自らの中に埋められた千秋の指を全身で感じとる。
「ん、先輩の、ピアノ弾く指が入ってる……」
 千秋は頷き返してやると、挿れた時よりも慎重に、二本の指を引き抜く。
先端が抜かれる最後の瞬間に、のだめはひときわ高い嬌声をあげた。
「……ゃあっ、ん!」
 紛れもなく、快感に彩られた声だった。
 荒く息をつくのだめに口付けると、千秋はそっと身体を離す。
そして、おもむろに自身の衣服を脱ぎ始めた。


446 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/24 02:02:47 ID:ciryOd2B

■■28

 のだめは幾分放心したように、痛みに痺れる下半身を労わるように、
身体をベッドに預けてその千秋の動作を見つめる。
「…先輩が、服、脱いでマス……」
「…おかしいか」
 千秋はのだめの声に、わざと拗ねたように返す。
 気持ちはこんなにも急いているのに。
のだめがあまりに可愛らしくて、頭にもやがかかったように、その動作を緩慢にさせる。
 千秋が最後の衣服を脱ぎ捨てると、のだめはそこを凝視し、身体を縮こませた。
明らかに、怯えた視線。
「……見るの、初めてか…?」
 千秋のモノは、既に臍に届かんばかりに太く長くそそり起ち、硬化していた。
 のだめは小さく頷くと、我に返ったように不自然に視線を逸らす。
「いいから、見ろよ。この先ずっと付き合うことになるんだから」
 どこからか取り出したゴムをくるくるとはめながら、千秋は内心苦笑した。
 …なんてムードもなにも無いことを言ってんだ、オレは。
 しかしのだめは嬉しそうに微笑むと、はい、と返事をし、おそるおそる視線を戻した。
 その時はもう、千秋はのだめの下腹部に移動していて。
 千秋はそっと膝を割って、その間に身体を滑り込ませる。
のだめは少し抵抗を見せたが、拒まない。


447 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/24 02:03:46 ID:ciryOd2B

■■29

 一糸まとわぬ姿になった千秋は、自身に手を宛て、そっとのだめのそこに宛てがった。
「…………っぁ、」
 吐息と共に、喉からくぐもった声を漏らすのだめ。
「いいか、…挿れるぞ」
 千秋が意図しないまま掠れてしまった声を掛けると、のだめは千秋を見つめ、頷いた。
 …ズ、ブ。
「…!」
「…………!!」
 途端に目を強く瞑り、白い喉をのけぞらせ、口を大きく開けて声にならない声を出すのだめ。
 千秋もまた、初めてののだめの感触に、思わず目を強く瞑る。
 ほんの数ミリ入れただけなのに。
まだ亀頭の半分も入っていないのに。
 絡みつくようなのだめのそこは、ねちゃねちゃと粘性を伴って、千秋を直に刺激する。
 熱かった。
あまりの気持ちよさに、千秋は顔を歪めた。
同時に、このまま力の限り押し込んでしまいたい激情に襲われた。
 全ての理性を総動員して、その欲望を必死の思いでとどまらせる千秋は、肩で息をつく。
 のだめもまた、千秋の感触に、初めて挿入される感触に、世界がひっくり返ったような心地だった。
もう、上手く考えることができない。
身体の内部から中心をえぐられるような感覚。
熱くて、違和感があって。胸の内が、頭の中が、沸騰したようにおかしくなる。
 痛みはあるのに、誰にも見せたことのない部分を大股開きで千秋の前にさらし、
その上千秋がその部分を自分に宛てがっているということが、異様なほど昂ぶらせていて。
「…の、のだめ……」
 千秋はその状態のまま身体を倒し、慎重にのだめにのしかかった。


448 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/24 02:04:32 ID:ciryOd2B

■■30
「…っぁ、ん!」
 二人がつながっている部分が僅かに動き、のだめは闇雲に声が出てしまう。
 千秋はのだめに覆い被さると、細い首に腕をまわし、片手でその小さな頭を抱え込んだ。
のだめの髪は汗でしっとりと湿っているのに、相変わらず心地良いシャンプーの香がする。
 千秋は再びのだめに入りかけている自身に手を宛てると、またゆっくりと、少しだけ差し込もうとした。
「っつ……!」
 途端に、悲鳴のようなのだめの声。
のだめの身体中が強張り、その腿が千秋の腰を締め付ける。
「い、痛いか…?」
 小さく、しかし小刻みに激しく首を横に振るのだめ。
 千秋は、息を荒げながらも腰を止め、のだめの顔を見下ろした。
 のだめは相変わらず強く目を瞑ったままなのに、先ほどとは全く異なった表情で顔を歪めている。
奥歯を噛み締めているのは、唇が白くなるくらい引き結ばれていることからも容易に想像がつく。
 潤いは充分すぎるほどなのに、まだ、亀頭すらも入りきっていない。
 千秋は快感と罪悪感の両方に苛まれ、のだめの額に唇を落とした。
「悪い……、ゆっくり、する、から、……」
 これ以上ないくらいの締め付けと、のだめと一つになれた昂揚感で、千秋は上手く言葉を選べない。
 その状態で二人、息を荒げて止まっていた。
 暫くすると、のだめがゆっくりと口を開いた。
「だ…イジョブ、みたいデス、よ……少しラクに……」
 のだめはハァハァと肩で息をつきながら、か細く変に上ずった声で、囁いた。
 千秋はそっとのだめの頭を撫でながら言う。
「…本当か……?」
 頷くのだめ。
背中にまわされたのだめの指先には力が込められ、痛いくらいだが。
 …のだめの痛みは、こんなもんじゃない筈だ……。


