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のだめカンタービレ

201 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/08 07:21:37 ID:78jIYADJ
つうか自治厨ウザ
女ばかりのスレってすぐルールとか持ち出したがるよな。
自分達に都合が悪いとルール無視したり
無理にでも特例作ったりしようと騒ぎ立てるくせに

202 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/08 09:28:56 ID:WescH1d3
まあまあ。

本スレもクラ話流れや、「ドラマ化するとしたら」等の話になると
自治厨が現れるよね。
まったく別の話になるわけでもなし、そんなにスレチガイなのかと。





203 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/08 13:58:25 ID:q+GkzPX7
なかなか神様は降臨なさいませんね〜。
つなぎに雑談というのはここではダメなんですかね?

204 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/08 18:52:44 ID:ALHhyoFX
書き込みがなけりゃ当然落ちるし
保守だけの書き込みよりは余程枯れ木もじゃないがいいと思

205 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/08 21:07:24 ID:3WB4VWcJ
分かってねぇな…
エロパロでの雑談ってのは
エロトークOR萌えキャラOR萌えシーン語りの事だよ

そんな訳で 千秋とのだめタンの愛エロSSきぼんぬ

206 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/08 23:32:25 ID:7iTk+VJP
205がいいこと言った!
普通の萌え話もいいけど、エロパロ板ののだめスレなんだからそういう話もしたいな。
てわけで
千秋は経験多そうだし(人数の話じゃなく)、セックスもうまいと思う。
バイオリンとピアノやってるんだから指遣いは一流だと信じたい。
…あとは小説のネタにとっといて、練りこんでそのうちなんか書くよ〜
それまでみんなでエロトークしといてくれ〜

207 名前:名無しさん@ピンキー[]:04/12/09 00:10:56 ID:nds7dvyR
>206
千のだで是非!

208 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/09 00:40:22 ID:Ay6Y19E4
は、早売りのところで…!!!


209 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/09 01:30:47 ID:Jn5uaCtV
キ・・・!

210 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/09 02:20:16 ID:Ay6Y19E4
キターーー!とうとう!?びっくり

211 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/09 07:43:39 ID:CqtIUxI4
じゃあ適当に妄想雑談も入れつつ、リレー小説でもしてみるかい?
そーいや、まだ千秋×のだめの王道カポーでてないねぇ〜。
いつか神が降臨してくださることを期待。

212 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/09 21:49:15 ID:8iYsJvbR
チッスキタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!

全く甘い空気にならないデスネー

でもキタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!

213 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/09 23:05:24 ID:/6Kt5cR8
「ぼへぇーっ」がせめて「はうん」とかだったら少しくらいは甘くなったかもしれないのにね。
「ぼへぇーっ」…ワロタ

214 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/09 23:10:24 ID:6XbTxteQ
千秋は悶々としてんだろうな。
自分の気持ちを確認しつつ、それがああいう形で出たんだろうけど、
肝心ののだめが「ぼへぇ」かw

千秋には十分困って悩んで欲しいよ。
悩んでるのが似合うし、萌え。

しかし早く読みたい……(;´Д`)

215 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/10 04:20:56 ID:GbSGKGzo
普通の少女漫画じゃキスくらいでは動じないのに、のだめと千秋の
キスシーン見た瞬間、すごい心臓ドキッとした。久々に少女の心を
取り戻した気がした23歳の冬…。キスまでで10巻かぁ〜。先は
長そうだぁ…。その時がもしきたら、鼻血たらしてしまいそうだw

216 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/10 04:40:20 ID:RNiAOraY
>キスまで10巻!
確かに先々、道のり長そうですね。
でも、キスシーンよりも、千秋がのだめのコートを強引に
脱がしてるシーンの方が…なんかエロい感じが…。
そんな風に思ったのは私だけ?

この漫画、後ろからハグしたり、酔っぱらった勢いで
手をつないじゃったりという些細な行動で、十分ドキドキ
させられちゃうのが面白いですね。
あからさまなエロより萌え萌え〜!




217 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/10 09:20:07 ID:B2RX8iIb
ち、チッスってクチとクチですか?
ほっぺとかじゃなくて?
クチとクチだったら信じられないけどウレスィ。

218 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/10 09:26:14 ID:vAAZXZZK
>>217
クチですよ


219 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/10 10:08:01 ID:rtkyIXiX
よ、読んだよ・・こんな時間から萌え萌え。
なんか勢いでそのままやっちゃいそうに見えました(千秋が)。
限界点越えたのかw

220 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/10 12:33:25 ID:QUAaPD8D
読みました……
確かにのだめが拒まなければそのままやっちゃいそうな。
お昼食べてる場合じゃないやこりゃ……


221 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/10 13:34:32 ID:B2RX8iIb
千秋!押し倒してしまえ!

ここから妄想して投下してくれる人激しくキボン。

222 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/10 13:35:41 ID:3c//NMi1
出だしは「ぼへぇー」になるのか?

223 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/10 13:38:06 ID:fPQP6U9d
ぼへぇーに欲情できるのか・・・w


224 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/10 13:46:23 ID:RNiAOraY
キスした相手に「ぼへぇーっ」って言われたらかなりショックかも。
千秋、こういうところ、王子さまで押し弱そうだしな…。
このカップルがくっついてる姿って想像しにくい〜。
妄想力にも限界があるもんですね。

225 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/10 15:27:36 ID:P041hVJ/
>>221
妄想は止まらないが残念な事に文章力が無い。
ネ申の到来を待つ。

226 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/10 17:13:51 ID:omUFD5B6
「的はずれなことばっかり!」
(ちょっと待て・・・何でこんな展開なんだ)
千秋を部屋から追い出そうと、のだめは突っぱねた。
(くそ、キスまでしてやったのに・・・!)
「もう、のだめのことはほっといてください!!」
のだめがそう言うや否や、千秋は自分を追い出そうとするのだめの腕を強く引き寄せ、再び唇をふさいだ。
「うっ・・・!んむっ・・・・・・」
のだめが、抗うようにして身をよじる。
暴れだしそうなもう片方の腕も捕らえた。
身動きの取れなくなったのだめは顔をそむけようとするが、千秋の唇が追いかけて離れない。
(違う・・・・・・そうじゃない)
いつしか形勢が逆転し、千秋はのだめを壁に押し付ける格好となっていた。
強引に舌をねじ込むと、しばらくしてのだめはおとなしくなった。
(俺がこうしたかったんだ・・・・・・)

-------------------------------
中途半端でスマソ。
家に帰ったら続き書くつもりです。
仕事しろ、自分・・・。

227 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/10 17:42:57 ID:QUAaPD8D
226さんすごい!
「俺が」こうしたかった、とか、
ちょっと無理やりっぽい感じが、…すさまじく萌えなんですけど……
続き激しくキボンヌです。超キボンヌです。

228 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/10 18:12:27 ID:FVTHmO/s
もももも萌え!!!!!
千秋がんばれ。超がんばれ。
よーし続きを待ってパソコンの前で正座待機だ(`・ω・´)

229 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/10 18:48:47 ID:B2RX8iIb
キタワァアァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!


230 名前:名無しさん@ピンキー[sage連続スマソ]:04/12/10 18:49:36 ID:B2RX8iIb

        ,イ       ゴ
       / |        ゴ
   ,r‐、,,ノ  ゙i、_,、      ゴ 
  v'   ∧ ∧  i      ゴ ナンダカ モエテキタワァ゚・*:.。..。.:*・゜゚・
   ゙l  .(‘∀‘)  ゙、    ゴ
  .j´   O   lつ  (     :
  {_    / .ハ ヽ  /     :
   )  (__,/ ヽ_) ,l~



231 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/10 19:24:39 ID:nXCtdhL5
愛エロクルノ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!?!?!?!
超期待sage

232 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/10 21:31:01 ID:5CWbhpaY
読んできた……ムードもへったくれもねえ……

233 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/11 00:18:50 ID:hfdLlUxu
226さんがまだのようですので、先に投下させていただきますね。
千秋×のだめです。
…昨日ネタバレ見て、その後本誌読んだらどうにもこうにも萌えてしまって……。
完成しているので、投稿規制かからなければ最後までいかせていただきます。
一応先に書かせていただきますが、今回は殆んどキスだけです。
一気にいくにはちょっと長いですが、少しでも楽しんでいただけたら幸いです。

234 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/11 00:21:21 ID:hfdLlUxu

Kiss away

■■1
 CDから流れる心地良い音楽。
 のだめと千秋は久々に夕食後の時間を一緒に過ごしていた。

 千秋は笑ってのだめの額を軽く小突く。
「で?これ何十個あるんだ?わけのわからないオタクサイトで買い物なんかするからだ。
お前本当にアホだな〜…」
 のだめ達が座るカーペットには、プリごろ太のフィギュア数十個が散乱している。
しかも、無着色の劣化版ばかり。
どうやらフランス語を誤読したのだめが、
破格の値段で購入できたと喜び勇んで開封したダンボールの中身がこれだったらしい。
「むきゃ!アホじゃないですよ〜?」
言い返したのだめだったが。
「…先輩、なんか変デスよ」
のだめは唇をとがらせて不審気に呟いた。
「なにが?」
「絶対変デス!…さっきからずっとにこにこして」
「いつも仏頂面みたいな言い方するな」
「ワインそんなに飲んだワケでもないのに……」
 確かにいつもが優しくないわけではないが。(むしろ非常に甘やかしているのだが)
そのいつになく優しい雰囲気の千秋に、
のだめはくすぐったいような甘やかな気持ちになってしまうのだった。


235 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/11 00:23:08 ID:hfdLlUxu

■■2
 千秋の唇は薄く開かれ、やわらかく微笑みの形を取られている。
そう、夕方合流した時から、ずっと。
「ぼへぇー…やっぱり変……。せ、先輩が優しい……」
「…失礼な……。オレ様はいつも優しいだろーが」
 むうう…とのだめが頬を膨らませても、千秋は軽くあしらうばかり。
それは昨日今日に始まったことではなかったが。
「のだめ……」
 その声は、低く、柔らかく、cantabile<歌うように>。
 dorce<甘く>、慈しみに満ちていて。
千秋は優しく目を細めて微笑んだ。
 唐突に向けられたそのあまりにも愛情溢れる千秋の様子にあてられ、
のだめは頬を染めて反射的に後ずさった。
 ドンッ!
「ぎゃぼ!」
 勢いよく壁に背中を打ち付けたのだめは唸る。
「バカ、なにやってんだ…おい、大丈夫か」
 のだめが涙目で顔を上げると、間近に迫った千秋の顔。
「だだだいじょぶデスヨ!ご心配なくデス!」
 のだめは身体の前で大きく手を振ったが…
バシィッ
 その手があまりに大振りだったので、覗き込んだ千秋の顎にヒットしてしまった…


236 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/11 00:24:21 ID:hfdLlUxu

■■3
「う……」
「ご、ごめんなさいデス…だいじょぶですか?」
 今度は千秋が眉間に皺を寄せて唸る。
「…ご、ご心配なく…デスか…?」
 さすがにのだめはマズイことをしたと焦ってひきつるが。
「のだめ、何か冷やすもの取ってきマス……」
 しかし千秋は、立ち上がりかけたのだめの腕を取った。
「あー…、もういいから、お前はここにいろ。…ったく……」
 労わりと申し訳なさが同居したような複雑な表情ののだめは、しゅんとなって正座してしまう。
「…ったく、お前は……。アホで変態で……可愛いんだからな…」
「…へ?」
 途端に声が上擦ってしまったのだめに、
少し赤くなった顎を痛そうに撫でる千秋は、呆れたように、しかし可笑しそうに微笑む。
「折角オレ様が、やっとソノ気になったっていうのに殴るし…」
「そ、ソノ木って何の木デスか先輩……」
 再び頬を染めたのだめは、千秋の言う意味を想像して、つい語尾が小さくなってしまう。
 千秋はちょっとバツの悪そうな顔で、のだめから視線を外しながら言った。
「言っとくけど、今夜はお前、隣の部屋帰したくないからな」


237 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/11 00:25:23 ID:hfdLlUxu

■■4
「今夜…ず、っと…デスか……?」
 言いつつ、その意味がなんとなくわかってしまって、けれどわかってはいけないような気がして。
真っ赤に染まる頬を背けてしまうのだめ。
 初めてキスした日から約2ヶ月。
今までも、こんな雰囲気になったことは幾度かあった。
けれど、お互いに生活が忙しい上、
今更どう仕切り直したらいいのかわからない気恥ずかしさもあって、
なんとなくタイミングを逃してしまっていた。
 加えてのだめは今まであれだけモーションをかけていたにもかかわらず、
いざその時が来るとなると必死に避けるばかりだったのだ。
と。
ふいに、千秋の指先がのだめの前髪に伸びた。
「ひぃぃッ!」
「…オレは強姦魔か…………」
 蒼い顔をして叫ぶのだめに、千秋は肩を落とすが。
それでも優しく梳いてやると、柔らかな毛先がさらさらと零れてゆく。
 のだめは身体を震わせ、ぎゅっと目を瞑った。
のだめの大きくも細い指は、膝の上で強く握り締められていて。
肩は、微かに上下している。
「…そんなに固くなるなよ……」
 苦笑する千秋。
 …いや、固くなってるのはもしかしてオレの方かも。


238 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/11 00:27:11 ID:hfdLlUxu

■■5
 千秋は、のだめの頭を撫でてやる。
のだめはその感触に溶かされるような心地で、千秋を見ることができない。
無理矢理笑顔を作るが、身体の震えは解けない。
 決してイヤではないのに。
のだめは浅く息を繰り返した。何かを喋ろうとするが、言葉が出ない。
「のだめ、目開けろよ」
 数十秒間。
 千秋は辛抱強く待った。
 やっと、のだめの目が開かれる。
その瞳にはうっすらと涙がたまっていた。
拒絶の涙ではないことは、そののだめの表情から千秋にもわかっていた。
 言葉もなく見詰め合う二人。
 ごく小さい音で流れ続ける Je te veux。
優しく、柔らかく、戯れるように。
まるでのだめと千秋のように。
 包み込むようなあたたかい眼差しの千秋に、怯えて泣きそうなのだめ。
 千秋は胸の内で自嘲的な笑いを漏らした。
 …なにを、焦っているんだオレは。こいつにこんな表情までさせて。
「何泣いてんだよ……」
「泣いてマセン……」
 のだめは手の甲でぐいっと頬を拭って言った。
千秋の目に真正面から向き合って。
「先輩が好きなだけデス」
 もう止まらなかった。
 その言葉に、千秋はもう止めることができなかった。