449 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/24 02:05:13 ID:ciryOd2B

■■31
「…痛かったら、同じだけ、オレの背中に爪立てろ。いいな?」
 のだめはゆっくりと目を開けた。
その目には、溢れるほどの涙が浮かんでいる。
 のだめが首を振ると、その一滴が滑らかな曲線を描く頬に伝った。
「ヤ…です……先輩が痛いの、ヤ……」
「…………。」
 千秋は胸を突かれて言葉に詰まった。
久しく忘れていた感情が込み上げてくるのを感じる。
口を開けば、嗚咽が漏れてしまいそうなほどに。
それほど、いじらしいのだめが……愛しかった。
「…………バカ、我慢するんじゃねぇって……」
 言いながら、こんなにものだめを痛めつけてまでセックスをすることに、疑問すら感じてくる。
「…無理に、しなきゃいけないものじゃ…ないんだぞ……」
 千秋はのだめの肩に顔を埋めた。
 じわりとにじんだ温かいものが、自分のほほからのだめの肩を伝っていくのがわかる。
 ……オレ、泣いてるのか……?
「……先輩」
 それは、いやにはっきりとした声だった。


450 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/24 02:06:09 ID:ciryOd2B

■■32
 今しがたの痛みを耐え抜く声とは明らかに違い、凛とした響きさえも持っていた。
「先輩、がんばってくだサイ。のだめ…がんばってるんデスから、先輩もがんばらなきゃだめデスよ?」
 のだめは、千秋の背中にまわしていた手を引き寄せ、千秋の頭をそっと撫でてやった。
「のだめは、先輩ともっと一つになりたいんデス……」
 …またこの感じだ。
 千秋は思った。
自分がのだめを抱いている筈なのに、逆にのだめに抱かれているような感覚。
のだめは、自分が思っているほど弱くないんだ、そう思った。
 …でも、だからこそ、守らなければ。大事にしてやらなければ……。
「…いいんだな」
 千秋は自分にも言い聞かせるようにゆっくりと言う。
「先輩がいいんです」
「男のオレにはわからないけど、多分これからもっと痛いぞ…?」
 それは賭けだった。
 わざと怖がらせたいわけではない。苦痛を与えたいわけではない。
でも、今こんなに痛がっている以上、それは事実なのだ。
もしのだめが少しでも躊躇するようなら、何も急ぐ必要なんかどこにもないのだ。
 …自分さえ我慢して、待ってやればいいことだ……。
 しかしのだめは、はっきりと頷いた。
頷いて、千秋の瞳を見つめた。
 お互いに、涙をためた瞳。蛍光灯の光に反射して、キラキラ光った。
 千秋もまた頷き返すと、のだめに口付ける。
この上なく優しく。
 そして、また少し腰を押し進めた。


451 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/24 02:06:59 ID:ciryOd2B

■■33
 のだめは千秋の後頭部に手を伸ばし、千秋の唇に、力の限り自分の唇を押し付けた。
「……ン、んぅ…、ん、ん、ん……」
 声は、漏れない。
千秋の唇に全てを吐き出すように、逃がしているから。
 千秋は、ゆっくりとだが、徐々に深く挿入していく。
 のだめの唇からもたらされるくぐもったうめきと熱い息を、充分に理解しながら。
 頭を撫で、肩を撫でる。
少しでものだめの痛みがやわらぐように、のだめを労わる自分の心が少しでものだめに届くように、
想いを込めて。
 のだめの膣内(なか)は。
とろけるようなやわらかさで千秋に絡みつき、きつく締め付ける。
その感覚といったら。
 今まで自分はセックスをしたことがなかったんじゃないだろうかというくらいの快感だった。
 のだめの柔らかい肌を抱きしめ、焦れながらも溶かされるような、
激しく突きたい衝動を必死に抑えながら、千秋はゆっくりと挿入していった。
 どのくらい挿入(はい)っただろうか。
 千秋は、のだめの身体に余計な負担がかからないよう細心の注意を払いながら、
下半身に目を遣った。
 やっと、半分くらい。
半分が、のだめの中に埋もれている。
 どこか安堵して、千秋はのだめの顔に視線を戻したが。
「…のだめ――――」
 のだめの表情は、苦痛そのものといった感じで歪められていた。


452 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/24 02:07:53 ID:ciryOd2B

■■34
 涙の伝った跡は、一つ二つではない。
長い睫が濡れ、その濃さをしっとりと増していた。
 しかしのだめは目を瞑ったまま、
その声から伺いしれる千秋の雰囲気に、泣きじゃくるように嗚咽を漏らし、首を振った。
「ヤ、ヤデス、先輩、やめないで、やめないで…のだめがんばりマスから、だからやめないで……!」
「のだめ」
 千秋はそっとその名前を呼んだ。
 のだめは嗚咽の合間に、肩を上下させて息をついた。
「のだめ、嬉しいんデス。先輩が好きなんデス。だからお願い、やめちゃわないでくだサイ……!!」
「のだめ」
 再び、呼ぶ。
 のだめはうっすらと瞳を開けた。
 涙で曇るその目尻を、千秋はそっと拭ってやる。
「わ、悪い……オレ、も、もう、やめられない。いいな……?」
 のだめが目を閉じて頷くと、唯一身につけているハートのルビーのネックレスも揺れた。
 キラキラと、光を反射させながら。
「先輩、大好きデス…」
「…ん、オレも……」
 千秋はのだめに口付けた。
もう幾度めのキスなのかなんてわからない。
「歯、噛むな。いいか、オレの肩をくわえて。歯でも唇でも何でもいい。
 痛みは全部オレに戻せ。わかったな」
 のだめは眉間に皺を寄せ、口許を歪める。
「いいな」
 千秋はのだめの返事を待たずに、その口に自らの肩を宛がった。