239 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/11 00:29:07 ID:hfdLlUxu

■■6
 はじかれたようにのだめを抱きしめる千秋。
身を乗り出し、その華奢な肩に腕を廻し、小さな頭を抱え込む。
さらさらと流れる猫っ毛からは、千秋と同じシャンプーの香りがした。
 きつく。
 きつく抱きしめる。
 のだめは長い間息をすることも忘れて……
やっと一つ、苦しそうに息をついた。
 早鐘のような胸の鼓動は、もはやどちらのものかわからない。
「せんぱ……」
 息も絶え絶えに、のだめの声が紡がれる。
 千秋は、のだめの額に唇を落とした。
「…ッ……」
 僅かに目を細めるのだめ。
その感覚は、パリへ飛ぶ機内で見た、雲を柔らかく遊ばせる朝の陽にも似ていて。
 続いて、眉間に、鼻先に。頬に、…瞼に。
「ん……」
 その柔らかく温かい感触に、のだめは身をよじる。
濃く長い睫が細かく震える。
赤ん坊のように白く透き通った肌はふっくらと柔らかで、逆に千秋の唇に何度も心地良い感触を残す。
 千秋は一つ息をついた。
 ……眩暈がしそうだ。


240 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/11 00:30:23 ID:hfdLlUxu

■■7
 すると千秋を追うように、おずおずとのだめが目を開けた。
とろん と霞のかかった瞳。
 再び、のだめの頬に唇を落とす千秋。
「……ん。」
 のだめは唇を受けた側の目をぎゅっと閉じた。
「…先輩、……」
 泣きそうな声で必死に訴えるのだめ。
 それでも構わず、なおものだめにキスの雨を降らせる千秋。
 千秋は、自分の息が、荒く、熱くなっていることに気が付いた。
ただ夢中で、のだめの肌を食んでゆく。
 顎を伝って首筋に唇が降りた時、のだめははっきりとわかるくらい びくり と身体を震わせた。
「あッ…ン……」
 千秋はその声を聞いて益々高ぶってゆく。
 のだめの胸元で、千秋がプレゼントしたネックレスがキラキラと揺れる。
可愛らしいハートの細工。深い紅色のルビー。
これを買ったのは、ほんの出来心で。
 …まさかこんなアングルで目にするなんて、想像すらしてなかったのに……。


241 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/11 00:31:37 ID:hfdLlUxu

■■8
「…似合うな、これ」
 千秋はネックレスに口付けた。
 のだめの肌ごと。
「ひゃうっっ」
 のだめが視線を追うと、そこには、紅いルビーがきらめいている。
「せ、先輩が…のだめに買ってきてくれたものだから…。のだめ、毎日つけてるんデスよ…」
 千秋は満足気に微笑んだ。
「お風呂に入る時も欠かさず……」
「…ハァ?」
 思わず千秋は喉元へのキスを止め、のだめの顔を見た。
 のだめは、余裕のない中でも得意気な顔で視線を返す。
「のだめの千秋先輩への想いの深さデスね」
 ペチッ
 瞬間、千秋の掌によって、のだめのおでこから良い音が響いた。


242 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/11 00:32:34 ID:hfdLlUxu

■■9
「アホー!風呂入る時は外せ!色がおかしくなるだろうが!」
「で、でもパリのお水は肌に良いんデスよ?!」
 ペチペチペチ…
「肌にはよくても貴金属は水にさらさないのが常識だろうが!アホか!」
 軽く、軽く、羽根のように。しかし千秋の掌は確実にのだめのおでこにヒットしてゆく。
「そ、そうなんデスか〜〜?!じゃ、じゃあこれからは気をつけマス……」
「当然だ」
 ペチペチペチ…
「せ、先輩…」
「なんだ」
「痛いです」
「気のせいだ」
「きっ気のせいじゃないデスよ〜!も〜夫失格ですよ〜?」
「まだ夫じゃない」
 言いつつも千秋は、のだめへの鉄槌を止める。
そして、可笑しくなってのだめのおでこをさすってやった。
「…しょうがないな、お前は本当に……」
 のだめは、えへ、と力の抜けた笑みを零したが、次の瞬間眉が下がり、
悲しそうな表情になってしまった。


243 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/11 00:33:43 ID:hfdLlUxu

■■10
「…先輩、ごめんなさいデス。ネクレス、ダメになっちゃいますか…?」
 しょんぼりとトーンの落ちた声で泣きそうなのだめ。
 千秋は少しからかいすぎたかと反省したが、微笑み、のだめのおでこにキスしてやった。
「ん」
 キスはもう数え切れないほどしているのに。
 いつまで経っても一向に慣れないのだめの幸せそうな恥ずかしそうな様子に、千秋の表情も緩む。
「あー、まぁこれから気をつければ大丈夫だろ。まだ綺麗だし」
 二人が知る由もないが、ルビーは、情熱の石であり、愛情を司る石。
褪せることなく、キラキラと輝いている。
「…なんたってオレ様の最初のプレゼントだからな。せいぜい大事にしろ」
「は〜い。
……『最初の』ってことは、また買ってくれるってことデスか?
そ、それってもしや、プ、プ、プロポー…」
「知るか」
 つれない返答の千秋だが、のだめは満足そうに、にっこりと笑う。
上気した頬。
熟れた苺色の唇は少し開いたまま、この上なく幸せそうに細めた目で千秋を見上げた。
 …あの変態としか思えなかったのだめが、こんな表情をするなんて。


244 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/11 00:35:11 ID:hfdLlUxu

■■11
 千秋の目には、そののだめの仕種一つ一つが可憐にさえ見えて。
自分に対しての信頼感、ゆえの無防備。こんなにも全てをさらけ出している。
 そうして初めて、今までのだめが自分に抱いていただろう想いを理解したのだった。
 いや、むしろ、いつの間にか千秋の方こそがこんなにものだめを想っていたのだった。
「いいからもう黙れ…」
 千秋はのだめの反応を注意深く伺いながら、再びその首筋へ唇を落とした。
「ひゃ、…ぁんっ……」
優しく触れ、押し付けて一舐めし、ちろちろと舌を遊ばせてから、吸い上げる
 その度にのだめの白い喉がのけぞる。
細い肩が揺れ、苺色の唇からは、頼りなげな吐息が漏れる。
そして顔は甘やかにのけぞり、まるで好きなようにしてくださいと乞うかのように千秋に差し出される。
 のだめの顔は苦しそうに歪められ、
しかし、その手はしっかりと千秋の腕を握り締めており、拒絶の言葉も出てこない。
 可愛いと、思った。
 愛しい、と。
千秋は、そんなのだめに煽られるように、のだめの胸に手を伸ばした。
 薄手のニットの上からでもはっきりとわかるほどのボリューム。
そのカーブに力を抜いた掌を沿わせ、優しく撫でる千秋。
「ん〜〜〜〜〜〜…」
 のだめの身体は途端に強張り、その感触に耐えるかのようにじりじりと身じろぎしている。
その表情は苦しそうにも見えたが、声を出すまいと、唇はきつく閉じられている。
 千秋は誘惑に負け、そののだめの胸を包み込むように、
揉んだ。


245 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/11 00:37:51 ID:hfdLlUxu

■■12
「ひゃっ!!」
 のだめはびくりとすると、自らの胸を両手で包み隠した。
 そうして咄嗟に、伸ばされていた両脚を引き戻して体育座りのような格好となる。
「…おい、手と脚、ジャマ」
 千秋がどうしても荒くなってしまう息遣いをなんとか隠しながら言うと、
のだめは真っ赤に染まった頬で目を瞑ったまま、ただブンブンと首を横に振る。
「ダ、ダメです、せ…先輩がいやらしい……」
「いやらしいだあ…?!」
 …オレは男の本能のままに動いただけだ。
そうかオレはエロいのか。そうかもしれない。
だがその気にさせたのだめが悪いのだ。そうだそうに違いない。
「というわけでお前が悪い」
「ぎゃぼ?!」
 のだめは理解不能のまま眉間に皺を寄せて抗議するが。
「……気持ち良くは…なかった?」
 また唐突に甘い声色に戻り、千秋は、のだめの耳元で優しく訊ねた。
その髪を幾度も撫でながら。
 敏感な耳に千秋の熱い吐息と甘いささやきが心地良くて、のだめはふと気が遠くなるような気がした。
「……よく、わかんないデス。変な気持ち……」
 口をとがらせて目を伏せるのだめ。
「変?どんな風に?」
「わかんないです……。でも、先輩の掌が大きくて、ドキドキしまシタ……」
 そのままのろのろと視線を上げ、千秋の瞳を見つめるのだめ。
 千秋は、ゴクリと喉を鳴らした。
 そして、ゆっくりと、言う。
「ドキドキしたんだな、のだめ?」
「…………。」
 のだめは無言で頷くと、再び顔を伏せてしまった。恥ずかしさで耳まで真っ赤になってしまう。
「変な気持ちの正体、教えてやるよ」


246 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/11 00:39:08 ID:hfdLlUxu

■■13
 その言葉に今までにはない慈しみが含まれていることに気付き、のだめは無意識の内に千秋から逃げようと僅かに身体を背けかけた。
しかし、それを押さえ込むかのように、千秋はのだめの手を固く握り締める。
「それともオレじゃいやか……?」
 弱気な、小さな声の問いかけだった。
 のだめはその千秋らしからぬ問いかけに少し驚き、千秋を見つめる。
 千秋の瞳は、まるで背を向けた母親にすがるような小さな子供の頼りなさに満ちていた。
「お前がいやなら、しない。…いつまで我慢できるかは、わからないけど」
 千秋は欲求を最大限に抑え、のだめの瞳を覗き込んで、その真意を探ろうとした。
なぜなら、小さく膝を抱えるのだめが、あまりにも愛らしくて。
羽をもいでしまうには、痛々しすぎて。
 しかし千秋は、言わずにはいられなかったのである。
「オレ、お前が好きだよ。だからお前の身体触りたい」
 千秋の、真摯な視線。
 のだめは一瞬その瞳に捕らえられた後…
恥ずかしそうに、しかしとても嬉しそうに頬を染めた。
「いやか……?」
 いつになく不安気に表情を曇らせる千秋に、
のだめは持てる限りの力を使ってなんとか首を横に振った。
「…いやじゃ、ないデス。先輩。」
 そう言っておずおずと微笑むのだめに、千秋はほーっと息をついて、その身体を抱きしめた。
「よかった……」
「あ、でも先輩……」
「なんだ?」
 千秋はお互いの顔が見える程度に身体を少し離すと、のだめを覗き込んだ。
「キス、して欲しいデス。その、ちゃんと……唇、に………。」


247 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/11 00:40:34 ID:hfdLlUxu

■■14
 どんどん語尾が小さくなり、ついでに身体も縮こまってゆくのだめ。
 そのいじらしさに胸を突かれて、千秋は再び、のだめを抱きしめた。
そして、のだめの頬を優しく撫でながら上向かせた。
「なんだかのだめ…おかしいんデス…寒くないのに身体が……」
 ガチガチと歯の根の合わない音をさせているのを聞いて、
こんな状態でこの身体を求めてもいいのだろうかと心配する千秋だったが。
「大丈夫だよ」
 千秋は、のだめの唇に自らのそれを重ねた。

「…んっ…………」
優しいキスだった。
あたたかい。
柔らかく、甘やかな感触。
シャンプーの香り。

 ふと、千秋は唇を離した。
 互いの瞳の中に自分の姿を見る、静まりかえった、永遠とも思われるような時間。
「…ぁ……」
 のだめは何か言おうと口を開きかけたが、
 千秋はさえぎるようにもう一度唇を落とした。
 一瞬だけ唇が触れ、また離れる。
 今度はのだめは口を開かない。ただじっと、千秋を熱く見つめた。
 千秋は薄く微笑むと、再び唇を重ねた。


248 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/11 00:41:52 ID:hfdLlUxu

■■15

「…ん、ぅ、…ぁー……」
 触れるだけのキスではもう我慢ができない。
千秋は深く口付け、舌をのだめの口内に差し入れると、思うがままに蹂躙した。
 驚いて引こうとするのだめの後頭部に手を宛て、決して逃げることを許さない。
 どうしていいかわからず抵抗すらできないのだめの舌に自らの舌を絡ませて、舐め上げ、絡める。
 何度も何度も。
「んっ〜…んっ!」
 初めての感触に戸惑いつつも混乱するのだめにはおかまいなく、千秋はのだめを貪った。
舌を絡ませれば、逃げようとする。その舌を追い、開かせ、擦り付ける。
 そっと歯列をなぞると、面白いようにのだめの腰が引ける。
その腰をぐいと引き寄せて、口内をあますことなく犯してゆく。
 堪えきれずに上がる鼻にかかった声が、千秋の頭に直接響く。
 千秋は、のだめの唇を貪りながらそっと目を開けた。
のだめは苦しそうに顔をしかめ、頬を染めたまま上向きになり、
口は千秋のなすがままにされ、唇もろとも口内を犯されて為す術もない。
 両脚は力なく放り出され、手は、片方は床に。
もう片方は、…千秋の背に必死にしがみついていた。
 ……なんて、愛らしい……。
 千秋は言いようのない高揚感に背中を押されていた。
 唇を相変わらず激しく求めつつも、その顔に目を戻すと。
 ……視線が交錯した。


249 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/11 00:43:55 ID:hfdLlUxu