453 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/24 02:08:48 ID:ciryOd2B

■■35
「…力、抜けよ……」
 拒否がないのを受諾と理解し、千秋は再び腰を押し進めた。
「…、ン、ン、〜〜〜!!!」
 どうしても強張ってしまう身体を千秋に預けながら、のだめは唇で千秋の肩を食む。
 もう、千秋は、止まることができない。
ゆっくりと、だが、断続的に挿入する。
のだめの閉じた膣内を押し進み、めりめりと突き破るかのようにのだめを痛めつけているのに、
気を抜くとイッてしまいそうなほど気持ちがいい。
 そんな自分に罪悪感を持ちながらも、腰を勧めた。
どんどんキツくなる締め付け。
とろけるような熱さ。
肩に感じる、のだめの強い唇。
 ……と。
 長い時間をかけて、やっと最奥まで到達した。
 深く息をつく千秋。
 ……気持ちよすぎる……
 のだめの華奢な身体を一層強く抱きしめ、そっとキスした。
「…どう、だ……?」
 しばらくして、千秋は、のだめの額の汗を拭ってやりながら、遠慮がちに訊いた。
 痛くない筈がない。
 しかしのだめは、先ほどよりは強張りの解けた身体で、千秋をそっと抱きしめた。
「…ん、さっきより、大分ラクになってきたみたいデスよ……」
「そっか」
 千秋は心の底から嬉しさが込み上げ、微笑んだ。
「よくがんばったな」
 えへへ、と、未だ多少引きつりながらも笑顔を見せるのだめ。


454 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/24 02:09:24 ID:ciryOd2B

■■36
「…オレが入ってるの、わかるか?」
「……わかりマス。千秋先輩の……」
 そこまで言いかけて、のだめは蒸気した頬を更に紅く染め、視線を外す。
「………って…マス……」
「聞こえない」
 千秋は意地悪く微笑んだ。
「……もう〜〜〜先輩は………」
 未だ引きつりながらも、照れたように返事をするのだめ。
 千秋がぴくりと動いた。
「…んあっ」
「…『んあ』って、オマエなあ……」
 のだめは口をとがらせて抗議する。
「だって、先輩がいけないんですよ〜。ぴくんってなるから〜〜」
 そののだめの言葉に、千秋の中で静まっていた激情に再び火がついた。
「先輩?」
 千秋は、答えない。
 のだめの目も見れない。
なぜなら、今顔を見てしまえば、もう、きっと、抑えがきかないから。
 するとのだめは、そっと口を開いた。
「…いいデスよ。先輩、動いてください……」


455 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/24 02:10:21 ID:ciryOd2B

■■37
「男の人って、入れてから、動いて気持ちよくなるんデショ?
 のだめ、もう、ダイジョブ…デス。だから、先輩に気持ち良くなって欲しいんデス」
 微笑むのだめ。しかし、その表情はまだどこか引きつっている。
「でも…お前、痛くないわけ…」
「も〜、やっぱり先輩ってば的外れ!」
「ま…的外れ……?」
 千秋は初めて唇を奪った時と同じ、その縁起でもない言葉に顔を引きつらせる。
「先輩はのだめが好きだから心配してくれてるんデショ?
 のだめだって…先輩が好きなんデスよ。先輩に気持ち良くなって…欲しいデスよ……」
 千秋の胸は、ドクドクと高鳴る。
 もう、限界だ。
「ん…なるたけ痛くないようにする…から……」
 千秋は、あまり膣内を擦らないようにほんの気持ちだけ腰を引くと、
ゆっくりと、しかし力強く押し込めた。
「……ん、」
 快感に顔を歪める千秋。
 そんな千秋の肩に顔を再び埋め、痛みに顔を歪めるのだめ。
こんな表情、千秋に見せられないから。
こんなに幸せなのに、もし痛がってるのがバレたら、この人はきっと自分を気遣ってしまうから。
 千秋はそのグラインドを繰り返した。
膣内を殆んど擦ることなく、逆に子宮の奥を鈍く突くように。
「…う……」
 千秋は低い声でうめく。


456 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/24 02:11:02 ID:ciryOd2B