■■16
 熱に浮かされたようなのだめの瞳が、千秋の瞳をはっきりと捕らえる。
そうしてそのまま一時見つめあったが……
千秋が唇を離すと、その衝撃で、また閉じられた。
「…っん、…は、はぁ……ぁ…………」
 千秋の腕を握り締めたまま肩で息をつくのだめ。
千秋も、もう荒い息遣いを隠せない。
 千秋は、のだめをその胸に抱きしめた。
優しく、まるで生まれたばかりの雛を扱うように。
 のだめはそっと千秋の胸にもたれ、目を閉じた。
暫くはそうして二人、身体を寄せ合いながら余韻に浸っていた。

「…のだめ、お前、オレが最初にキスした時のこと覚えてるか?」
 千秋は乱れた前髪をぐいと書き上げると、唐突に言った。


250 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/11 00:45:03 ID:hfdLlUxu

■■17
「最初の…デスか…?」
「そう、最初の」
「う……、えっと、……」
「お前、色気のない声出すし」
 のだめはすっかり熱を帯びた頬に手を宛てて、記憶の糸を辿る。
「あの時は…オクレール先生に全然ダメって言われて…千秋先輩にも聴きたくないって言われて……」
「言ってねぇっつの」
「それで……されたようなされてないような……物質的には、理解できてたんですけど」
 千秋は力が抜け、壁にゴンとよりかかると、腕をだらりと降ろして
ムンクの叫びのような表情で呆然と固まってしまった。
「せ…先輩……?」
「……もういい…………。」
 がっくりとうなだれる千秋をよそに、のだめは、あわあわと首を振る。
「だ、だって、先輩も先輩デスよ!」
「オレが何……」
「だって、帰ってくるなり弾けって、それでダメだって」
「だから言ってないし…」
「それで、いきなり…わけわからないデスよ、
いきなり、キ、キスなんて…なんか色々、順番ってものがあるデショ……」
 千秋は柄にもなく頬を染め、慌てる。
「あ、あれはッ、つい、」
「つい、なんデスか〜?」
 唇をとがらせるのだめ。
「いや、思わず、いや……」
 しどろもどろになる千秋。


251 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/11 00:47:30 ID:hfdLlUxu

■■18
「先輩?」
 千秋は頭を掻いて、言葉に詰まった。
「もしかして、会えない時間が恋☆を育んだんデスか?」
「…………。」
 …オレ様が焦るだなんて。…こいつのせいで調子が狂いっぱなしだ……。
「………………悪いか」
「へ?」
 急に素直になって、まるでのだめのように唇をとがらせる千秋。
「どういうことデ…ぎゃぼ!」
 千秋は誤魔化すようにのだめの胸を一揉みすると、
「ん!」
 唇に口付けた。
 軽く、小鳥のように。
「いいから、まずは風呂だ!風呂入るぞ!お前は自分ちの風呂入ってこい!」
「今夜は帰さないって言ったのに先輩の嘘つき〜!!
夫婦なのに別々なんデスか〜!?」
「まだ夫婦じゃねぇ!いいか、40秒で戻って来い!」
「む、無理ですそんなの〜!それに今のだめの家、ガス止まってて…」
「またかーー!!」
 甘いムードなど、いつもすぐに流れてしまう。
 …でも、まあこういうのも悪くないか。
 千秋は思った。
 明日は久々のオフ。
 今夜はまだ、

…………長い。

        <終>
       【kiss away】:(涙や不安を)キスでぬぐい去る


252 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/11 00:53:31 ID:hfdLlUxu

千秋×のだめ、以上です。
段落は一応内容のつなぎを考えて分けているのですが
1レスごとの長さが結構まちまちになっていて、もし読みづらかったらすみません。
ネックレス、キス…というこのところの展開にはドキドキですね。続きが気になります〜。
また、他の執筆者さんたちの作品もとても楽しみにしていますね!


253 名前:名無しさん@ピンキー[]:04/12/11 00:56:27 ID:GpHzQR3H
激萌!ネ申☆光☆臨

254 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/11 01:21:29 ID:ILKmB65O
も・・・萌えました(*´Д`*)
しかし40秒で戻って来いって、千秋、んなムチャな・・w

255 名前:226[sage]:04/12/11 02:18:49 ID:gNxeiajp
続きを投下したいのですが……。
すいません、やっちゃってますがイイでしょうか。

>ピアノ様
萌えマスタ!! いいもの読んだ……有難う御座います。

256 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/11 02:25:29 ID:7wMcOQQt
お待ちしてます!!

257 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/11 02:33:59 ID:jBVoX5OV
>ピアノ氏
うん。面白いねー。原作読み込んでいるなーと感じました。

>「もしかして、会えない時間が恋☆を育んだんデスか?」
なんとなく、郷ひろみの歌を思い出しました あれは愛でしたが。

お疲れ様でした。

258 名前:226[sage]:04/12/11 02:38:11 ID:gNxeiajp
>256
有難う御座います

こんな時間だから、人いないですよね。フツー。
というわけで、投下します。
性的表現がありますから、苦手な人はスルーしてください。


259 名前:226[sage]:04/12/11 02:39:02 ID:gNxeiajp
■千秋×のだめ1

「的はずれなことばっかり!」
(ちょっと待て……何でこんな展開なんだ)
千秋を部屋から追い出そうと、のだめは突っぱねた。
(くそ、キスまでしてやったのに……!)
「もう、のだめのことはほっといてください!!」
のだめがそう言うや否や、千秋は自分を追い出そうとするのだめの腕を強く引き寄せ、再び唇をふさいだ。
「うっ……!んむっ……」
のだめが、抗うようにして身をよじる。暴れだしそうなもう片方の腕も捕らえた。
身動きの取れなくなったのだめは顔をそむけようとするが、千秋の唇が追いかけて離れない。
(違う……そうじゃない)
いつしか形勢が逆転し、千秋はのだめを壁に押し付ける格好となっていた。
強引に舌をねじ込むと、しばらくしてのだめはおとなしくなった。
(俺がこうしたかったんだ……)

260 名前:226[sage]:04/12/11 02:39:28 ID:gNxeiajp
■千秋×のだめ2

「……っ……んん」
息苦しそうなのだめの反応に、千秋は唇を離した。
「俺はおまえのピアノが好きだから」
(あせることなんか、何も無いのに……)
「先輩だけが好きでもしょうがないんですよ!!」
のだめは捕まれた腕を揺すって、千秋から逃れようとするが、それはもう本気ではなかった。
よく尖る、いつものあの口と同じ唇が互いの唾液に濡れて光っている。
「好きだ、おまえのピアノが……」
千秋はそれに誘われるまま、今度は優しく唇を重ねた。
何度も何度も、時折軽く音を立てながら。
それに答えるように、のだめはぎゅっと握りしめていた拳を解いた。
「同情するなら金をくれっていうんでデスよ……」
「俺が同情でこんな事すると思うか?」
のだめが抵抗しないとわかると、千秋は腰を抱き寄せた。
「好きだから……」
千秋の指先が、のだめの腰から上へとゆっくりとなで上げていく。
(…………おまえが)
指先が優しく首筋にたどり着くと、のだめは今までと違うため息を短くついた。

261 名前:226[sage]:04/12/11 02:39:48 ID:gNxeiajp
■千秋×のだめ3

首筋を唇でたどりながら、千秋はワンピースのファスナーを下げ指を滑り込ませた。
のだめは小さく「ぎゃぼ!」と腕の中で声を上げたが、千秋の指は止まらない。
左手で背中をなで上げながら、右手はすでに胸の柔らかな感触を楽しんでいた。
「ふあ……あっ、千秋先輩……あの……」
「……イヤか?」
(イヤって言われても止まりそうもないけどな……)
「……い……イヤって言ったらどうなんデスか?」
千秋は一瞬のだめから離れると、ワンピースの肩口に手をかけ、はぎ落とすように脱がせた。
そして肩に抱えるようにしてのだめを抱き上げると、ベッドへと放った。
「ぎゃぼん!!……先輩ひどいデスよ!!」
ブラとショーツ姿ののだめは、それを隠すようにベッドカバーをたくし上げた。
「のだめ、こういう日のために、勝負下着を用意してるのに!」
千秋はジャケットを脱ぎ、シャツのカフスをはずした。
「……どうせ脱ぐだろ、下着」
「先輩は女心をわかってません!今日ものだめ、上下ばらばらデスよ!……それに、シャワーだって……」
「入ってないのか?」
千秋は一瞬ぎくりとして、ベルトをゆるめる手を止めた。
「……最近は毎日ちゃんと入ってマス。昨日も……」
「ならいい」
ホッとため息をついて、上半身裸になった千秋がのだめにゆっくりと覆い被さっていく。
「少し、黙れよ……」
まだ何か言いたげなのだめの唇を、千秋は自分の唇で塞いだ。


262 名前:226[sage]:04/12/11 02:40:07 ID:gNxeiajp
■千秋×のだめ4

ブラのフロントホックをはずすと、弾けるように胸があらわになった。
(やっぱり、結構でかい……)
ピアニストでもある千秋の大きな手で、ようやく収まるくらいの大きさだ。
千秋の手のひらの中でその頂は次第に堅く尖り、時折指で押し込むようにしてやると、
その度のだめは小さく吐息をあげた。
尖りきった乳首を口に含み吸い上げると、足をすりあわせ、腰をくねらせはじめた。
千秋はそれを見逃さず、ショーツをずらした脇からのだめに触れた。
「んんっ、あぅん……」
すでに潤いはじめていたのだめ自身を、千秋の指が開いていく。
敏感な突起に触れるか触れないかというところでねっとりと指を上下させながら、
徐々にのだめをほぐしていく。
乳首を音を立てて舐めつつふと顔を上げると、目をぎゅっとつぶっているのだめが見えた。
「……ぁ、ぅん……はぁ……」
息が上がり、時折吐息に混じって声が漏れる。
「……のだめ……腰、浮かせて……」
ショーツを取り去り膝を割ると、千秋はいきなりそこに口づけた。
「あっ……!!イヤ……」

263 名前:226[sage]:04/12/11 02:40:26 ID:gNxeiajp
■千秋×のだめ5

敏感な突起の周囲を舌でくるくるとなぞり、十分にじらした後で膨らんでいる突起に舌を強く押しつけた。
突起は舌先によって根元から押し上げられ、何度も上下左右に転がされると、のだめは
身をよじって腰をふるわせた。
飲み込まれている二本の長い指は、細やかに内壁をなぜながら卑猥な水音を奏でている。
溢れ出た雫が、シーツをしとどに濡らしていた。
初めて見せるのだめのそんな痴態に、千秋はこれまでにない興奮を覚えていた。
(初めはただの変態女としか思えなかったのに……)
「ふっ……ふぅう……んんっ……ぁっ」
何かにつかまりたいのか、シーツの上をはい回るのだめの手をとり、千秋は体を起こした。
快感に眉根を寄せたのだめの、上気したほおに軽くキスする。
「……のだめ……いいか?」
千秋は張りつめた自分自身をのだめにあてがった。
のだめは、小さく頷いた。

264 名前:226[sage]:04/12/11 02:40:46 ID:gNxeiajp
■千秋×のだめ6

「……ぁあっ……」
ゆっくりと腰を入れていくと、やわやわと暖かな感触が千秋を包み込んだ。
飲み込まれるように、腰を押し進めていく。
(あっ……すげ……)
「はぁ……あぁ……」
少しずつ、前後に腰を揺り動かす。その動きに会わせて、のだめのふくよかな乳房が扇情的に揺れる。
千秋は、その谷間に顔を埋め、むしゃぶりつくように舌を這わせ、乳首に吸い付いた。
「ぁっ!!うっ……ふぅん……」
「はぁ…はぁ……のだめ………?」
千秋は、のだめが手の甲を咬んで、声を押し殺している事に気づいた。
「……我慢するなよ、声……」
千秋が腰を打ち付けるたびに、粘性を伴った水音がみだらに響く。
「だって……はぁん、先輩が、だまってろ、って……あふ……」
「……バカ。もういい。……もっと出せよ、声」
声を抑えようとする手を取り、指を絡ませあう。
力強く最奥まで進入させたかと思うと、今度はゆっくりと腰を回す。
「先輩……千秋先輩……はぅん……あぁん……もう……もう……」
恥骨を押しつけ、突起が刺激されると、ぐっと締め付けが強くなる。
絶頂が近いのか、のだめは腰を前後にくゆらせた。
「はぁ……のだめ……もっときかせてくれ……」

お前の声を、お前の音楽を

「はぁん……あっああ……!!」
のだめの痙攣したかのような締め付けに、千秋も解き放った。


265 名前:226[sage]:04/12/11 02:42:14 ID:gNxeiajp
■千秋×のだめ7

「ほんとに、的はずれなんデスよ、先輩は……」
ベッドでくうくうと寝入っている千秋に、のだめは毒づいた。
「さてと……やらなきゃデスよ……」
脱ぎ捨てられた服にもう一度手を通す。
机の上にいくつもの楽譜を開いて、自分の音を一音一音探っていく。
自分のピアノ。自分の音。自分の音楽。
何かをつかむために。
「明日は、絶対リベンジ」


(寝ちゃってたのか……)
気怠い体を起こすと、机に突っ伏しているのだめが視界に入った。
自分の服を拾い集めながら、そばにあった膝掛けをのだめの肩にかけてやる。
机には楽譜が広げられ、至る所にチェックが入っている。
(そんなに焦らなくてもいいものを……)
「好きだから、お前のピアノ。……お前の事も」
のだめの前髪をなで、頬に小さくキスをした。

千秋は、静かにのだめの部屋を出た。


━━━━━━━━━━━━おわり

266 名前:226[sage]:04/12/11 02:43:12 ID:gNxeiajp
以上です。お粗末様です。

さて、忘れてた晩御飯をこれから食べるとします……

267 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/11 02:51:02 ID:3AhXMdSA
見えます!私には見えます!!>>226タソの溢れんばかりの愛が!!
食欲にも勝る性欲が!素晴らしい!!

ごちそうさまでしたーkiss読み返してもだえてから寝ます。w

268 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/11 02:54:15 ID:jBVoX5OV
フツーじゃない読み手もいますよw

リアルタイムで読ませて頂きました。性的表現は個人的には大好きですけどね。
ま、原作が原作だし、あんまり強い性的表現は女性読者には好まれないかもしれませんね。
私はドンとこいですが。

深夜に投下お疲れ様でした。


269 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/11 02:59:38 ID:7wMcOQQt
>226
食事もそっちのけでの投下ありがとうございました。
待ってた甲斐がありました!