■■38
 のだめは、千秋の首にまわした腕にありったけの力を込める。
 ゆっくりだが、何度も何度も繰り返される突き。
その度に歯をくいしばり、ジェットコースターから振り落とされまいとしがみつくようにその痛みに耐え、
千秋の熱と満ち足りた感情に酔う。
 もしのだめの千秋への想いの深さを測るとしたら、その腕に込められた力が、何よりの証拠だった。
 千秋は、まとわりつき締め付ける膣内に、とうに理性を奪い取られていた。
押し込んだモノを飲み込むのだめの膣内。
 千秋は、指先で揉み解した時と同じように、今度は自身のモノで内壁をまさぐった。
 すると。
「…ふわぁっ!!」
 首にまわされていたのだめの腕の力が急激に抜け、
天から降ってきたかのような、はっきりと快感が滲む高い喘ぎが漏らされた。
「…の…だめ……?」
 千秋は快楽に歪む表情を隠しもせず、のだめを見下ろした。
 のだめは、驚いたような顔をして視線を彷徨わせている。
「…い、今のなんデスか……?」
「…どうした…?」
 怪訝な表情をしながらも、千秋は再び内壁をこねた。
「これか?」
「ゃぁんっ!」
 紛れもなく、嬌声だった。


457 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/24 02:12:18 ID:ciryOd2B

■■39
「気持ちいいの…か……?」
 半信半疑で問う千秋。
 しかし、そうしながらも千秋の腰は、止まらない。
 のだめの上気した頬と濡れた瞳は世界一美しい。そう思いながら。
「きゃんっ!…ゃ、なんかのだめ、おかしいデスッ…!い、痛いのに、ぁ、おかしいデス…!!」
「イイんだな?」
 千秋は確信を持ってのだめをこねくりまわした。
「ゃんっ!…あ、先輩、千秋先輩……」
「ここにいるよ」
 のだめはその声に力なく微笑むと、またすぐに、瞑る目に力を込めてしまう。
「せ、先輩、のだめがんばりまシタ、だからもう許してくだサイ…!
 のだめ、ほんと、は、すごく、痛いんです、でも、幸せなんデス、なのに…
 …な、なんか…おかしいんデス……ヘ、ヘンな感じ……もう今日は許してくだサイ…!!」
「ん」
 千秋は、満足に答える余裕もなく、慎重に、しかし激しく内壁をこねまわす。
「あ…オレも、もう、…う………のだめ…っ!!」
 一層強く最奥に押し込むと、千秋の身体ばびくんっと大きく波打った。
その振動はのだめにも伝わり、揺さぶられてのだめの身体が一瞬浮き、ベッドに深く沈みこんだ。


458 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/24 02:18:35 ID:ciryOd2B

■■40
ハァハァと未だ荒い息を交わしながら、千秋はのだめに口付けた。
「…ん……」
ぴくりと身じろぎするのだめ。柔らかくてほっとするような、あたたかいキスだった。
「抜くぞ。…力抜いて……」
 そろそろと千秋が自身を引き抜くと、のだめは卵をぐちゃぐちゃにかき混ぜたような表情をする。
「っんゃ…ッ……」
 先端が抜ける時、またのだめの口からは嬌声が漏れて。
 千秋はそっと微笑んでのだめの隣に横たわり、その弛緩しきった華奢な身体を抱いた。
 ゆっくりと首を廻して自分を仰いで力なく笑みを零すのだめに、千秋はそっと微笑んだ。
「大丈夫か?」
「だいじょぶデス……」
 千秋は、そう小さく言うのだめの髪を優しく撫でてやった。
「……痛かっただろ」
 そう言って、千秋は、のだめのその紅い唇に口付けた。
そっと。労わるように。
「先輩…、ちゃんと、気持ち良かったデスか?」
 千秋はのだめの額に唇を落とした。
「…うん」
 その唇の感触に癒されるように、のだめはくすぐったそうに柔らかく微笑む。
 …あの破天荒な音楽。すぐはねるピアノ。
 好きデスと言いながら、オレがその気になるとすぐ話題を逸らした、……蝶。
「……つかまえた」
 千秋は快感の渦に飲まれながら、笑みを零した。
 のだめもまた、顔を引きつらせながらも千秋を見上げ、微笑んだ。
「…捕まっちゃいまシタ、ね」
 そのまま二人は微笑みを交わし、互いの体温を感じながら、ゆっくりとまどろんでいった。

     <終>
     【Kiss it better】:キスして治す


459 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/24 02:19:42 ID:ciryOd2B
終わりです。
初めて、という事をテーマにしてなるたけ大事に事を運ばせようとしたら、
なんだか中継したみたいに長くなってしまいました…。すみません。
次号の早売りも出始め、キス祭りを経て新たなお祭りとなりそうですね。
休載の1ヶ月間、みんなで妄想して耐え忍びましょう(w


460 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/24 02:24:50 ID:kU3u1dUn
投下おつかれさまです。
リアルタイムで読ませていただきました。
健気でかわいいのだめと優しい千秋に萌えました!

461 名前:名無しさん@ピンキー[]:04/12/24 02:26:05 ID:K/icgEuk
GJ!GJ!GJ!GJ!GJ!GJ!GJ!GJ!GJ!GJ!GJ!GJ!
生中継で読めて感無量ですッ!!
あんた神や…

462 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/24 02:47:51 ID:1WPMacen
ピアノさんの甘エロはクリスマスイブに相応しい〜!!GJ!


463 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/24 03:29:38 ID:HSq/fwF1
ほんとにGJ!!です。ピアノさんの作品とKISS本誌があれば、
1月半だって耐えられそうです!

のだめの健気さにじーんと来ましたよ……千秋もいつもの俺様はどこへやら、って
感じで素敵です。読んでてドキドキしましたよー。また期待しています!

464 名前:名無しさん@ピンキー[]:04/12/24 05:05:47 ID:VjV3kjvB
キターーーーーーーーーーー!!!
ていうかまたうった後に書かれとる・・・・。
股が・・・股が・・・・サ ケ マ ツ タ!!!!!!!!!!
千秋とのだめのエロ書かせたらピアノタソ天下一じゃあああ!!
あの、もっと書いてください。もうホント。お願いしますよ。(素願)

465 名前:名無しさん@ピンキー[]:04/12/24 06:05:11 ID:lISrP1sW
なんか恥ずかしくなってきた…。

466 名前:名無しさん@ピンキー[sage ]:04/12/24 08:01:26 ID:8/Yg9OjI
>>459
萌えました、GJ! 仕事速いし。ありがd
>>もしのだめの千秋への想いの深さを測るとしたら、その腕に込められた力が、何よりの証拠だった。
ここがすごくいい

>>464
メール欄に半角でsageと挿れて欲しいなぁ
大人版ですよ( ̄ー ̄)

467 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/24 08:16:10 ID:VjV3kjvB
466>>入れてみますた。sageって分からなくてちょっと調べました。
とりあえず・・・・スマソでした。気をつけま酢。。。


468 名前:名無しさん@ピンキー[]:04/12/24 09:13:11 ID:ZhEh9Slj
黒木くん×のだめもみたいなあ、、

469 名前:名無しさん@ピンキー[]:04/12/24 11:28:26 ID:lQnR+Aqb
ピアノさん、ホント、素敵です。
処女喪失なんてしばらく前のことで忘れかけていたピュアな気持、
甦りました。最初は痛かったわぁ。(遠い目)
のだめちゃんも心の気持ちよさが、
体の気持ちよさに変わる日も近いんだろうな。
千秋の愛の深さを感じるSSでした。
何よりも作品に対するピアノさんの愛情が溢れています
ありがとうございました。

470 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/24 19:49:23 ID:7KIbLIpg
お互いの思いやり、労りあいが美しいぃ…(涙)。
クリスマスにホント、素敵なSS読ませていただきました!
勝負下着にひっかけて「勝ちましたか?」
つかまえて蝶だいにひっかけて「つかまえた」
「捕まっちゃいまシタ、ね」というセリフも気が利いててGJ!

471 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/25 05:39:09 ID:Tq8GI815
ネ申・・・!

472 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/25 11:39:08 ID:4xHKsDp0
(´Д`*)萌えた

473 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/25 21:37:37 ID:o/XprI2c
ぎゃ、ぎゃぼ…。心温まるコメントをどうもありがとうございます…!
嬉し恥ずかしで鼻血が出そうです。
こちらこそ、読んでいただけてどうもありがとうございました。
また、他の書き手さんのご登場も楽しみにしていますね。
Merry 千秋! みなさま素敵なクリスマスを☆

474 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/26 17:59:02 ID:rWYPfsx+
こんなにも、彼女に対する思いやりを表しながら
抱く事のできる男子って、いいですねー 惚れちゃう。
つか、実際ありえんよーな...だからこそウラヤマシー<のだめ

475 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/27 04:14:03 ID:nU2qnhSn
本誌の方でも三度目の正直で正面からゴ〜〜〜〜ル!!(変態の森へ)
でしたから、いずれこういう甘いムードになる日も…
(作者はエッチシーンを描かない人だから誌面には登場しないだろうけど)

476 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/27 07:27:01 ID:uYrFktyN
「おまえら、やっただろ!?」
って思わせるコマはあるかもね。
ていうかあって欲しい。
千秋のベッドの上に、例の勝負下着が脱ぎ散らかされてるとか、そういう類の。

477 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/27 08:50:18 ID:P/32O44Y
音楽にはエロ部分が不可欠だから
二ノ宮先生らしくうまくその部分と音楽を絡めていってほすぃ。
千秋とのだめじゃ笑いを取りながらあっさり結ばれちゃいそうだな〜。

478 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/27 17:58:57 ID:UeUZGqA7
ケエコ×佐久間 は無理でしょうか。
最中にもポエムを披露する佐久間さんとか・・・

479 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/27 19:58:44 ID:/VJdRAin
佐久間は女性相手というよりオナヌーオンリーのような気がする。

480 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/27 21:03:42 ID:e8+aos4H
くろきん×のだめかな 
くろきん悶々としてそう

481 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/27 21:14:42 ID:JR7GzVT+
くろきん×のだめ…激しく読んでみたい。
今までありえない、絶対千秋とじゃなきゃと思ってたんだけど、本誌で
ああなった今、パラレルとして読んでみたい。
でも、武士だし、「可憐で清純な恵ちゃんにそんなことは出来ない!」とか
言いそうだけどw

482 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/27 21:29:22 ID:nwyMuHya
くろきん×のだめ
何度かチャレンジしてるんだけど、うまくかみ合わない。
乙女・黒木の域を出ないんだよな……エロに持ち込めない。

483 名前:名無しさん@ピンキー[]:04/12/27 21:32:33 ID:P/32O44Y
佐久間は女より男が好きそうな気もする。
美少年系の。実際にやるんじゃなく空想の中で。

くろきんは…千秋に相手してもらえなくて溜まったのだめに
襲われるって感じ?