萌えSSが2本も読めて、なんて夜なんだー!

270 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/11 09:09:04 ID:I7q1ZqyE
226タン
禿萌えたよ!
今号のセリフ使ってるとことか非常にウマーでした(´Д`*)
性急な千秋もイイ!!

271 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/11 14:19:31 ID:ILKmB65O
も・・萌え・・・・!
強引な千秋がカッコイイ!

272 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/11 21:17:15 ID:fpKwVyM/
>226
超GJ! 「……お前の事も」って、
最後に付け加えた台詞が(・∀・)イイ!
何か千秋の指の描写が凄いぐっときましたww
テクニシャンですねぇw

この二人ってイイナーと再確認しちゃいました(*´∀`)

273 名前:ピアノ ◆QvuLenpyEs [sage]:04/12/12 02:00:58 ID:RwzA31Ta
読んでくださった方どうもありがとうございます!
萌えを形にできた上(まだしきれてませんがw)、萌えたと言っていただけて感激の極みです…。
本当に、私こそありがとうございました。精進しようと思います。

>226さん
実は227も私でした…。私も仕事しろって感じでした(w
とても萌えながら読ませていただきました。
やることやってるのに妙にリアルな感じがいいですね…
のだめがお風呂入ってないのかとマジ顔で手を止める千秋とか。
ラストも良かったです。良いお話をありがとうございました。

いつもならあまりいないのに、夜中にあんなに人がいるなんて(w
リアルで本誌読んでキス祭りに乗れて楽しかったです〜
それではまた名無しに戻ります。

274 名前:名無しさん@ピンキー[]:04/12/13 00:17:00 ID:RJGPcghk
ピアノ氏の千秋のだめSS読みますた (・∀・) GJ!

次は 千秋の家で千秋と一緒に風呂に入って
体を洗ってあげるついでにハァハァみたいなのをきぼんぬ!

275 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/13 00:20:24 ID:lEs/wbfc
それはかなりエロいな〜。萌え。

276 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/13 01:42:49 ID:Fi4ljUnw
226です。
皆様、暖かいご感想有難うございました。
ノーマル(か?)カプのSSは初めてだったので内心ドキドキでしたが、楽しんでいただけたならうれしいです。

またなんか出来上がったら投下させてください。
これから全巻読み返して、悶々とした夜を楽しみたいと思いますw

……お風呂でハアハア萌え!


277 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/13 12:48:53 ID:G0bYbs1c
エリ×千の時も思ったけど、ピアノ氏って情景描写が上手いな。
丁寧に細かく書かれていてとてもリアルだ。
お風呂も期待だが、いつか挿入話もお願いしたい。
GJ!!お疲れ様でした。

278 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/13 21:32:39 ID:DZLJp5VN
ジャン×ゆうことかもなにげに見たいかも・・・

279 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/13 23:23:10 ID:/FI8f2Jv
>>278
なぜかそのカップル盲点だったw
大人っぽいしいいかも!

280 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/14 00:14:21 ID:QpNMN+C8
ゆうこサンって、ジャンがプロポーズしてくれないから
心のなかではけっこー悶々と悩んでるんでしたっけ?
ジャンは27歳だけど、ゆうこサンはなんとなく歳上っぽい?

281 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/14 07:57:49 ID:X67NG5dw
ミルヒーxミーナ

282 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/14 12:20:03 ID:8FCPHgGd
そういえばクロキン×のだめの中の人は…?
黒木くんって今まで女の子と付き合ったことあるのかなあ。
私は一通り体験済に一票。というか希望。

283 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/14 13:21:29 ID:oU2l0Nri
クロキン、のだめの魅力を「可憐」「清楚」「素直」
「明るい」と表現してた。なんか、それ見て、
こんなに女性にドリーム抱けるなんて女性経験少なさそう…とオモタ
まあ、22〜23歳なら一通りは体験済みでしょ?

284 名前:名無しさん@ピンキー[]:04/12/14 15:49:33 ID:cXfjXfsp
作家様達 お疲れ様でございます。
大変萌えました。自分ものだめになった気分で
ドキドキしました
ところでクロキンは武士と言われるだけあって
ひたすらお堅いクロキンであってほしい《性分がね♪》
童貞とまで行かなくとも、女性を大切にするあまり手が出せない
とか。。。のだめのあどけない行動に理性爆発しちゃう彼もいいなあ♪


285 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/14 18:50:52 ID:lanOrSI8
ぼへぇと返された千秋の打ちひしがれ具合は、需要ありますか?

286 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/14 19:36:16 ID:4XHNOIBH
>285
個人的にはその後エロに持っていってくれるとうれすぃ

287 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/14 19:50:24 ID:bQ8JmWd8
>282
中の人って何ー!?

288 名前:285[sage]:04/12/14 23:34:18 ID:exPrt4k1
打ちひしがれヘタレ千秋投下します。
エロはないので、このスレにそぐわなかったらごめんなさい。

>286
エロがなくてスマソ

289 名前:285[sage]:04/12/14 23:34:44 ID:exPrt4k1
■ヘタレ千秋1

「のだめのことは、放っておいていいデスから!!」
そう言われ、のだめの部屋から追い出された千秋は、背後で「お疲れー」「お帰り」と
声をかけるターニャとフランクにも気づかず、隣の自分の部屋へと引き返した。
いったい何が起きたというのか……。
しばらく千秋自身にもわからなかった。
けれども、自分が何かとてつもなく打ちのめされたような感覚だけは、心に渦巻いた。
ジャケットを脱ぎ、無造作にベッドへと投げる。
散らかっているとばかり思っていた部屋は、4ヶ月前に千秋が掃除したばかりと
見まごうばかりに隅々まで清掃が行き届いている。
『的外れなことばっかり!!』
的外れ……?……俺が?
『だからー、そのへんちゃんと分けろといってるの』
━━━━分ける?何を?
━━━━そのへん?……いったいどのへん?
何かにとてもショックを受けている自分がいた。
いったい何に?

━━━━あののだめにキスしてしまった自分?
━━━━それとも、のだめに拒否された自分?