ついでに千秋がのだめに「…風呂、一緒に入るか?」と言うシーンが
今頭に思い浮かびました。

484 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/27 21:47:33 ID:0MLE/gl5
>>482
くろきんは紳士(ナイト)系なのかなーと思っておりまして、
「恵ちゃんを泣かせるなんて…。千秋クンにはもう任せておけない」
というシチュがあれば、いろいろ行動を起こしてしてくれそうな
気もするんですが…でも…自分で書けない!辛い!
ぜひ、くろきん×のだめは読んでみたいので、お願いします…!

>>483
>千秋がのだめに「…風呂、一緒に入るか?」と言うシーン
「先輩ー、のだめがシャンプーしてあげマスー」って
セリフが思い浮かんでしまった。これじゃ、萎えちゃうね…。



485 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/27 22:21:10 ID:nwyMuHya
えー、くろきん×のだめが所望される中、空気嫁!と言われそうですが、
パリに戻るちょっと前の千秋inフィンランドを書いたので、つなぎに呼んでいただければ幸いです。
細かいところは突っ込まないでください……

架空の女と絡んでます。苦手な方、お気をつけください。

486 名前:○千秋inフィンランド 1[sage]:04/12/27 22:21:51 ID:nwyMuHya
「さあ、今夜はパァーっとやりまショ〜パーッとね〜〜」
すっかり風邪が完治した途端、これだ。
それにしても、なんでここフィンランドにまでキャバクラがあるんだ?
右手にプラチナブロンド。左手にブルネット。
マエストロ・シュトレーゼマンは両手に花状態でにやけた顔をしている。
手はしっかり腰に回されていて、時折なで回すような動きをしていた。
「どうしてそんな顔をしてるんデスカー、千秋」
「あまり飲み過ぎないでくださいよ、全く……風邪がぶり返したらどうするんですか」
千秋の両隣にもホステスが侍らされていて、水割りだの、煙草の火付けだの、なにか世話したくてそわそわと千秋を伺っている。
「そしたら千秋がやればいいでショ」
「簡単に言わないでください!!」
これから毎年エリーゼがバカンスをとる間、この師匠の面倒は自分が見なければいけないのだろうか……。
あんな作戦に負けていなければ、こんな事には……
千秋は目眩に頭を抱えた。

487 名前:○千秋inフィンランド 2[sage]:04/12/27 22:22:09 ID:nwyMuHya
「疲れた……」
靴を脱ぎ、ベルトをはずすとベッドへダイブする。
飲み過ぎたシュトレーゼマンは酔いつぶれ、最悪な事にタクシーはつかまらず、
結局のところ千秋がおぶってホテルへ帰ってきたのだった。
千秋もついつい飲み過ぎていたようで、短い道のりとはいえ体に応えた。
もう、あの事務所やめたい……
時計を見ると午前2時を回っていた。
起きているかな、あいつ。
電話、してみようか?
ユンロンって……ユンロンって誰なんだよ……
俺の部屋で何をしてるんだ、のだめ。
シャツのボタンをはずしながら、大きく、ため息を一つつく。
そういえば、あのネックレス。
勢い余って買ってしまったけれど、いったいどうするつもりなんだ、俺は……。
どう、言い訳をしたらいい?
「…………風呂入らなきゃ」
自分の思考を遮りたくて、千秋は無理矢理に体を起こした。

488 名前:○千秋inフィンランド 3[sage]:04/12/27 22:22:30 ID:nwyMuHya
濡れた髪をタオルで拭いていると、部屋のチャイムが鳴った。
誰だ?こんな時間に……
バスローブを羽織り、前を合わせる。
いぶかしげにドアスコープで確認すると、キャバクラでシュトレーゼマンの隣にいたモニカだった。
「こんな時間にごめんなさいね。起こしてしまったかしら?」
何事かと思いながら、千秋はドアを開けた。
「大丈夫です。起きてましたから……それより、何の用です?」
「歩いてきたら冷えてしまったわ。……部屋に入れてくれる?」
いったん躊躇したけれど、千秋は彼女を部屋に招き入れた。
「すいません、こんな格好で」
千秋は、ボクサーパンツの上にたっぷりとしたパスロープを羽織っているだけだった。
「いいのよ。気にしないで。濡れた髪がセクシーだわ」
モニカは紅い唇の端をあげて微笑み、ウインクをして見せた。
誘われている。
そんな事は薄々感づいていた。
「あ、あの、えーと……それで用件は?」
「あなた、私のライターを間違って持っていったみたいなの。代わりにあなたのが店に残っていて……」
モニカは、脱いだコートのポケットから、千秋のライターを取り出した。
「……どうもすみません。わざわざここまで足運ばせちゃって……」
千秋はクローゼットのコートのポケットに手を突っ込み、モニカのライターを探した。
胸の内ポケットにふくらみを感じ、手を入れると自分のものではないライターを見つけた。
「あった…すみません、間違えてしまって……ちょ、ちょっと、何を…!」

489 名前:○千秋inフィンランド 4[sage]:04/12/27 22:23:02 ID:nwyMuHya
モニカはそのふくよかな胸を千秋の背中に押し付けながら、強く抱きしめた。
その手はバスローブの中に入り込んで、千秋の胸板をやさしく擽る。
「やめ…!!」
身を捩ってモニカを振りほどこうとしたが、酔いに力が入らない。
勢い、もつれ合いながらベッドに倒れこんでしまう。
モニカは千秋に馬乗りになり、ハイネックセーターを脱ぎ捨てた。
自分の置かれた状況に絶句すると共に、千秋はモニカの迫力ある肢体から目を離せずにいた。
黒いレースに縁取られたブラにの中に、窮屈そうに収まっている豊満なバスト。
胸の谷間は甘い芳香を放ち、誘うように揺れている。
「ミルヒーにね、冗談半分に言われたのよ。あなたを慰めてやって欲しいって」
……あのジジイ……!!
千秋は、数日前に交わしていたシュトレーゼマンとの会話を思い出した。
「どうしてそんなにカッカするのー」
「あなたがいいかげんな生活をしてるからでしょう!!」
「…わかった。千秋、溜まってるんデショ」
「な…何を言いだすんですか!!」
「だから怒りっぽいんデスよ。あ〜イヤですね〜」
「…ジジイ……」
「彼女いないんだから、楽しめばいいんデス。言い寄る女性はいるのに、なぜ据え膳食わないデスか?男の恥というものデス!…アバンチュールも音楽家に必要なことデスよ」
「俺はあなたみたいに節操無しじゃないんですよ……!」
「それとも誰かに操立ててマスか?のだめちゃん?ん〜、でものだめちゃんは彼女じゃないんでショ〜?」
「……」
「あ、それとも…千秋、まさか、チェリーボーイ……」
「…殺すぞ、ジジイ」


490 名前:○千秋inフィンランド 5[sage]:04/12/27 22:23:23 ID:nwyMuHya
確かに、溜まってる。
最後に女を…彩子を抱いたのはいつだったか思い出せないくらい、SEXしていない。
事後のむなしさから、マスターベーションはあまり好みではない。
それでも、どうしても吐き出したい時にだけ、半ば事務的に自己処理してきた。
「ミルヒーは冗談のようだったけど…私自身があなたとしたくって来たの」
モニカはめくれたスカートを更にたくし上げ、官能的なガーターベルトを千秋に見せつける。
そして、より深く密着しようと腰を千秋に擦り付けた。
柔らかな内腿の感触に気が遠くなりそうだ。
そして、目の前の乳房。薄いレース地から乳暈が透けて見える。それが徐々に近づいて……。
モニカは覆い被さるように体を倒すと、大きな胸を千秋の胸に押し付け、前後した。
「あぁん・・・」
突起がこすられ、モニカは鼻にかかった甘い声をあげた。
両手首をやさしく押さえつけられて、ぎりぎりのところで千秋は戦っていた。
耳にかかる吐息。やさしく甘く、耳朶を擽る唇。
「……ぁ」
思わず、声が漏れ出てしまう。
モニカはその声ににっこりと微笑み、唇を重ねてきた。

491 名前:○千秋inフィンランド 6[sage]:04/12/27 22:23:52 ID:nwyMuHya
紅く、そして柔らかな唇だった。
頬にかかる髪からココ・シャネルの香りがして、千秋はモニカの舌を甘んじて受け入れた。
歯列をなぞられ舌を引き出されると、濡れた音が部屋に響く。
モニカは紅いマニキュアで彩られた指先で、千秋の胸板を擽った。
「意外と、逞しいのね…」
悪戯っぽく微笑んで、すでに合わせの乱れているバスローブを大きく広げた。
脇腹をなでる優しいタッチに、千秋はくぐもった声をあげる。
「う・・・あっ・・・・・・」
滑らかな指先で千秋の乳首を撫で、赤い爪先で突起をはじく。
それが合図であるかのように、体中の血液が中心部へと集まり始める。
抵抗、できない。
モニカは身体をずらし、浮き出た鎖骨にキスの雨を降らせた。
徐々に顔を下ろし、舌先が乳首へと伸びる。
濡れた音を立てて、モニカは千秋の乳首を優しく舐った。
こんなことは、されたことが無い。
千秋は初めての快感に身を捩り、白い喉元をさらけ出した。
ボクサーパンツへ入り込んだモニカの指が恥毛をなで、首をもたげはじめた千秋のペニスに指がかかったとき、千秋はベッドのスプリングを軋ませてモニカを組み伏し、その胸に顔を埋めた。

492 名前:○千秋inフィンランド 7[sage]:04/12/27 22:24:11 ID:nwyMuHya
差し込む日の光に、千秋は目を覚ました。体が気怠く、うまく言う事を聞かない。
眠い目をこすり、ベッドの中で何度か寝返りを打つ。
鼻をくすぐる、コーヒーのアロマ。
「おはよう、シンイチ」
「えっ……?!」
千秋はベッド脇に立つモニカを見て飛び起きた。
「ゆ……昨夜……俺……えっっ?!」
「……素敵だったわ、シンイチ……私あんなの初めてよ」
やっちゃったのか……?……俺…………。
「コーヒー、まだ暖かいわよ。飲むでしょ?」
「い、いや……水……水を……」
千秋は昨夜の記憶を一生懸命たどってみるが、思い出せない。
モニカがライターを取りに来たところで、どうしてもその先に記憶が進まない。
明らかに動揺する千秋。やったんだ……マジかよ……
モニカからエビアンを受け取り、半分を飲み干す。
サイドテーブルのラッキーストライクに手を伸ばしたところで、モニカが肩をふるわせて吹き出した。
「な……なに?!」
「なんて顔してるの、あなた」
モニカは腹を抱え、長い黒髪を振り乱して笑った。