一気にどっと疲れが押し寄せて、千秋は倒れこむように体をベッドに預けた。

290 名前:285[sage]:04/12/14 23:35:10 ID:exPrt4k1
■ヘタレ千秋2

肌寒さに目を覚ますと、部屋は暗闇に包まれていた。
どうやら、そのまま寝入ってしまったようだ。
気だるく寝返りを打つと、薄明かりの中に衣擦れの音が響く。
窓辺からかすかに町並みの明かりが見て取れた。
一つ大きくあくびをしてベッドサイドに目をやると、時計が日付の変わった事を示していた。
泥のように重い体を起こして、クローゼットからスウェットを出して着替える。

時差のせいか。
あるいは別の理由か。
すっきりしない意識で、千秋は部屋を出た。

隣ののだめの部屋をあえて見ず、階段を静かに駆け下りた。

ロビーを抜け中庭に出ると、晩秋の風が首筋を通り抜けていく。
その冷たさに千秋は首をすくませ、スウェットの襟を立てた。
通りの角を曲がった先に、テイクアウトのできるカフェがある。
何度かのだめを連れて行った事もある。まだ、この時間なら営業しているはずだ。
千秋は少し歩幅を強めた。

291 名前:285[sage]:04/12/14 23:35:36 ID:exPrt4k1
■ヘタレ千秋3

適当にサンドイッチを見繕って、千秋は店を後にした。
このあたりは、午前を回っても比較的賑やかで、かといって治安が悪いわけではなく、
家庭的なレストランやカフェなとが軒を連ねている。

本当だったら━━━━
本当だったらのだめを連れ出して食事にでも行くつもりだった。
演奏旅行で経験したこと。
シュトレーゼマンが相変わらずだった事。
そのトラブルで、自分がオケを振ったときの事。
Ruiのピアノの事。
エリーゼのせいで、予定が1ヶ月も延びた事。
……話してやりたいことがいっぱいあった。

なれない生活の中にのだめを置き去りにしていったことが、この4ヶ月の間ずっと気がかりだった。
のだめはあんな調子だから、ここのアパートの住人たちとも仲良くやっていけるだろうが、
自分と離れ暮らすことを淋しく思うだろう、と思っていた。
自室の鍵を渡しておいたのは、ここにいることで少しでも淋しさがまぎれれば、と思ったからだ。

そう思い込んでいた。
そうであるのだと自惚れていた。
なのに。

階段を上がり、のだめの部屋の前で思わず足を止める。
もう寝ただろうか。
それともまだ……
ドアの向こうは静寂で、なんの物音も聞こえない。
ドアをノックしようとしたけれどどうしてもそうできずに、千秋は伸ばした手を下ろした。

292 名前:285[sage]:04/12/14 23:36:15 ID:exPrt4k1
■ヘタレ千秋4

2本目のワインを飲み干した後で、千秋は怠惰にベッドを軋ませた。
ツアーから帰ってきて、荷ほどきもしていない。洗濯物も、たまっているのに……。
だけれども何もしたくない。今は、ただ何もしたくない。
煙草に火をつけて、深く、ゆっくりと煙を吐き出す。
煙草の燃えるチリチリという音が、静かな部屋にやけに響く。
ふと、自分の乾いた唇にそっと指で触れた。
数時間前の、あの柔らかな感触を思い出す。
知っているようなつもりでいたけれど、まだ自分の知らないのだめの部分。
舌をそっと差し入れたとき、一瞬体を強ばらせた。
……そんなのだめを愛しいと思った。

愛しい?
愛しいだって?
そんな馬鹿な!!

のだめにキスしたのは……
━━━━ピアノを弾き続けようとするのだめを制止するため?
━━━━今までのようにただうっかり?

いや、違う。
ずっと気づいてた。
気づいていたけれど……ただ今まで、認めたくなかっただけだ。

「馬鹿は俺か……」

293 名前:285[sage]:04/12/14 23:36:42 ID:exPrt4k1
■ヘタレ千秋5

うとうとしたまま熟睡できず、明け方早くにベッドを抜け出した。
熱いシャワーを浴び、スーツケースから洗濯物を取り出し洗濯機にかける。
窓の外では町の人々がそれぞれに挨拶を交わし、どこからか鳥がやってきては囀りはじめる。
濃く入れたコーヒーをすすり、煙草に火をつけた。
ふと、目に入った楽譜を棚から取り出す。
眠りの森の美女のパヴァーヌ。
ピアノの前に座り、一音一音、確かめるようにすくい上げていく。
楽譜を前にして時にいつも感じている、高い壁。
けれども、こうして自分で乗り越えていくしかないのだ。
ひとつひとつ音を奏でながら、千秋は譜面にチェックを入れていく。
二つの主題の対比。
……美女と野獣の……自分とのだめみたいか?と、千秋は苦笑した。

294 名前:285[sage]:04/12/14 23:37:33 ID:exPrt4k1
■ヘタレ千秋6

「のだめピアノが好きなのだ」とごまかしてきた。
その思いの中から、のだめ自身への思いをわかっていたつもりで……混同したままでいたのだ。

のだめのピアノが好きな自分。
のだめ自身を好きな自分。

その結果が、昨日のあののだめの態度なのだ。
その、全く別の自分の思い。同時に別の表現をしながら、バランスをとる。
……それは難しいことだけれど。
千秋の指がなめらかに、けれども探るように、小節を進んでいく。
きりりと冷えたパリの朝に、心地よいピアノが響いていた。

ハートのネックレスはベッドのサイドテーブルの引き出しにしまわれ、どのタイミングで出番となるのか。
……それはまだ誰も知らない。

━━━━━━━━━━━おわり

295 名前:285[sage]:04/12/14 23:40:30 ID:exPrt4k1
以上です。

風呂でオナヌーでもさしたろかと思いましたが、思いとどまりましたw
流れ豚切りするみたいに投下してすみません。

では、次の作家さんドゾー

296 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/14 23:51:43 ID:Yq8C1BUL
285さん=226さんですか?
いいですね〜、千秋のモノローグ。
のだめへの恋心をあらためて自覚した点とか、それで悩んでる様子が伝わってきます。
個人的に、「舌をそっと差し入れたとき〜愛しいと思った」でキタ―――(゜∀゜)!!と思いました。
素晴らしい。萌えました。
先の小説では下を差し入れたわけですが…なんてオヤジギャグ言ってみたり…
おつかれさまでした。

297 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/15 00:33:41 ID:+VRtu/nX
エロが無くて少し残念でしたが
きゅんきゅんしました!

>296
不覚にも笑ってしまった…

298 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/15 00:41:05 ID:tq5yFrk1
エロ無いけどイイ(・∀・)!!
悶々とするチアキ、いいよいいよー。乙でした。
最近たくさん萌えSS読めて嬉しいなぁ。

そして296には私も思わず笑ってしまった。不覚。

299 名前:285[sage]:04/12/15 01:22:52 ID:uvfCQrm7
晩飯食べました。ゲフー

>296
あたりです。226=285でした。

千秋には大いに悩んでいただきたい、と思ってたので、エロ突入とそうでないのと
書きたいと思っていたのです。
でも、やっぱエロいのは書いてて楽しくて。勢いもあったし、先にできたのです。
今回、オナヌシーンを途中まで書いたものの、全体的に見て不要と思って消しました。
エロなくてすみません。
それはまたいずれ、投下させてください(お嫌でなければ)。

やっぱり、本誌がああいう展開になると妄想もどんどんふくらんできますよね。
千秋、ホントにどうするんだろ。あー楽しみだ。
でも、次号のあと2号分休みですよね?また悶々として過ごすのか……死にそうw

300 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:04/12/15 01:44:18 ID:fabBwvtK
285さんお疲れさま。晩ご飯遅いですね!
エロありは、ドキドキハァハァしながら拝見させていただきましたv
また、エロなしも原作そのもののようで、感動!はう〜んv

2号休載って本当に地獄ですよね!マジ禁断症状でそうです。
そのあいだ、ぜひ、また投下してくださいませ!
のだめ欠乏症人間に是非とも萌えれるSSを!



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