493 名前:○千秋inフィンランド 7[sage]:04/12/27 22:24:27 ID:nwyMuHya
おぼろげに記憶に残るセクシーなモニカと裏腹に、意外なほどにけらけらと良く笑う。
「安心していいわよ。私たち何もしてないから」
「はあっ?!」
「ほんとに、"あんなの初めてよ"」
モニカは千秋の口に銜えられたままの煙草を抜き取り、自分で火をつけてから千秋の口に差し戻した。
「その気になったと思ったら、私の胸に顔埋めて寝ちゃうんだもの。がっかり〜」
千秋は最後までいかなかった安堵感と、自分の格好悪さに頭を抱えた。
「……ゴメン」
何を言っていいのかわからずとりあえず謝る千秋に、モニカはさらにけらけらと笑った。
「ねえ、シンイチ」
「……はい?」
「"のだめ"って誰?あなたの恋人?変わった名前ね」
千秋は水を吹きだして、大きく咳き込んだ。
「なっ……何でその名前を……?!」
「あなたが眠ってるとき、何度もその名前を口にしてたわ」
俺が、寝言でのだめを?
「それは多分悪夢だから……大学の後輩だけど、恋人じゃない」
「あら、違うの?……とても愛しそうに、何度も呼んでたわよ」
千秋は、自分の血が逆流していくような感覚を覚えた。
……とても愛しそうに、何度ものだめの名前を……?!

494 名前:○千秋inフィンランド 9[sage]:04/12/27 22:24:57 ID:nwyMuHya
「だから、あなたが寝ちゃった後無理矢理襲ってやろうとしたけど辞めたわ。あんまりにも優しい声でその名前を呼ぶんだもの。気が引けたの」
絶句して言葉が出ない。
「好きなのね?その人の事、とても」
千秋は、否定も肯定も出来なかった。
思い当たる事はいくつもあって、けれどもその度無視し続けてきた。
思わぬところで突きつけられる現実に、千秋は愕然とした。
「さ、行かなきゃ。学校に遅れるわ」
「……学校?」
「ええ、そうよ。私、本業は学生なの。あのお店は、アルバイト」
「モニカ、君いくつなの?」
「……二十歳だけど。言わなかったっけ?」
「えっ?!……嘘だろ?」
「なによ、その反応。傷つくわね。どうせ老けてみられるわよ」
日の光の元で頬を膨らますその顔は、そう言われればあどけなさもあって、千秋はゴメン、と笑った。
「……行くわ。素敵な夜をありがとう。最後に、キスしてくれる?」

495 名前:○千秋inフィンランド 10[sage]:04/12/27 22:25:55 ID:nwyMuHya
千秋は黙って目を閉じたモニカに顔を寄せた。
モニカは自分の頬に優しい唇を感じた。
「……ゴメン、もうこれ以上は出来ない」
モニカは目で頷いて、千秋から体を離した。
「また、フィンランドに来たらお店に寄ってね…そのころまだ働いているかわからないけど」
「そうするよ。……いろいろありがとう」
コートを手にし、モニカはドアへ向かう途中で振り返った。
「一つ、言い忘れてたわ」
何?、と千秋が問いかける。
「あなたが寝てしまった後、あなたのペニスを元気にしようとしたんだけど、何をしても駄目だったのよね……。飲み過ぎると勃たない体質みたいだから、のだめさんとやるときは飲み過ぎないように気をつけた方がいいかもね!」
そう言うとモニカはニヤッと笑い、「Bye!」と部屋を出ていった。
千秋はぐったりと疲れた上に、二日酔いの頭に「寝言でのだめの名前」と「飲み過ぎると勃たない」が交互に浮かんで苦しめた。
「とりあえず、シャワー……」
青ざめた顔におぼつかないあしどりで、千秋はシャワーに向かった。

明日は、パリへ戻る。
千秋はまだ答えを出せず、熱いシャワーで酔いを醒ます事に専念した。

━━━━━━━━━━━終

496 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/27 22:29:04 ID:nwyMuHya
嗚呼、7が2つになってしまったorz
ごめんなさい、間違えました。

千秋には場数を踏んでいて欲しいと思ったので、勢いで書いちゃいました。
登場キャラとの絡みでなくてスミマセン。



497 名前:名無しさん@ピンキー[]:04/12/27 22:36:52 ID:tQyOe6P2
今くろきん書いてるから待ってて

498 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/27 22:41:06 ID:0MLE/gl5
おおぅ〜、神様から予告が!?
お待ちしてます!

499 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/27 22:56:50 ID:JR7GzVT+
>>495
GJ!です
本誌でのキス祭で全然思いつかなかったけど、4ヶ月も離れ離れ、しかもミルヒーのお供
だったんですよね。今まではのだめの目が光ってたわけだけど、こんなこと
本当にあってもおかしくなかったわけで……千秋、実は隠してないかw?
と思いました。
飲みすぎると…ってことは、酔ったいきおいで「うっかり」のだめとする
わけにはいかなさそうだねw

500 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/27 23:03:24 ID:8xR5o4KQ
485さん乙です〜。
架空の女と絡んでるとあったのでちょっと身構えたのですが、これがなかなか。
オリキャラなのに、千秋の個性がしっかり出ていたので非常にナチュラルに読めました。
自慰が好きじゃない理由とか、飲みすぎると勃たないとか、
千秋らしくってよかったです。
のだめの名前を呼んでいたことに動揺するのも、イイですね。
サイドストーリーとして、とても面白かったです。GJ!!


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